「発達障害は一生治らない」と決めつけず、試行錯誤する仲間の交流サイトです。ご自由にご活用ください!

できないことをできるようになる

さて、今日も成人の方の治った自慢から。

すみれさんです。
URLはこちら。
全文引用させていただきます。

私の治った自慢

 

※あくまで個人の感想です。レベルの話で恐縮ですが、私の治った報告します。

知的な遅れが見られなかったからか、学校はずっと普通学級でしたが、社会に出てから上手く仕事をこなせず(特に電話応対)、もしかして発達障害なのではと思い、様々な書籍やネットを見て回り、花風社様に辿り着きました。まずは発達障害、治るが勝ちを購入(この本は入門編と思っています)。それで生まれつきで治らないという先入観が消え、その後も芋本や

人間脳を育てる

などの本も購入したり、花風社様のTwitterアカウントフォローしてたくさんの情報を得たり栗本さんから金魚体操を直伝してもらったりしました。そして様々なサプリメントや身体アプローチを試してきました。サプリメントは主にネイチャーメイドのビタミンB6、亜鉛、身体アプローチとしては金魚体操や足裏でテニスボールを転がすといった形です。朝食にパンを控えるなどのグルテンオフもしました。
その結果といえるかは分かりませんが、苦手だった電話応対上達したと上司に誉められました。一般客を相手にしているのでどうしても態度が悪い相手がいることもありますが、感情を出さず落ち着いて対応できるようになりました。

やはり身体を整えると変われると実感しました。発達障害は生まれつきで一生治らないという話を聞いたことはありますが、あきらめずにネットで必死に探して良かったと思います。

発達障害→電話応対苦手→配慮してもらいましょう

が特別支援の発想。でもすみれさんは普通の教育を受けてきたからそういう発想にはならなかった。

電話応対苦手→治したい→発達障害かも→治したい→花風社

の発想。

でも巷には

電話応対苦手→発達障害→社会の理解ガー

に行く人もいるでしょ?

じゃあどっちが社会でのサバイバル能力があるかというと「できないことは、できるようになろう」という発想をする人なんですね。
上司が評価しているのが何よりの証拠。

すみれさんと同じように特別支援は受けず、社会に出て、そこで苦手と出会い

・克服しよう

という方向性に行く人と

・理解してもらおう

と依存に走る人がいる。

そして花風社クラスタが目指しているのは「できないことをできるようにする」という方向性ですね。だってその方が強いから。

そしてね、ここに大きく関わってくるのは「育ち」なんだそうです。
育ちのよさ。

別に経済的な環境うんぬんじゃないですよ。
どう育ったかによって、苦手に出会ったときの対応が違う。
つまり、親の育て方で頑張れる子になるか頑張れない子になるかは違ってくる。

次回の新刊『発達障害でも働けますか?』では、企業現場でのメンタルヘルスに携わってきた心理士の方が、その辺をものすごく率直に語ってくれます。
どう育てられたかは、職場で丸わかりだそうですよ。発達障害があってもなくても。

どうぞお楽しみに。

3 COMMENTS

シア

こんにちは。
「できないことができるようになる。」
何か、特別なことができるようになろう!と言うのではなくて、お仕事をするにあたって、最低限度必要なマナーや、最低限度要求される汎用スキル。
これは、誰だって持っていないと土俵に乗れないですよね。

返信する
浅見淳子

Keiさん、ようこそ。
今度の新刊は運命の別れ道になるかもしれません。
浮世離れした特別支援に育てられたお子たちが社会でどう評価されているか。
まあ明らかですよね。

返信する
Kei

発達に凸凹がある子を育てていると比較的いつも選択の機会があります。

常に楽な方、例えば…
したくない事は無理にしなくていい。
とか、
周りの人達に我慢をさせる。
とか、
頑張らせて二次障害になったら大変。
等々、親が先回りして目先の小石まで取り除いて子どもの頑張る機会を奪っているなぁ〜と思う事が多々あります。

小さい頃から
「子どもに選ばせる」
とか
「子どもに決めさせる」
をしてくると子ども自身が色んな事を自分で考えられる様になります。

自分で決めた事だと(結果も子ども自身に返るので)ちゃんと考えたり折り合いをつけたりが上手くなります。

そうやって働く様になった時に困らない大人になって欲しいと思っています。

(神経)発達障害だから〜〜できません。
なんて、一般社会では通用しません。
何を甘えた事を言っているの?
と、一蹴されます。

そんな大人にさせない為の今です。

急にではなく積み重ねです。
そこがわかっていない人が多い気がします。

もっと大きくなってから、
なんて悠長に構えていては手遅れになります。

愛着障害とか逆に無関心とか極端な親が多いとも感じています。

いつもの事ですが、今度の新刊も楽しみです♪

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