さて、今日はファル子さんのおうちの治った自慢から。
ファル子さんの息子さんは今ピカピカの大学一年生。
先日もお写真を拝見しましたが、屈託のないイケメンに育っていらっしゃいます。
中学から高校に進む際、特別支援の道を選ぶかどうか、ずいぶん見学とかも行かれたようです。
そしてそこで『発達障害は治りますか?』の出版時の炎上を見て、「花風社の方が正しそうだ」と判断し、本を読み、納得し、鹿児島に行かれたのが運命の分かれ道となりました。
ファル子さんの治った自慢を見てみましょう。
息子は0歳時に一度「おかあさんお腹が痛いの」と言えたきり話さない。
話を聞かない、話しても幼稚園時で1〜2語文。心療内科で受診しても
「話す能力はあります。でも本人が話す気にならないと話さない。でもそれがいつかわからない。そういう障害です。」
と言われて、話しかけとか色々しても普段3語文
(切羽詰まったりすると普通に話せる。)
生まれた時から沢山の絵本を用意していたのに読み聞かせも反応なしで積木代わりにされた絵本達…
読み書きちゃんと教えてできるのですが…
それなりに周り中が取り組んだので???
そのような中、伊敷病院で神田橋先生の診察を受けて処方された漢方薬を飲み始めたら程なくして吃りながら普通に話し出し始め、今では緊張したら少し吃りが出るくらいで普通に話せるようになりました。
本も普通に読むようになりました。
親から見た感じでは、各器官は正常だけどその間をつなぐ神経の伝達の不具合が解消された感じなんですね。
我が家以外にも同じような理由で会話が苦手な方がいらっしゃるかもしれません。
おそらくお母様としての「各器官は正常だけどその間をつなぐ神経の伝達の不具合」があるという観察が正しかったのですね。
そして神田橋先生はそれを見抜かれそれに沿った漢方を出された。
もちろん漢方が必要なのはずっとじゃないし、基本的にファル子さんちの脳みそラクラクセラピー的取り組みや、部活も勉強も頑張ったお子さん自身の努力が一番大きい。
でもそのきっかけとなったのが鹿児島体験だと言ってもいいかもしれない。
不勉強な人たちは「神田橋先生=発達障害に春ウコンをすすめる」という乱暴な解釈をして勝手にトンデモがっていますが、実際の神田橋先生の臨床はそんな荒いものではありません。
たとえば男性不妊の人がいたら即補中益気湯というような検索サイトみたいな荒い処方を神田橋先生はされない。それは凡医の発想。
おそらく漢方等に関する深い知識と、たくさんの臨床経験と、そして何よりも見立ての正しさで、ファル子さんのおうちにはある漢方を勧めたのでしょう。なんだか知りたい人は「我が家の治った自慢」コーナーをスクロールしていけばいいですよ。
ただしファル子さんのおっしゃるとおり、それはファル子さんの息子さんへの処方だということは注意しなくてはなりません。
私はこの漢方について、ツムラのサイトに行って見てみたけど、たしかに「各器官は正常だけれど神経の伝達に不具合」な人の神経をつなぎそうだなあ、と思いました。
ついでに補中益気湯を見てきて、「これ高タンパクでどうにかなりそうだなあ」とも思いました。だって精液はタンパク質だしね。藤川先生のブログのどこかにも男性不妊を治す方法は書いてあるらしいですよ、知らんけど。
まあともかく、「発達障害は春ウコンで治る」なんていう荒っぽいことは誰も言っていないわけです。支援はテーラーメイドだからね。
本を読みもせずそういうこと言っている、という情弱な人がデマ振りまいていたら気をつけてくださいね。
ところで、神田橋先生と言えば
先日みるさんがお手紙書いたそうです。
鹿児島行ったあと治ってしまったこと。
そしてねこプロのこと。
偶然陪席していた先生からの情報によると(先生の診察にはいつも陪席の先生たちがぎっしりです。どうやって治すか、治したい先生たちが学びに来ていらっしゃるのですね)
みるさんのお手紙を神田橋先生はとてもお喜びだったそうです。
そのみるさんに神田橋先生がどういう処方をしたか。
その頃のみるさんはまだトラウマが強く、漢方を出してもらいたくてあまちゃん県から鹿児島まで長旅をしたのですよ。東京経由の遠い道のりを旅した。地元ではプール利用するにもガイヘルつけろって言われている人なんですけど。
そしてたどりついた鹿児島の地でみるさんに処方されたのは漢方ではなかった。
「あらゆる薬、支援はいらない」という処方。
薬と支援を絶てば治る。
そしてその通りになりました。
みるさんは支援と薬を絶って健康になり、就労支援を通さなくても雇われる経験をし、高校生になり、ねこプロをやり遂げて全国から応援される存在になりました。
これからもどんどん発達していくことでしょう。
つまり、春ウコンを出さないで漢方を出されて、それを一時的に服用して治ってしまう人もいれば、「あなたには薬も支援もいらない」と見抜かれて治る人もいる。
私たちに必要な医療って、こういうレベルの医療であり
検索サイトみたいなレベルの医療はいらないんですよね。
藤川先生の本でも神田橋先生の本でも、私たちは出ると買うわけですが
検索サイトレベルの医療を提供している医療従事者には一生本を書くチャンスなど回ってこない。
学会のポスター発表が晴れ舞台だと思っているレベルの人たちとスーパードクターどっちを信じますかっていう話。
匿名でSNSで、実は無名の医療従事者に過ぎないと隠しながら吠えるしかない層っているんですよね。
でも高レベルの先生たちはどんどん本を出してくださる。
私たちはそこから学べばいいんです。
機会がある人、相当切羽詰まっている人は、実際にみていただけばいい。
それだけの話ですね。
知識と、そして家庭での実践。
これで相当治ります。
ファル子さんのおうちも、そのエビデンスですね。
漢方の一時的服用で、話が速くてよかったですね。
そしてそれを実現したのはファル子さんの行動力。
あのとき、炎上に躍らされて一歩も動かなかった人たちもいるでしょう。
治るが勝ち。
動くが勝ちです。
岩手の講座はだいぶ先じゃないですか~!しかも残念ながら岩手には栗本さん来ません。座学でたぶん途中から参加者も交えての対談でほかのすんばらしい方は来ますけど。
(なんかこの方も遠くからいらっしゃるけど、無茶なお願い引き受けていただき、ありがとうございます)
あ、そっか、あの先生、確かあまちゃん県の権威と同じ苗字でしたね。漢字は違うけど読み方は一緒。だから、あの苗字の人で発達障害関係者は要注意というルールができました。私の俺ルールです(笑笑)
一応、私もすべての支援者が意地悪で囲い込みをする人達ではないのは知っているので、ギョーカイ人たちにどんな事をされたかだけ書いておきます。
ひとことでいえば、Twitterの、いやがらせ自称医療従事者、病んでるお子さん本人、親みたいなのがわんさかいました。
数年にわたりいやがらせを受けていましたし、入院させられそうになったり、パワハラ、モラハラ、を受けていました。
一応、ギョーカイの言い分としては、
「複数の高校・支援学校を見学し、本人の意思でみんな特別支援学校を選んでる。そしてみんな特別支援学校に入学してよかったと思ってるしもちろんそれぞれにあった職場で働いて必要な支援を受けながら幸せな大人になっている人がほとんど。強制的に入れさせるような事はしない」
とのことですけど、じゃあ、なんですでに通信制高校、サポート校あったのにその話はしないの?っていう話になりますよね。
職場っていっても福祉就労だったりしますし、一般就労しても長続きしてる人は少なくて結局退職して福祉就労や引きこもる人もいますね。
「行動制限は仕方なくやっている。みんなは愛情をもって制限してるから感謝しなさい」
と呟いたり、実際言われた事もありますけど、行動制限に愛?はぁ?です。
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まぁひどい奴らでしたね。
支援ではなく、ただの足の引っ張り合いでした。いや、パワハラ、モラハラですね。
今の学校は発達障害の学生さん多いですけど、幸い、モラハラパワハラはされておりませんし、単位も支援なしだけど順調に取れておりますのでご安心を!
みるさん、ようこそ。
神田橋先生は「治った治った!」と喜んでいらしたそうですよ。よかったね。
先生のところにはいつでも患者さんがいっぱい。全国から飛行機に乗ってくる。九時に行くともう午前の受付終わりみたいですよ最近は。そして陪席の先生たちもいっぱい。
それでもその先生に対して地域での客集めすら苦戦して閑古鳥鳴いているクリニックの新米医師がえらそうに批判できる。匿名だからですね。匿名じゃなくなっちゃったけど笑笑。
でもネットがあるからこうやって仲間で集まれるのもたしか。
オンオフ両方集まるのが花風社クラスタの特徴ですね。
この秋も秋田、岩手とお会いできますね。