さて、最近お子さんの小さい方の治った自慢が多かったので、すでに働く大人になっている方の自慢をご紹介します。
しんくさんです。
しんくさんは花風社の長年の読者で、ひみつのお部屋のメンバーで、「10年かけて息子の知的障害を治した」とおっしゃるのでぜひ自慢しにきてくださいとお願いしたのです。
今は親も子も働く大人。お忙しい中通勤の途中、スマホでご投稿くださったようです。
杉山先生の複数の本に出てくる報告ですが、知的障害は先進国で統計上減っているそうです。
つまり先進国が持っているなんらかの属性が知的障害を減らしているということ。
つまり後天的に治るということです。
杉山先生はそれを早期教育の効果ではないかとおっしゃっていますね。療育ではなく教育。
神田橋先生はまた、ご意見が違うかもしれません。
けれどもしんくさんのおうちの取り組みは、
・早期教育
・脳みそラクラクセラピー
ではないかと思います。
しんくさんの治った自慢をきいてみましょう。
「我が家の知的が治った経緯概要」
息子は2才になっても一音「(馬なら)うー」しか話さず、4歳で1才半程度の知能と判定されました。
そこから毎日30分、しまじろうの通信教育を中心に親子で10年。
当時年中でしたが年少の教材からのスタートでした。
就学時診断では普通級の判定(感覚過敏があったので支援級は利用)
この通信教育を利用して母が教える自宅学習は、中学在学中まで。とにかくどんな日も毎日30分(だけ)。
長期休暇にもずっと続けていくことで遅れが徐々に埋まって、治っていきました。(中学の定期試験のときはさすがに1時間)
私はずっと働いていたため、親としてもそのくらいが限界でした。
(もちろん自宅学習の工夫、親の覚悟、ノウハウなどはあり、そこはまた後日にでも)
結果、中学入学時5教科170点くらいだった定期試験は、卒業時には350点超えに。
高校では本人が「もう勉強の仕方がわかったから」と自力で学習。
赤点をとるようなことがあったら、その時は母が教えるよ、との約束でしたが、赤点どころか高2で英検・漢検ともに準2級合格し、私の方が驚きました。
毎日30分(だけ)。
と言ったって働くお母様には大変なことだったはず。
一方で毎日30分、親子でがっつり向き合う時間がとれたわけですね。
それだけの関係性があったし作れた。
そして30分のお勉強のあとにはまた違うかかわり方ができたでしょう。
オンオフを親子で共有したことが想像できます。
中学入学時、5科目で170点はたしかに「お勉強大変なんだろうなあ」と思わせますが、それが350点に。
花風社クラスタによく見られる「どかん」ですね。
小学校のときにはなんとかついていけたけど、お勉強難しくなると危うくなる
という人も多いと思うのですがその逆だったわけです。
これは介入による効果と見なしていいでしょう。
そして、堂々と高校進学できる成績を取るようになったのですね。
少なくとも知的障害の範疇に入る成績では全くない。
そして「勉強の仕方がわかった」のが大きい。
高校では自ら勉強し、英検や漢検にも挑む。
この「挑んで受かる」という体験が自己肯定感を育てますよね。
現在は働く大人で、リア充の息子さん。
自分で栗本さんのところに予約を取り、出かけていくそうです。
親御さんは一切タッチしないでいい。息子さんと栗本さんの間でアポを取り出かけていく。
そうやって「働く人間としてのコンディションづくり」を自力で(費用も時間も自分もちで)やってくれる。
こうなると親御さんは自分の人生を追求できます。
栗本さんは息子さんをみていますが「終わるとさっと帰られます」と言います。
鉄道が大好きなのですね。そして小田原付近では珍しい電車にいっぱい乗れます。
栗本さん目当てなのか、鉄道目当てなのかわかりませんが、そうやって小田原通いも楽しみ+コンディショニングに取り入れている充実した社会人生活。
年に何回かは自分で計画を立て旅行に出かけるそうです。
親子で毎日積み重ねた30分のお勉強が見事に実っていますね。
しんくさん、お忙しいとは存じますが
家庭学習のコツをまた自慢しに来ていただければと思います。
これから家庭学習に取り組むクラスタの方、多いようです。
よろしくお願いいたします!
しんくです。
少し前に書き込んだものでしたので、違うしんくさんがいるのかと思いました(笑)
今学童期のお子さんをもつママにお伝えできることはいろいろあるように思います。
興味を持ってくださる人がいるようでしたらちょっとずつ治った自慢に書いていきますね。
しんくさん
ありがとうこざいます。
後輩ママたち、とても勇気づけられているようです。
是非続編をお願いいたします!
しんくさん。
はじめまして‥ですかね?
浅見さんから兼兼うかがっており、今回、親子で治した話が聞けて、良かったです。楽しみが増えましたし、私もしんくさんのご子息の後に続けるように修行頑張ります。
私もこれから藤家さんみたいな大人になれたら、パパママの立場になるかもしれません。知的障害の子どもとご縁があるかもしれないので、、ぜひ今後もしんくさんが子どもとともに治した話、聞きたいです。
今回、お話を聞くことができて本当に良かったです。今後も楽しみにしております。