「発達障害は一生治らない」と決めつけず、試行錯誤する仲間の交流サイトです。ご自由にご活用ください!

地域格差をなくそう

さて、アルパカ家のように2年でDQが50上がり障害域→健常域になったり
たらこ家のように3歳半で身体的知的の遅れを指摘され偏食もひどかったお子さんが12歳時点ではもりもり食べるようになり思い通りの進学を遂げたり

っていう結果は「支援の力」がもたらしたものではありません。支援も利用したでしょうけど。
むしろ支援者の言うことを丸呑みにせず、「ありのままでいいんだよ」に耳を貸さず、家庭で信念を持った子育てをしてこそ子どもたちはめざましく発達していっているのが現実です。

OO群(Optical Outcome=診断基準を外れていく群)。アメリカでの現時点での研究成果によると最大25パーセントしかいないそうですが花風社周辺ではたくさんいます。その特徴はまず、家庭での衣食住をていねいにみていることです。

そして、昨日のてらっこ塾大久保悠さんのブログを見て大笑いしました。

「私の地域は遅れています」のそのあと
https://terakkojyuku.blogspot.com/2019/06/blog-post_27.html?spref=tw&m=1

そもそも家庭での発達援助を後押ししている大久保さんが北海道から九州に呼ばれる時点で、地域の支援に親御さんたちが満足していないのがよくわかりますね。
そしてどうやら、遅れているとされている地域では発達障害者支援法の「落ち武者」たちが出っ張っていて、この10年、実効性がないと証明されきっている支援を今展開しようとしているのだとか。

「生まれつきの脳機能障害だから一生治らない」「ありのままでいいんだよ」「頑張らせてはいけません」「社会の理解ガー」

こういう「当事者保護者側は頑張らなくても社会に理解してもらえばいい」路線が展開された結果、グレーだった子たちが黒くなり、アインシュタインやエジソンどころか知的には健常域のお子たちが作業所に向かうバスに揺られているのは周知の事実。
味噌ぴさんのおうちのようにそこから抜け出すには支援者を振り切らないといけないのです(味噌ぴさんちの治りっぷりについては「我が家の治った自慢」をみてくださいね)。

そのあたりを指摘した本としては「治さない医療、伸ばさない療育、アリバイ的特別支援教育に飼い殺しの成人支援」と本当のことを言ってしまった悪名高い?『発達障害、治るが勝ち!』もあれば、

電子書籍オリジナルで『発達障害者支援法は誰を救ったか?』もあります。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07DL15BH1
この電子書籍では、発達障害者支援法でトクをしたのは当事者でも保護者でもないっていうことを指摘しています。

だって当事者保護者はむしろ、支援という名のもとに能力を削がれたのですから。

「私の地域は遅れています」っていう地域の方たちの前に今、かつての落ち武者がやってきて「かつて先進地域で支援していました」とどや顔しているそうですが、落ち武者とは大久保さん表現が柔らかい。私に言わせれば、彼らは戦犯ですね。本当は健常者として生きる選択肢があったはずの人に障害者としての人生を押しつけた戦犯。

そして大久保さんの貴重なご意見。

=====
私は思うのです、地域の支援が、療育が遅れているのではなく、すでに親御さんの意識、情報量、考えが、既存の支援を超えているということ。
親御さんの真剣な想い、願いに応えられるくらいのもの、希望を叶えてくれるようなものはないのです。
=====
これからの時代、「満足する療育」なんていうのはあり得ないと思います。
あったとしても、その子の部分的に役に立つ、効果があるだけであって、根本から発達させるような、課題を解決するような、長年に渡って受ける必要があるようなものは、自分ちの近くにできないし、そもそもそんなものは存在しません。
やっぱり発達は、家庭で、子育てで、遊びの中で育まれるもの。
どうしても基本は、家庭であり、家族なのです。
=====

そうなのです。
すでに既存の支援に飽き足らない家庭が増えている。
その人たちが大久保さんを呼んだりしている。
そして、それこそが地域格差をなくしていくと思うのです。

地域の支援は実際に実効力がたいしてありません。
制度は利用しても、支援は利用しなかったこよりさんのおうちが大正解。
それより、家庭が大事。
そして家庭での発達援助を大事にすれば、地域格差なんてどうでもよくなるのですよね。

花風社は地域格差をなくしたい。
でもそれは「どこどこが進んでいる」「どこどこが遅れている」と指摘することによってではない。
大久保さんも指摘しているとおり、かつての「先進地域」は惨憺たる状況です。障害者でないはずの子たちが障害者にされただけ。それが今後、8050問題として噴出してくるでしょう。

発達援助を家庭で行う。
家庭主体にする。
それが地域格差をなくす近道です。
花風社はそのために、次の計画を練っています。

1 COMMENT

大久保 悠

「うちの地域遅れていて」と言うだけで、行動できていない人は、ただの言い訳をしているだけだと捉えています。

「あなたの地域は閉ざされた場所なのですか?」
「外に出るには、関所があるのですか?」
江戸時代じゃあるまいし、日本全国、行こうと思えば、一日で行けるし、スマホを開けば、全世界の情報にアクセスもできる。

ですから私は、地域の問題ではなく、その個人の問題だと思っています。
結局、行動に移せる身体が育っているかどうか、日頃から身体が整っているかどうか。
厳しいことかもしれませんが、住んでいる地域の資源、療育、支援者のレベルの問題ではなく、親御さんの姿勢の問題。
療育機関が近所にない場所もあるかもしれませんが、ほとんどの場合、親という、家庭という発達するための環境は、子どもの目の前にあるはずです。

「療育が遅れているから」「良い機関がないから」ではなく、「家庭を、この子が伸びやかに育つ場にしよう!」という心意気が大事だと思います。

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