さて、本日はボリンゴさんの治った自慢から。
有り難いことに治ったことが多すぎて整理しきれないので、いくつかに分けてまとまったものから投稿します。
まずは感覚過敏と睡眠のことについて。
花風社さんに出会う前に一番悩んでいたのは子どもたちの睡眠に関してでした。
特に当時5歳の娘は1時間に1度叫ぶように泣く夜驚症があり、漢方で抑えていましたがアレルギーから飲めなくなり、連日の寝不足で私も主人も限界でした。
それから花風社さんの本に出会い、金魚体操を実践。初めて3日ほどで徐々に回数が少なくなり、1週間ほどでほぼなくなりました。
1ヶ月の内に栗本さんと神田橋先生の所にも伺い、春ウコンやB6、泌尿器が弱いとの指摘でひねる動作も取り入れました。
今では春ウコンは必要なくなり、金魚体操しない日があっても後戻りしません。
それに伴い、毎日あった癇癪も激減。月に何度かあるだけに。今はほぼありません。
息子の睡眠障害は少し長くかかりました。その代わり先に1ヶ月程で大きい音で泣いたり、耳ふさぎすることがなくなりました。
またザ自閉っ子で自分の世界にこもり、周りに興味を示さなかった息子が家族に愛着を見せるようになり、双方向のコミュニケーションが取れるようになりました。
睡眠は少しずーつ改善してましたがまだまだ不安定だったところ、栄養療法(プロテイン・ATPセット・ナイアシンなど)でかなり改善してきて、最後マグネシウムをしっかりとるようにしたら安定しました。今は9〜10時に寝て6時半頃起きます。
マグネシウムは緊張を緩和する作用があるのですが、体質的に取り込みにくい人もいるので、息子もそのタイプかと思います。なので充分量取ることで効きました。
身体アプローチは状態により様々やっていますが、金魚体操とホットタオルはコンスタントにやっています。
治りやすいところから治っていった印象です。
また他のこともまとまりましたら投稿しますね!
夜驚症については、今読んでいる『自閉症革命』にも書いてあります。自閉症の方にはよく見られる症状のようですね。睡眠の質は日中活動、学習能力だけではなく免疫機能にも影響を与えるということですから、金魚で治ってよかったですね。
ちなみにボリンゴさんの金魚、私ナマで拝見したことあるんですけど、すごく上手なんですよ。毎晩毎晩ご家族にやってあげているから、金魚名人なんです!
そして神田橋先生のところではウコンとB6。栗本さんには泌尿器系の体操を勧められ、それによってぐんぐん発達した、と。なるほど。泌尿器系が整うと怖がりでなくなりますよね。怖いものが減ると脳に余裕ができて人とのコミュニケーションの方に向く感じです。
そしてそうなのですよね。春ウコンはのんでいる人自身や観察している親御さんが「もういらない」ってわかる。そして神田橋先生は「そんなものだ。いらなくなったらのまなくていい」と教えてくださる。だから中毒が起きない。一方で神田橋先生にみてもらわないでのんでいた人でもある程度治ると自然にとらなくなる。そして気がついて見るとお酒が強くなっていたりする(笑)。おそらく肝臓が強くなったんでしょうね。ウコンの作用についての研究は、yasuさんが昨日「診察室ではあまり聴けない医療情報」のお部屋に貼ってくださったから興味のある方は見に行くといいですよ。日本語です。ちゃんとした研究者が研究を進めているんですね。
そして身体アプローチは、やめてもさぼっても後戻りしない。なぜなら慢性の不具合を解消しているからだと思うのです。
ところがそれに引き換え向精神薬を選ぶと、のみ続けなければいけないのですよね。
それがなぜかをはっきり教えてくれるのが、新刊『断薬の決意』です
。
そもそもあれほど安定している藤家さんがなぜ向精神薬をのみつづけなければいけないかの方が謎だったのですが、本を書いてもらって、中断症状というものがこれほど大変なのかとびっくりしました。藤家さんとはお付き合い長いですから、かつての心身ともに弱かった時代を知っているし、とにかくしょっちゅう体調不良を起こしていた時期も知っています。そして今思うと「あれも薬だったんだ、これも薬だったんだ」という感じです。
藤家さんは今回「本当の健康体」を目指して断薬を決意したわけですが、この本を読めばわかるとおり、断薬を実現するには本人の根性が相当大事。あと知性も大事。なぜならこれほど強い中断症状に耐えるには、その先に何が待っているか理屈で理解しないと難しいだろうから。つまり、知的障害のお子さんに投薬を始めるということは、一生投与し続ける覚悟をしないといけない、ということです。たとえ断薬した方がいい場合でも、知的障害があると理屈で中断の苦しみを乗り越えるのが大変だろうと思います。
いや、案外身体の賢い方ならなんなく乗り切るかもしれないけど、普通は知的障害がない方が減薬・断薬には有利なのではないでしょうかね。
藤家さんが乗り切ったのは主治医の指導、本人の頑張り、家族の支え、周りの支え、そして藤家さんが断薬するだけの身体づくりをコンディショニングと栄養療法でやっていたからですね。食を変えた。それが減薬・断薬を可能にした。
そして今、藤家さんは心から思っているのです。
「小さなお子さんへの投薬治療を考えている親御さんがいたら、安易に決定を下さないでほしいと思う。
投薬は最終手段だ。
その手前でできることは、今の時代、たくさんある。」
そのためにこの本を書いてくれました。
本日より一般書店でも買えるようになります。
先んじて直販で買ってくださった方々が、ブログを書いてくださっています。
「向精神薬が増えるのは何故か、やめたい人が多くても実現しないのは何故か。減薬すら難しいのは何故か。
この本を読むと、その理由がよくわかります。
処方するお医者さんたちにも読んでいただきたい」
https://blog.goo.ne.jp/hitujiga-ippiki-hitorigoto/e/75442f0776c6f2a5cffba9fed2eb755c
「精神薬を減らすこと。
いつかは断薬すること。
たいていの人には未知の世界です。
それがいかに難しいか…
だからこそ、服薬開始については慎重になるべきです。」
今は学校教師も安易に服薬を勧めたりするらしいですが
それは本人の身体にどれだけ負担がかかっているか知らないからでしょう。
無知から服薬を勧める学校教師には、そっとこの一冊を渡してあげてください。
そしてお医者さんたちも、自分たちが患者に何をしようとしているのか、本当に知りたいのなら読んでもらいたいものですね。
通級教室の面談でのこと。「下校時の学活の時間が苦しそうだ」、との話がありました。色々な連絡や報告があるらしいんですが、娘は一刻も早く帰りたいらしく色々文句を言うらしい。どうやらそれを問題視しているらしく、「本人が辛いのであれば服薬も一つの手段だと思います」と来た。
想定外の発言だったので、取りあえずどのような薬を考えてるのか聞いてみた。返ってきた答えが、「それは専門医が決めることです」。更に、服薬以外の手段は考慮したのか、(通級教室で手に負えないのであれば)臨床心理士へ相談したかと聞いたら、そういう方法も採れるので2学期にやってみますかという回答。いやあ「安易に服薬を勧める」というレベルにも達していないんで、「断薬の決意」をプレゼントしても宝の持ち腐れでしょうね。大丈夫かな、この先生(^^;
娘に早く帰りたい理由を聞いたら、「学童に一刻も早く行ってマンガが読みたいから。遅く行くと略奪戦になる」だって(爆笑)。一昔前だったら先生が理由を突き止めてゴラァそんなことで我侭言うなとか一発怒って終わりだったような類の話ですよね。通級とかスクールカウンセラーとか、色々と制度は整ってきてますけどその流れに乗せることで問題をやたらと複雑にしている感じがありますね。
yasuさん、面白いですねー。是非、売られた喧嘩は買ってください。それにしてもお嬢様にはシンパシーを感じます。スジが通ってますよね。ただ定型発達の子はそこで文句言う代わりに非言語コミュニケーションを駆使するのかも。
それにしても教師が打たれ弱い。その打たれ弱さのせいで服薬迫られたらたまったもんではないですね。それもこれも服薬の実態を知らないからでしょう。「断薬の決意」が宝のもちぐされだとしても、yasuさんがここでなんらかのアクションを起こすことはこれから何人ものお子さんを救うかもしれません。
ありがとうございます、もちろんこのままでは済ませません。
凡ではなくて危険だから(笑)