さて「知的障害は治りますか?」を読みながら愛甲さんの過去の本を読み返していますが
幾多の人を癒やしてきた本「愛着障害は治りますか?」を読み直して、つくづく、つくづく、すごい本だと思います。
愛着障害は「誰のせいでもない」こと。
大人になっても治ること。
を教えてくれるのはもちろんなのですが
愛着障害も「愛着関係の発達のヌケ」ととらえ、どの段階からやり直せばいいか腑に落ちるのがいいですね。そしてそこからやり直すと一気に治るのは発達障害と同じ。
この本に教えてもらった大事なことの一つが「退行」の大事さで
あれから私は自然の中によく出かけていくようになり
それがとってもよい効果をもたらしていると思います。
そして障害があってもなくても仕事ができる人は積極的に「退行」の機会をもうけていることに気づきます。
花風社クラスタの皆さんが夏、親子で夢中になって遊んだこと。
あれも退行です。
そして発達と愛着関係が促されたから
誰も登校拒否をしていない。
あと、この本を読むと
従来愛着障害と関連付けられてこなかった事象
・他人の顔色を伺ってしまう
・権威に流される
・ノーが言えない
・自分なりの考えで突き進めない
みたいな苦しさが愛着関係の発達のヌケに由来するものだとわかります。
それと、支援者側に愛着障害が多いのはなぜか?
がわかります。
ゆえに治したい人は支援者側との距離の取り方が大事なこと
もわかります。
とっくに愛読書ですけど?
っていう方も多いと思うのですが
何かに突き当たったとき(も突き当たらないときも)
時々この本を読み返すといいです。
時間のある週末はいいですね。
持ってないけどすぐ読みたい方はKindleストアに行ってみてね。
自分にはまだできる修行がある
って教えてくれる本ですよ。