講座が終わって、栗本さんとしばしの別れ。
あとで店で会おうね、ということでねこ母さんと一緒に折からやっていたイベント「焼酎ストリート」へ。
離島も含む鹿児島県全域から焼酎が来ています。
500円の券を買うとそれが5杯飲めるのです。
しかもこの日、ライブが中孝介なのです。
私が鹿児島にいる日に焼酎イベントでライブが中孝介。
運命としか思えません。
「5杯飲めるのか~。そんなに飲めないかもね」
「でも500円は安いから余らせてもいいね。買っておこう」
ということでねこ母さんと一組ずつ券を買いました。
ねこ母さんがきびなごの塩焼きを買ってくれました。
美味しい。
きびなごはこうやっても美味しいですね。
これも私にとっては九州の味です。
唐揚げコーナーにも並びました。
揚げたてでほくほく、美味しかったです。
そして中孝介のライブが始まります。
普段東京フォーラムとかで見るより全然近いです。
奄美出身の「世界で一番優しい声」の持ち主。でもかなり激しい筋トレクラスタなんですよね。そのミスマッチがよいです。
司会者によると録音録画撮影禁止とのこと。
「そうでしょ。吉本所属になったしね」とシマ唄オタク知識を披露する私。
「へ~そうなんだ」とねこ母さん。
短いライブの締めくくりは「花」でした。
花のように 花のように
ただ風に揺れるだけのわが生命
人と人、また人と人
紡ぐ時代に身を任せ
それぞれの実が撓わなればと
私が「花風社」という名前をつけたとき、思い描いた花は桜ではありませんでした。
そのとき南の島に行ったこともなかったのに
初めて沖縄に行ったのも仕事だったし、初めてタイに行ったのは2000年。会社を作ったあとでした。
なのに、私が社名をつけるとき思い描いたのは、ハイビスカスとかブーゲンビリアとか、そういう花だったのです。不思議なものです。
名曲が終わり、私たちは店に向かいます。
栗本さんとあと一組のご夫婦。
やはり九州某県で花風社を応援してくださっている奥様。旦那様もご一緒でした。
奥様の方とはもう何度もお目にかかったことがありますが、旦那様とは初対面。
お酒がお好きとお見受けいたしましたので(おまゆう)、残ってた焼酎券をもらっていただきました。
ねこ母さんが2枚、私は1枚、余らせていました。
このご夫婦ももちろん、凸凹さんの親御さんです。
そしてなぜこれほど花風社の応援者が方々にいるか。
それは、治るからです。
それまでも医療や福祉につながり、でも治らなかった。
それが神田橋先生、愛甲さん、栗本さんなどの知見で変わっていった。
だから応援してくださるのです。
平成八年に花風社を作ったときには考えもしなかった「発達障害」という路線。しかも「発達障害を治す」という路線。
紡ぐ時代に身を任せていたら、そこに私はたどりつきました。
最初は「社会の理解がー」をやっていた。ギョーカイとも仲良く。
でも途中から、どうしてもそれが社会のために正しいことだとは思えなくなってきた。
紡ぐ時代に身を任せ
ていたら私には「治そう! 発達障害」という道が見えてきたのです。
最初はたった一人でそこを歩き始めた。
なぜなら正しい道だから。私にとっては正しい道はこれしかなかったから。
そこに愛甲さんが来て、神田橋先生が来て、栗本さんが来て。
そしてその間にもずっと仲間だった藤家さんが治っていって。
それを見て集まってくれた人たち。
その一つがここ「どっとこむ」であり、鹿児島のような講座であり、饗宴なのです。
花風社のやっていることを否定する、ということは、こうやって喜んで、自分の意思で集う人々の自由を否定すること。
それが「ありのままの真実」です。
自分が誰かの自由を否定しているという責任から無意識に逃れたい人は、それが直視できないようですが。
否定する人たちの活動場所は匿名のネット上一択。
しかも匿名で無責任に発言できるところ一択。
それに対し味方はネットで、リアルで、地域の中で、様々な場所で動いてくれています。「治りたい」気持ちを潜在的に持つ人たちに情報を届けてくれています。それは、私のためではありません。栗本さんのためでもありません。
子どもたちの未来のためです。
そして、この国の未来のためです。
自分たちが治った。
それで満足する人もいるでしょう。
でもこの喜びをさらに誰かにお裾分けしたいと思う気高い心の持ち主もいるのです。
「発達障害、治るが勝ち!」というとき
勝つのは「社会全体」なのです。
なぜなら治った人が増えるとき、社会はよりよい場所になるからです。
よりたくさんの人が自由を手に入れられるからです。
紡ぐ時代に身を任せ
それぞれの実が撓わなればと。
楽しくおしゃべりして饗宴は続きます。
鳥刺しとか美味しいものを食べていたのに、また味覚が子どもの栗本さんがポテトフライを食べたいと言い出しました。
ポテトフライがきたので「ポテトフライと栗本さん」の定番写真を撮りました。
iPhoneの中にいっぱいこの「ポテトフライと栗本さん」の写真が入ってていやです。
でも全国推定800万人の栗本ファンは見たいかもしれないので、栗本さんの許可を取りFBにアップしました。アップして削除してしまおう。
中孝介さんは撮影禁止でしたが、栗本さんには事務所の縛りはありません(今のところ)。
でもここにはアップしません。
許可を得ていないし、第一そんなに見たい人も多くないと思いますし。
翌日、栗本さんはまず鹿児島で個人指導、そして宮崎に向かうそうです。
宮崎では100人規模の講座が行われるそうです。
それだけ「治りたい・治したい」「なんとかしたい」人が多いのです。
そして「これは素晴らしい」と手応えを感じている各地の方たちが、会を主催してくださっているのです。
読者自らが主催してくださっている会がとても多いのが花風社関連講座の特徴です。
宮崎にもすでに本を送ってあります。
私が行かなくても本は行く。
また初めて花風社の本を買ってくださる方もいらっしゃるでしょう。
こうやって広がっていきます。
治りたい、治したい人の輪が広がっていきます。
私は美味しいお酒とおつまみを堪能したあと、ねこ母さんに送っていただきホテルに戻りました。
今日もまた、楽しかった~。
続く
ねこ母さん、栗本さん、浅見さん、講座と饗宴では大変お世話になりました。
地元の素材で作られたお料理もお酒もどれも美味しく、皆さんのお話しの見聞の広さにただ聞き入るばかりでしたが、とても楽しかったです。
ですが、せっかくいただいたチケットですが、すみません、やはり翌日の予定に間に合いそうになく泣く泣く鹿児島を後にしました。
帰宅後、留守番してくれていた長男が「野郎二人でメシに行ったけど、(普段は待っている間ゲームしている弟と)久しぶりにたくさん食ってたくさん話して楽しかったよ」とか、同じく友達と旅行に行っていた娘のお土産と「とってもいい所だったよ!今度みんなで行こうよ!」のお土産話に花が咲きました。
こうやって二人で泊まりがけで出かけたり、私一人で県外の講座に自由に参加できる日が来るなんて、以前の自分では考えられませんでした。
花風社の本に出会い「生涯に渡る支援ギョーカイ」に見切りを付けることができたからです。
目の前の子どものためではなく、自分のために通っていたことがわかりとっても恥ずかしかった。私が変わらなければいけないと覚悟をして子どもと向き合い、現在があります。
高いお金を払わなくても、わざわざ時間をかけて療育に通わなくても、自宅で自分で親子で楽しくできることがあるんですよ!を伝えること。
これからも試行錯誤しながら、未来のためにできることを続けていこうと思います。
ともやんさん、お世話になりました!
そういえば、ご夫婦お二人で他県に出かけられる。
それも治ったからですよね!
子どもが治ると親も自由になる。
しかもお金もかからず家でできることで治っていく。
それを地元で伝えてくださりありがとうございます。
今後とも花風社の本をよろしくお願いいたします。
旦那様ともまたお酒が飲みたいです。よろしくお伝えくださいませ!
ともやんさん、ご夫婦で鹿児島の講座来てくださってありがとうございます。楽しい宴、良い飲みっぷり!次は焼酎が更に楽しめるお店にご案内します!
「誰のために講座に来ているか」「誰のために治したいのか」にハッ!とさせてくれるのも栗本さんの講座ですよね。だからお子さんたちがラクになっていくし、親御さんも外野に何か言われてもブレなくなるのだと思います。
私もそちらの講座でお目にかかれる日が来るといいな( ◠‿◠ )またどこかでお会いしましょうね!
ねこ母さん、素敵な会を開いていただいた上に私のオタク趣味に付き合っていただきありがとうございました!
治りたい、治ってほしい人は全国津々浦々にいらっしゃるんですよね。そしてねこ母さんのような地域で広めてくださる賛同者がなぜ出てくるかというと、やはり治った方が社会のため、と思っているから。純粋に赤心。その前にスマホぱちぱちしているだけの人がかなうわけありません。
どっかのポスドクの坊やがネットのみでのアンチ活動に限界を感じているようですので貼っておきますね。
あと一回でこの連載を終えます。またねこ母さんのお名前は登場すると思います。よろしくお願いいたします。
「素人では太刀打ちできません」に珈琲吹いてしまいました。私たち素人ですよね?ただ、治りたい人には治る方法あるよ、と言ってる素人。
頼りになるありのままを認めてくれる玄人=医者、療育、医療関係者がいるんだったら、何にも心配しなくていいのに。
初生中孝介さんの声の素晴らしさ圧倒されました。そして浅見さんから中孝介さんの所属事務所その他情報がでたとき、コアなファンだ!違う!と思いました。
毎年栗本さんの講座開催していたら今年は「チラシを知り合いに配ります」とお力を貸してくださる方がいらっしゃいました。
そして、ブログでも書いたように「治るってことを鹿児島でも知って欲しい」という声や「学校の担任に今日やったこと、チラシと本持って知らせてきます!」との声もいただきました。こうやって、治るということを知って、体験して「これだ!」と思った方々が草の根のように鹿児島の地域のあちこちで種を撒いてくださっています。
そうでなければ4年も、一個人が主催で講座など開催し続けることはできません。
Twitter住民のアンチの方々には、こういう現実の社会で人の思いが動くことを実感できないかもしれないですね。