開かれるかどうかも不確かな会でした。
というか、私がそう思っていただけかもしれませんが。
この会の企画が持ち上がったのはプレコロナ時代ですが、会場を抑え、主催者を見つけ(そのあたりの経緯はそのうちたにしさんが書いてくださると思います)、それからコロナ禍。緊急事態宣言に突入しました。県をまたぐ移動に自粛要請(形容矛盾な言葉です実に)が出ました。
四国の中でも三県は知事がコロナ脳らしい。
徳島なんか大真面目に「県内在住者です」とかいうプレート売っているらしい。
もっともその中でも廣木家は堂々と大阪ナンバーでGoToしてきてなんのいやな思いもしなかったようですが。
けれども四国の他の県に比して、香川県は知事さんが速やかに各施設を開け、来るなとか行くなとか言わない方のようでした。
そして現地でご尽力いただいた花風社読者のたにしさんからも、たにしさんのつないでくださった主催者さんからも、「予定通り開きます」というお知らせをいただいていました。
そしてなんと、満員御礼のお知らせ。
しかもその後も申し込みは続き、キャンセル待ち希望者が多く、ついには満員札止めのお知らせ。
鹿児島講演を乗り切った私は、次週は高松へ。順調そのものに思えました。
が、台風14号が。
いくら報道を見ても、いったいどこにいるのかわからない不思議な台風でした。
一つ救いだったのは私の講演が現地で録画され後日配信ということ。
そして栗本さんが前日に個人指導を行うため前々日に陸路で高松入りする予定だったことです。
私は最悪の想定として、zoomでも大丈夫。栗本さんが確実に着けそうなので安心。
とは思いつつも、やはりこのコロナ禍の中でキャンセル待ちのお客様まで出ていること
テレビや新聞の取材も入ること、を思うとなんとか行きたいなあと考えていました。
全日空から連絡が来ます。当日飛ばない恐れもあると。振替は無料ということ。
「一日早く入れば確実ではないか」と思いましたが、宿泊が増える場合は自己手配とのこと。
私は検索し、泊まる予定だった宿は前の日も空いていること、GoToが使えることを知りました。地域共通クーポンに併せて宿独自のクーポンももらえるとのこと。
早速手配し、宿に電話をかけて、三泊同じ部屋にしてもらえるようお願いしました。
そして9日金曜日。
午前中の用事を済ませ、地元駅ビルへ。
衣替え前に急遽寒くなったので、長袖のインナーとシウマイを買って来ました。
シウマイは皆さんへのお土産です。
夕方羽田へ。
まだ飛ぶかどうかわからないので保安検査場も通れず、ラウンジも入れず、ということだったので外のカフェで時間を潰しました。
「条件付きで飛ぶ」ということになり、搭乗手続きを取ります。悪天候の場合には伊丹に下りるか羽田に戻ります。はいはい。大阪に降りちゃったらまたそこからGoTo探せば良い。でもその時点で伊丹便の状況を見ると順調。高松から入ってくる情報によると高松はほぼ無風。というわけで行けるだろうと思いました。
高松は近かったです。
どのように近いかというと、北陸的な近さ。
ほんのちょっとしか水平飛行しない感じ。
「現在名古屋付近上空です。まもなく降下を始めます」というアナウンスが入り「もう降りるんかい!」と心の中で突っ込みました。
初めて降り立った高松空港にはうどんベンチが。
ここで主催者さんのお迎えを待ちました。
思ったほどひどくはない雨の中、お迎えに来てくださいました。
そしてホテルに送っていただく間にお話を。
今度の主催者は、たにしさんが信頼している方です。ですから私たちと考えが似ている事業所さんなのだろうと思いましたが、やはりたとえ障害があっても教えるべき事は教えるという方針の所長さんのもと、運営されていることがよくわかりました。
そして、講師が二人無事到着し、皆さんが安堵したということで、やっぱり一日早く出てきてよかったなあと思いました。
ホテルに着き、早速ホテル独自のクーポンでビールと水とハーフボトルの赤ワインを買いました。
そして持ってきたシウマイ弁当のディナーを食べました。
初めての街で台風かもしれない。外に出られないことを想定してお土産と一緒に買っておいたのです。
翌朝。雨は上がっていました。
私は海沿いをお散歩。
瀬戸内海だ。
本当に内海だ。
島がたくさん。
驚くほど近くに見える。
高松は形が面白い山や島が見える街でした。
新鮮な海辺の空気を胸いっぱい吸い込み、私は「このお散歩が一日早く来たご褒美だなあ」と思いました。
続く