「発達障害は一生治らない」と決めつけず、試行錯誤する仲間の交流サイトです。ご自由にご活用ください!

我が家の治った自慢

発達障害の診断がついたり、グレーゾーンと疑われたお子さんだけど

・こんな風に治ったよ
・こんなことしたら治ったよ

というエピソードをどんどんお寄せください!

1,111 COMMENTS

智ママ

私が食べているもの、飲んでいるもの、全てをいったん欲しがってみる、猿の仲間であるヒト科の息子は、徐々にではありますが、進歩しています。

猿族としては、食べている最中のものを、子どもから少し取られても怒らないのが最大の愛情表現なのだそうですが、私もチンパンジーの仲間よろしく、息子にお茶やジュースを取られても、ご飯を取られても、ある程度は、黙って試させています。
(抹茶・濁り茶だけは、医師の指導上、コップ半分までしかあげません。)

フランスパンを買ってきてちぎりながらムシャムシャしていると「僕も欲しい」と息子が手を伸ばしてきました。わざと大きめにちぎって渡すと、「うーん!うーん!」と言いながら、必死にちぎろうとしてフランスパンを半分以上潰してしまっていました。

「パンは、横にちぎるのもいいけど、縦にちぎろうね」と教えながら、「ハトの餌やりみたいだねー」と言いながら小さめに縦に裂いたフランスパンを並べると「デデ、ポーポー。デデ、ポーポー」と、その場でキジバトのマネをして食べていました。
即座にイメージを口にしてハトになりきるとは思っていなかったので、驚きました。
以前なら、3タイミングほどの間があって、なりきっていたのが、その場でパッと役にのっているので、頭の回転は以前より速くなっているようです。

脳室拡大もあり、指先に力が入りにくいのは相変わらずですが、諦めずにコツコツ練習していった結果、一度開封してあるペットボトルのキャップは、自力で緩めてコップに注いで飲むことができるようになり、それとともに、冷蔵庫のドアを開けることもできるようになりました。腕の力と握力で、指先の力の弱さをカバーしているようです。

フランスパンは半分近くが潰れてしまいましたが、指先の力加減を調整するためにはいい材料になったので、面白いなと思ったことでした。

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智ママ

一昨日、連休のあとの登校日でした。
「おかあさん、僕、(お家で)ドリルいっぱいするから、小学校休んでもいい?」
ランドセルを背負って道を歩いていた息子が、足を止めてききました。
休むための条件提示しての交渉に、母親は驚きましたが、この日は用事があったので、一昨日は小学校に登校させました。
「(小)学校、おもしろくなーい」
「プリント、やりたくなーい」
「いきたくなーい、お家がいーい」
との主張に、よほど同じことばかりさせられて進歩がないので、つまらないのかな?と思いましたが、毎日、小学校を休んで在宅させても、勉強の進度は上がりますが、それ以外の勉強は全くはかどらないので、今回は小学校に行ってもらいました。

担任の先生は、報告を受けると顔色を変えて、まっさきに息子を呼んで座らせて問いただしていましたが、うまく答えることができない息子は、もじもじしていました。

隔日から毎日、有機ゲルマニウム粒を8−10粒、食べさせるのは続けていましたが、母親相手に交渉を始めるようになるとは思わなかったので、嬉しい誤算でした。
(小学校の勉強の進度は、市の教育委員会に報告の電話をしたあと、一画のひらがなだけから、なぜか二画のカタカナになり、数字も数を数えるだけではなく、3までの数の概念をするようになりました。)
夫は「多発奇形が条件を提示して、交渉するようになるとは!」と、息子の進歩に喜んでいます。

昨日は、リハビリ訓練病院での訓練と小児科の受診でした。
訓練病院での設備を利用しての訓練をしたあと、小児科でここ4ヶ月の進歩と、発達の進度の変化を報告と簡単な検査で確認して、「もう7歳ですが、まだ伸びる余地はありますね」ということで、OTの他にPTも加えることになりました。

隔週でリハビリ病院に移動して、息子に訓練を受けさせるのは楽ではないですが、当人は楽しみにしているので(うまくいくと、交通機関での楽しい移動の帰りがけに、授産施設でソフトクリームが食べられるか、駅近くでの街の散歩が、オプションコースでついてくるから)母親も頑張って連れて行こうかな。と思っています。

自宅でのドリルの難度も徐々に上げて、ルーティンをこなすだけでなく、勉強して世界が広がる楽しさがわかるようにしてあげたいな、と思っています。

息子は多発奇形ですが、行けるところまでは行ってみようかな、と思って、「多発奇形で知的な遅れが著しいだろうから、授業ではたいして教えなくていい、支援学校に送ってしまったらそれでいい」という考えの枠を、取り払っていこうと思います。

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浅見淳子

智ママさん

智くんはほんとうに、社会性は豊かなのですよね。いつも思います。これからもご成長を楽しみにしております。

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智ママ

浅見社長
ありがとうございます。
いつもこちらの想定していた、これまでの枠を、はるかに超えた関わりをしてくるので、育てていて楽しいです。
願わくば、もう少し学習ができると、もっと世界が広がって楽しいのですが。
諦めずにいこうと思います。

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智ママ

昨日、口唇口蓋裂の治療のための、形成外科受診でした。
コミュニケーションがとれるほど、発音がしっかりできているか?が確認したい医師は、息子に「そうやって、ここまで来たの?」と尋ねると、公共交通機関を使って、乗り継いでやってきたことを、やや口調はたどたどしいながらも、文章で説明した息子に、満面の笑みをマスク越しに浮かべていました。
「これは、発達による引っかかりが大きいですね。発音自体は、よくできています。」
「半年前と較べると、身体が大きくなっているし、発達も進んでいますね。いい傾向です!」
と、いい方に変化している息子に、実に嬉しそうでした。

発達は、進む子どももいて、遺伝子異常でも、きちんと話せるようになる子がいる、という事実は、形成外科的には、はっきりとした事実になったようです。

形成外科の後は、歯科でした。
待合室で腰かけて待っている間に、空腹になった息子が、
「おかあさん、僕のお財布、もってる?売店に行って、お弁当を一つ、買いたい」
と言い出したので、驚きました。
病院の通院時は、どんな出費も、全額、親が負担することにしているので、売店に行って、息子の選んだお弁当を買いました。
自分でお金を出して、欲しい物を買う、という感覚が、外出で身についたようです。

発達が停滞しかけていると思ったわりには、しっかりと成長していた息子でした。

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智ママ

長文になってしまい申し訳ありませんが、あえて報告します。

昨日、多発奇形の7歳息子の、心臓の受診日でした。
偶然、エコー室の前で、昔の入院仲間だった心臓ママ友と、そのお子さんと遭遇しました。(お子さんはダウン症で、息子と同じような心臓病がありますが、脳には全く異常はありません。)

やはり、お子さんも、おそらく中程度の発達レベルと思われる行動(汚言と多動)を、病院の中でしていました。お母さんが、お父さんと交代で、その子の見張りをして、走り去る子を連れ戻しに行っている状態でした。

一方で、息子はきちんと立って、その場から全く動かず、お子さんと心臓ママ友に対しての疑問を、質問という形で、ひっきりなしに口にしていました。
心臓ママ友は、支援者の言うことだけをきいて、お子さんを育てたようです。
してはいけないことをしたら、厳しく叱って教えてきた息子とは、行動パターンが全く違っていました。

遺伝子異常で、脳にも奇形があり、一部、脳が欠損もしている息子に、かつて同情して気の毒がってくれていた心臓ママ友でしたが、4年ぶりに見かけた息子が、きちんと起立していること、口唇口蓋裂があるにもかかわらず、お喋りもよどみなく聞き取れるレベルまで発音ができていることに、仰天していました。

なぜかはわかりませんが(おそらく循環の関係だと思われますが)手術して、心臓の危機が去ったら、次は、内部障害児の発達育児になるケースが大変多いです。
そして、発達だけのお子さんよりも、心臓系の内部障害児は甘やかされやすく、運動制限もあるケースが多いので、激しいスポーツをさせて振動や刺激によって発達を促す、という手段が一切、使えません。
結果、悲惨なキャラクターの、発達障害も併せ持った、内部障害者が育っていることが多数報告されています。

心臓病で、どうがんばっても普通の人生が送れない我が子が不憫で、つい甘やかしてダメにしてしまう親御さんが多いのです。

けれど、きちんと礼儀正しく?振る舞えるように、挨拶だけはしつけてある息子が、ピシッとして座ったまま、母親同士の会話を聞いても、おとなしくしていることに、心臓ママ友は「え?これが、あの智くん?」と、目を剥いて驚いていました。

「花風社の本は、発達障害だけのお子さんをもつ親御さんを対象にしているから。」
「うちは、心臓もあるから、とても運動なんかさせられないわ」
と、最初から本を手に取ろうとしない、内部障害のお子さんをもつ親御さんは、とても多いです。
私は、本の中で、息子にしても大丈夫なことだけをしましたが、最初から諦める親御さんは、非常に多くいます。

「うちは、ダウンだし。」
「うちは、遺伝子異常だし。よくなっても、たかが知れてるし。」
と、最初から、諦めてしまう親御さんは、多いです。
遺伝子異常でも、発達すれば、お子さん自身が楽しく暮らしやすくなるし、育児に手がかからなくなって、お母さんもお父さんも、助かります。
うちがそうです。息子は、幸せそうに母親に連れられて外出して、外の世界を楽しんでいます。

私は、ダメ元で治る道を選び、ゆっくり歩いていました。
多発奇形自体が少ない疾患なので、同じレベルの同じ病気の仲間はいませんでしたし、発達だけのお子さんが、羨ましくてしかたがないときもありました。
遺伝子異常が判明してからは、完治の見込みはない、観察対象として通院しています。
それでも、促そうとした人と、最初から諦めてしなかった人の、両者の子どもの差は、非常に大きいものでした。
(断っておきますが、心臓ママ友のお子さんは、ダウン症としては、かなり優秀な方の部類に入ります。
それでも、あるがままだと、ケアが大変なお子さんに育ってしまうようです。)

花風社の本は、内部障害系の発達障害児をもつ親御さんにも、役に立ちます。
それがはっきりわかった、心臓受診の待合スペースでの出来事でした。

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智ママ

たとえ内部障害があっても、発達障害でも、人のものに手をかけたり、困らせて反応を見ようとしたりしていると、社会のルールに抵触して警察のお世話になりかねないません。

息子は毎日の服薬が欠かせないので、警察のお世話にならないように、小さいうちから、してはいけないとされることをしたら、きっちり叱って教えていたのですが、まだ多くの親御さんは『あるがまま』で、『理解を求める』形でお願いをする人が多くいるようです。
「小3小4までに、他害や、ちょっかいかけがなくならないと、小学校からの肩たたき(支援学校への転校を勧められる)にあうよ?」と心臓ママ友に警告して、注意するよう促しましたが、あちらがどの程度、認識されたかはわかりません。

していいことと、してはいけないことがわからないまま、大きくなると、非常に危険です。
まだ7歳ではありますが、『あるがまま』で育つ人の怖さを実感したひとときでもありました。

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智ママ

7歳息子のアルバイトの財布に、一定金額が貯まったので、息子が列車を使っての外出を、母親におねだりするようになりました。

うちは・イチ元町・イチ三宮・イチ梅田・イチ大阪・イチ〇〇・イチ〇△と、行先によってお金の単位が変わるので、その時の所持金次第で、いける場所が決まってきます。
今のところ、5◯◯あると、イチ梅田・イチ三宮ぐらいにはなるので、
(今は、列車の子ども料金のみ、旅費を自己負担してもらっています。チケットショップで安くあげられる場合は、そちらで算定します。原則、3回分の往復金額が貯まったら、一回、行けることにしています。)
行きたいところが増えた息子は、朝から「〇〇にいって、そこで列車を見て、それから、△△に行ってみたい!」と具体的な旅の希望プランを提示するようになりました。
行きたい場所が、一回の旅で二箇所に増えたのは、これが初めてです。

担任の先生にこれを言うと叱られるので、放課後デイサービスのスタッフに『これが終わったら、僕は明日、電車に乗って、△△にお母さんと行くの!』と、楽しそうに宣言して、母親の外堀を埋めていました。
幸か不幸か、コロナで小学校から外出制限がかかっていて、うっかり内心を明かすと叱られたということが、人を見て希望を明かすという訓練になっています。

長雨のカンヅメ状態は、アルバイトの稼ぎ時。
母親が忙しそうにしているときは、母親を刺激しすぎないようにしながら、お手伝いをして、ビジネスチャンスを狙う。
貯まった金額によっては、行きたいプランを変更して、母親にPRして納得してもらい、連れて行ってもらう。
という、さまざまなところにちゃっかりしたところが育ってきているので、その成長が嬉しいです。

お手伝いをさせて、欲しい物を買い物したり、行きたいところに活かせるための軍資金にしたりするのは、生活の上で、自分のチャンスを、自分の意志で手にしにいく姿勢の訓練の、動機づけの一環としてさせているので、私の目的は、いい方向に達しかけているようです。

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智ママ

原則、列車を使っての外出は、1ヶ月に一回までと決めていて、行きたいところが通院先と重なるときは、通院時に少し時間をとって、その場所に長くいられるようにしています。
「うちは、手術があるから、そんなに頻繁に列車の旅にはいけません」
「食べに行くか、旅をするか、どちらかだけできるよ?どちらがいいかな?」
「日頃から節約しておくと、余ったお金の半分を貯めて、好きなことができるよ?」
と、声かけをして、欲求のコントロールができるようにしていっています。

今のところ、アルバイトで手にすることができるお金は有限なので、優先順位をつけること、お金を貯めるには我慢も必要なこと、賢い消費者になっておけば、楽しみを増やすことができることを、重度に近い中度知的があるとはいえ、息子に教えたいと思って、コツコツ教えていっています。

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智ママ

音楽が好きな7歳息子が、TVから流れてくる『みん◯のうた』や、『おかあさんと◯っしょ』の、歌やダンスや体操に合わせて、聞き慣れたフレーズのみを口ずさんだり、お兄さんのステップに合わせて、動きを真似して体を捻りながら飛ぶ、というやや複雑な動きをするようになりました。
校歌もまだ一部しか覚えていないので、サビの部分のみ歌っていますが、メロディーはある程度、頭に入っているようです。

4歳5歳の時点では、気分が乗ったときにだけ、縦にぴょんぴょん飛ぶだけだったので、身体の使い方に変化が生まれたようです。

自宅では、せっせと一枚10円のお皿運びで、手や腕を使わないバランスの取りかたをしながら歩いてモノを運ぶこと(たまに進路にモノが落ちていて、跨いだり、避けたりしないと、うまく台所までお皿を運べないときがあります)、カゴから洗い上がった洗濯物を持ち上げて母親に渡すこと、など、身体を使うアルバイトやお手伝いをしてもらっているのが良かったのかもしれません。

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智パパ

入浴中に7歳の息子が風呂釜から出てきて
こんな遊びを初めて披露してくれました。

TVのクイズ番組の回答ボタンに見立てた
プラスチック製の円形湯桶を
4つともすべて裏返し
「さて問題です、どれが○○○でしょうか?」
と声をかけるやいなや
湯桶を一つずつひっくり返して
3つの湯桶には「ブー」(x3回)
1つの湯桶には「ピンポン」と…

たぶんE○レの英語番組(with Orton)
からきているのかなとおもいました。

のどぐろ県からシロエビ県に帰る終電にて

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智ママ

風呂釜ではなく、浴槽のことだと思います。
夫に代わって訂正いたします。

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浅見淳子

智ママさん、智パパさん
たしかに風呂釜ではなくバスタブだと思いますが、いずれにせよ、智くんは模倣する力のあるお子さんだなあといつも読んでいて思っています。
それが発達に寄与していそうですね。
いつも心温まるご報告ありがとうございます。

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智パパ

浅見社長 
早速のお返事ありがとうございます。
何が発達を促す適切な刺激なのか
常々試行錯誤の日々です…

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智ママ

本日、約束していた焼き肉を、「夏休み最後の思い出だし」と家族3人で食べに行ったあと、着ていた服が肉の煙臭いので、全員がシャワーを浴びて、着ていた服を洗濯しました。

夕方のE◯レで、駄菓子屋さんと魔族のアニメを見た後、洗い上がった洗濯物を、タオルだけを父親が、残りのものを母親が干し始めると、玩具の電車を放り出して駆けつけてきて、
「僕も、お手伝いする!」
と自主的な発言が、息子の口から飛び出してきました。
もう残りが少なかったので、息子に、自分のトランクスを一枚だけ母親に手渡してもらって、お終いにしました。

皆の動きを呼んで、自分も参加したい!という素振りや発言があるということは、発達の進歩だと思いました。

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智ママ

多発奇形の息子、7歳にして、ようやく3才児向けのキーボードを使って、ワルツやロックのリズムに合わせて、一本指で鍵盤を弾くようになりました。
DQが37で、DQ年齢が3歳いくぐらいなので、キーボードを操れるだけの知能とやる気が、実年齢7歳でやっと身についたようです。

気を抜くと、ベビー・ア◯ンシュタインの、タッチパネルを触れるとクラシック音楽がなる亀の遊びに戻ってしまいますが、音楽を楽しめるくらいは、当人の個性が出てきているのかな?と思っています。

14歳になったら、心臓に埋めてある人工血管・人工弁の交換手術で、また人工心肺のお世話になることになりますが、「次、(心臓の手術で)入院するときは、この枕カバー(白黒ストライプの模様)を持っていく!」と7年後のことを楽しみにして持っていく玩具などを選んでいます。

気の早い息子に、少々呆れている母親です。

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智ママ

言語聴覚士訓練にいってきました。
発達検査の結果報告と、言語聴覚士訓練の報告をすると、
「また、発達が進んでいますね!」と大喜びの言語聴覚士でした。

・・・実は、この一ヶ月、まったく何も訓練していなくて、息子が言ったことを母親が聞き取れたときのみ、きちんと応対する、というスパルタな生活をさせていただけなのですが・・・発音はしっかりしていたそうです。

旅に出るために、父親の枕元で一生懸命に企画を語り、やっと連れて行ってもらった天橋立だったので、(はじめて海の水に触り、観光船上でかもめの鳴き声を聞いた)刺激が大変に多かったのが、息子のために良かったらしいです。
その後も、また、旅に連れて行ってほしいらしく、ずっと行きたいところに行く道順を、朝から私の枕元で語っています。

実は、天橋立の展望台を見て、傘松公園から降りたあとで、地元のスーパーに入って現地の飲食物を一部補充したのですが、3本108円で売られていたちくわを見て、(いつもは5本で78円くらいの激安ちくわを買っている)3桁と2桁の金額の違いが解ったらしく、「ここは、ちくわ、たかいねー」と言って、母親を仰天させたことを告げると、言語聴覚士がびっくりしていました。
想定外の発達を見せているようです。

雨で缶詰の日々に、せっせと家の手伝いをして(お皿運び)、外出のための軍資金を貯めて、「◯◯!◯△!大阪!」と、行きたいところへの夢を膨らませて、脳内移動でうっとりするようになっている息子でした。

帰りに、初めてトイレットペーパーを、休み休みではありますが、持つお手伝いをすることができ、できることがこれまでよりも広がりをもったので、息子のビジネスチャンスが広がりました。
筋力が弱いので、トイレットペーパーでさえ、抱えてよろよろしていましたが、進歩していることが解って、なにかに感謝できた、夕方でした。

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ふうこ

5歳半の長男。療育手帳の再判定を受けてきました。

私含め恐らく重い判定になるだろうという周囲の予想を裏切っての軽度判定でした。

担当の心理士が言うには心理士同士での話しあいの結果中度と軽度のギリギリラインとの事でしたが、長男のお手伝い動画を見せた所

「凄い!これは納得の軽度です!!」

というありがたい言葉をいただきました。(そして療育受けてないと伝えるとさらにびっくりされました)

初めて発達検査を受けた3歳半の時も医師から次は中度だねと言われておりましたし、担当の保健師にも療育手帳の再判定の結果が出た事を伝えると重い判定が出ると思ったとびっくりされました。

確かに、長男は現時点では発語と言語理解が1歳前半相当しかないのでそう思われても無理はないと思います。

でも身辺自立と体の発達が4歳相当だった事と出来る事が多いとの理由で軽度判定となったようです。

こちらでもよく目にしている情報ですが、担当の保健師からも長男くらいの子はどんどん判定結果が重くなっていくのが通例らしく再判定で長男が軽度の結果をキープできたことは滅多にない凄い事だと言われました。

うちは特に大した事はしておらず沢山外遊びに連れて行き、家では体を使って一緒に遊んだり(抱っこして起き上がりこぼしするなど)感覚遊びを沢山したり子どもの疲れや不調を解消するべく試行錯誤するという程度なのですが育ってくれたようです。

これからも得意の身辺自立を家庭で伸ばし、苦手な発語や言語理解にも諦めずにアプローチしていきたいと思います。

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智ママ

息子が、自分で着る服を選んで、自分で着るようになりました。

今までは、なんとなく入浴前に私が着る服を選んで、定位置に置いておいて、上がった息子がそれを着る、というスタイルでした。
入浴後にバタバタ忙しくしている私を横目に、「お母さん、何にも用意してない・・・じゃ、自分でやろうかな」と言った様子で、自分で下着のパンツを引っ張り出してきて履いて、Tシャツも介助無しで着て、短パンも「今日は、青にしようかな」とコーディネートしながら履いていました。

最近になって、履いている靴下にやっと穴が空くようになったので、
「そこまで足に力を入れて、運動できるようになった!」と感動していましたが、息子が自分で楽しそうに、好きな色の系統で下着の色も揃えてコーディネートしている様子を、視界の端に入れると、またひとつ手が離れたことがわかり、嬉しいことでした。

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智ママ

2歳の頃に、『お下がりを着る子は丈夫に育つ』というのを聞いて、なんとか身体が強くならないかな、と、お下がりばかり着せていました。
いつもは能面のような顔をしていたのに、たまに新品のTシャツを着せると、機嫌よく笑っていたので、「ひょっとしてこの子は、触覚が柔らかい、肌のあたりが少ないお下がりよりも、新品のピンとした感じが好きなのかしら?」と思っていたら、まったくそうでした。

選べるようになってきたら、色が鮮やかな新品を喜んで着る(しかも『この色は、顔色がよく見えるよ』と指摘した色ばかりが大好き)ようになったので、親の言うことをよく聞いて覚えているものだなあ、と驚いているところです。

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智ママ

息子が生後2ヶ月で、
「これだけいろいろ(奇形を)抱えているお子さんだと、知能指数も発達指数も、下がることはあっても、上がることはありません。周りが成長しますから、差は開くばかりでしょう。もし、息子さんの知能指数や発達指数が、現状維持できたら、それこそ奇跡です。」
と宣告したNICUの医師でしたが、
息子の発達指数は、
3歳で20台後半→5歳で37→7歳で37
と、いい意味で、医師の宣告をひっくり返しました。

皆様のツイートと花風社の御本に、感謝です。

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智ママ

小学校に入学できた多発奇形は、息子が初めてらしいので、もし小学校を卒業できたら、全国で初めての、小卒の多発奇形の誕生となります。
(誤診だった某症候群には、アメリカで短大卒までいった人がいるそうですが、原則、多発奇形で重度ではない人のほうが非常に珍しく、多くが支援学校に行くか、家庭で教育を受けるかだそうです。言葉を話したり、文字を書けたりしたら、もう大騒ぎとなる、とNICU医師が言っていました。)

次の発達検査は小6なので、一歩、小卒に近づいて、両親は単純に喜んでいます。

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智ママ

さきほど、発達検査に行ってきました。

息子が成長しても、周りはもっと成長するので、小学校の先生は入学時に「次はすぐ重度になりますよ」と予言しておられました。

結果、発達指数が37で、変化なし。
ぎりぎりでの中度判定となりました。

初回は3歳で1歳そこそこでしたが、
前回は5歳で2歳いくかいかないかの数値でした。
今回は、7歳で3歳1ヶ月程度と結果が出ました。
稼ぎ頭の言語・社会の数値は41で、相変わらず高い値を出していました。

次回の発達検査は4年後です。

多発奇形でも、確実に育って発達することはわかった結果に、母親は驚いていました。

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智ママ

1学期の成績表がきました。
・筆記補助具を使って、きれいな丸がかけるようになった
・カードと単語との関係がわかるようになった
・1−10までのうち、3までが1対1の関係で操れるようになった
・大きい、小さい、長い、短い、多い、少ないの概念がわかるようになった
・手が汚れる工作をさせても、嫌がらなくなった
・鉄棒に少しの時間はぶら下がれるようになった

という、進歩があった、と書いてありました。
小学校は嫌がらずに行きたがっていたので、授業の進度からすると、とてもゆっくりした伸びだと想定していました。

自宅では、外出したいので、気が進まない母親に「〇〇、に、いくの!」
「お母さん、リュック背負った?お顔、作った?靴下はいた?着替えは、まだ?」とさり気なく出発準備を急かして、あまり刺激しないように、靴を履いて帽子をかぶったまま、玄関に待機しているという戦術をとって、外出を促しています。父親に対しては、正攻法で「お父さん、お外に行きたーい。ボクは、◯◯に、バスに乗って行きたーい」と順序立てて自分の行きたいルートを説明して、PRするようにしているようです。

お手伝いの進化は、雑談コーナーにも書きましたが、洗濯に関しては、洗濯機の操作と、洗剤の量り取りが楽しいらしく、自分でやりたがります。
洗濯が終わると、洗濯機から洗濯物を取り出して、干す場所まで喜んで運んでいきます。お皿運びも順調にしています。
水をこぼしたら、自分でティッシュを取ってきて拭くなど、自発的な動きが増えてきました。

単語数は、もう、どれくらい増えたのかわかりませんが、行きたいところに連れて行ってもらうために、企画して、説明して、企画に乗ってもらうという動きが見られるようになってきました。
相手の状態を観察して、企画を説明できるかどうかを判断しなければならないので、空気を読む訓練も、自主的にしているようです。

毎日、「さかなのえさ!金魚さん!」と言って、6−8粒の有機ゲルマニウムの粒を、母親から手に乗せてもらい、魚になりきってパクパクしています。
夏休みに、どれだけ企画にのせられて外出をすることになるか、母親は楽しみながらも、ヒヤヒヤしています。

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