ホーム全て会議室いま会議室で話していること 我が家の治った自慢 SHARE ツイート シェア はてブ Google+ Pocket LINE 発達障害の診断がついたり、グレーゾーンと疑われたお子さんだけど ・こんな風に治ったよ ・こんなことしたら治ったよ というエピソードをどんどんお寄せください! 1,111 COMMENTS いぬこ 2023年8月19日 今日は治った自慢に入室です。 浅見社長も仰るとおり、このお部屋、皆さんどんどん活用しましょ! さて、娘は今、現役大学受験生の夏休み。 のびのび遊んでる暇がない初めての夏😢 なんと会社から、いぬこがんばってる報酬で 野球チケットを頂き、22日は2人で東京ドームへ行きまーす! 娘はジャニでもLDHでもKでもなく、巨人の 坂本選手の大ファン。プライベートは色々 騒がれた方ですが、プレーは超一流だもん! って。 野球部出身の私は、心底同感だし、何も騒ぎがなきゃWBCに選出され、源田が骨折した時、あー坂本が居れば…はっ。野球熱で話が逸れてしまった💦 とにかくオオタニでもヌーでもなく坂本です。 「生で観れるなんて〜!母ちゃん神!会社の 人達にも感謝を伝えて〜!」とハイタッチで、(これがまたいい席でして) 至福時間を味わう予定です。 知的障害で療育手帳出された(何度も書きますが断った)娘は、今、自由度高い志望校に向け受験生として思いっきり頑張っています。 そして、超がつく聴覚過敏、イヤーマフ使用、集団が苦手だった子が、満杯の東京ドームの 歓声を楽しもうとし、ちょと恥ずかしいけど、ぶるんぶるんタオルを振りまくり大きい声援を 送るんだ!…久々に下界にでれるぅぅと。 (高3夏は予備校漬けで不憫…😭) じゃあ、出すもの全部出しちゃお!と。 と、そう、英語のリスニング成績がずば抜けていい耳になってるんですよ! 聴覚過敏、弱みは強みに変わるの典型ですね。 コミュニケーションにまだ課題があると娘自身は思ってる様ですが、蕎麦通娘は予備校の昼休み行きつけのお蕎麦屋さんができました。 すると、毎日がんばってるねーと、アイスや アンチョビオリーブきゅうり、ぬか漬けなど オマケを付けて下さるそうで。 空いてる時は、レシピを教えてもらったり、 お喋り。混んでる時は、箸袋に、「ごちそうさまでした。今日もありがとうございました」等、メッセージを残して、そっと帰るらしいです。あんた、なんっていい子なの!?と褒め、コミュニケーション力充分じゃんと言いました。 たんぽぽさんの書き込みに、子どもの将来の明るさ等、すごく励まされました。素敵。夫さんの力はもちろんですが、きっとたんぽぽさんの母としてのがんばり、愛情深さもあったと確信してます! nonmamaさんと同じで、大地くんの 御本を読み、励みになったり、大地くんの様な表現力は無い娘をどう手立てしようと悩んでも いました。そして、栗本金魚世代です。 娘は栗本金魚をした時、「自分はロウソクのロウに固まってた感じだったけど、金魚でそれがバキバキと剥がれていった」と、言います。 このお部屋で、今、絶賛発達中のこれができるようになった我が子自慢、先輩ママさん、皆さんの意見がたくさん聞きたいです。 治りきった今でもヒントや刺激になるし、我が子同様、心から応援を止めないし、苦しんで、悩んで、もがいて、明るく楽しく過ごした娘が寝た後、どうしたら治してあげれるんだろうと込み上げる涙をホロホロ流した夜が何日あったろう。。 「親子楽しく」身体アプローチをしたり、美味しい手づくりごはんを共に食べ、親のよかれを押し付けず、我が子を見て「我が子を信じて」向き合えば、治ります。泣いてた自分も本人も、本当にがんばったと思います。 悩むのも、もがくのも無駄じゃなかった。 それも、治る道への一つと考えます。 きっと治しきったママは社会復帰して、重要なポジションで仕事してるかもしれない。 私もそうだから。でもね、誰かの希望になるならと、通勤中や昼休みに書くことにしました。昼休みでもご指名さんが来たら呼ばれる慌たださにいるので、多少の誤字は勘弁してください(笑笑) とにかく今は娘を応援中です。私は51歳になって転職しましたが、職場で重宝され、ボクシングも習い、忙し楽しく、娘と「今日もお互いがんばろ、いってきます」 の毎日を送ってます。 このお部屋は日本中どこにもない、小さな治りも大きな治りも堂々とでき、皆さんが応援、参考、共感できる貴重な場だと心底思ってください。ハンドルネームでも、個人情報のリスク管理などで躊躇う方、管理者の浅見社長は当然徹底されてます。 確かに、最近、一定の方の独占書き込みに投稿を躊躇っていました。 でも、ちょこちょこ登場を再開しました。と、yoyoyoさんやきいろさんがレスを下さり、共感の嬉しさを改めて感じました。 花風社を選んだのは親御さんのセンス力と私は思うし、そのセンスこそ治る道への一歩です。 私は花風社以外の著書やナントカ講演に足を運んだり、変なライセンス講座、変な多額の教室などに一切手を出していません。と、ゲーム機器。小学生の時など、宿題に、明日の支度すらままならず時間がかかる、美味しいごはんはゆっくり楽しい時間を共にしてたら、ゲームの 時間などはじき出せませんでした。 週末は手づくりクッキー、ポップコーン屋さん を開き、できない算数、勘定へアプローチしたり、書き切れない程、工夫してました。 そして、どれもとても楽しかった😊 無駄なお金を使わなかったから、今の娘の予備校代とかに充てれるのです。 花風社の本をアレンジするだけで充分治せましたよ🤭 そして、治りに向き合った結果、親の自分も 超タフな身体とメンタルになるとゆう未来が待ってました。来月の初めの休みは学生時代から演ってるドラム叩いてきます。 タフさ止まりません💧 そんなわけで、皆さん、安心して治った自慢しましょうね! 返信する 浅見淳子 2023年8月19日 どうも、勝手に治った自慢のお時間です。 管理人メッセージにも書いたエピソードですが 治らない系Tuberさんたちのあきらめっぷりを知ると こういう方もいるのだと、知らせたいですね。 っていうか花風社周りはこういう人がたーくさんいます。 発達障害も知的障害も治りますよね。 ===== 現在小学3年生の娘は今年度から普通級に転籍しましたが、何の問題もなく1学期を過ごすことができました! 花風社の知見のおかげです。 いつもありがとうございます。 ===== 皆さんの治ったエピソードをお待ちしております。 返信する 智ママ 2023年8月9日 「きみが ためー、はるの のに いでて わかな つむー、わが ころもでにー、ゆきは ふりつつ!」 小学校の育成級ではひらがな一文字の書き取りしかさせられていない、 小4の多発奇形が、昔の和歌(調べたら百人一首でした)を『おんどくドリル 5−6さい』で、大音声で読み上げています。 運良く中学校の育成級に行けたとしても、たぶん古文や和歌は教材で取り扱いはしないと思いますが、 脳の発達を促す一環+学習効果を上げる一環として音読をさせていたところ (自分の発音を3回ぐらい連続して、読み上げながら、自分で聞く) そこそこ情報処理の回転数が上がったのか、頭の回転が早くなってきました。 「いちおう、教養にはなるし・・・」と、短くて読み上げさせるのがラクなので、短歌も俳句も、乗っているページをそのままに進めています。 光孝天皇の歌の舞台はお正月なので、お盆直前の暑い時期に、その短歌の背景事情を知ってる大人は、やや涼しくなれますが、 息子は若菜詰み自体の昔の風習を知らないので、背景をわかりやすい言葉で話して、理解を深めようと試みています。 「百人一首を全部覚えて、かるたが出来たら、スポーツかるたっていうジャンルで強くなれて、近江神宮に呼ばれて決勝に進めるんだよ」 「えー、ほんと?京阪坂本線に乗れるの?近江神宮の、階段、登るの?」 と、理解と話題が『きみが ため〜』の光孝天皇の歌から、変な方向にズレていっていますが、そこそこ親子の会話を楽しめています。 返信する 智ママ 2023年8月4日 本日、大学病院のSTでした。 発達がまた進んでいたので、「もうそろそろ、聞こえたら反応できるし、指示に従えるので、本格的に検査してもいいでしょう」と、専門の機械を使って聴覚検査をしてみたところ、 息子の耳はほぼ健聴のレベルで、ほとんど問題がないことがわかりました。 二日前に、数字の8が書けるようになったこと、漢字も『草』『人』『火』などを書けるようになってきていることを報告すると、 「智くんは、公立中学校の育成級なら、余裕でいけますよ!かつて、ここに通っていた子でもっと出来がイマイチのダウン症の子(男児)が、公立中学の育成級に行きましたし。」 と明言してくれたので、心強いこと限りなかったです。 「心理判定で『認知が3歳レベル』という書類を出すと、小学校側は、それ以上、伸ばして指導しようとせえへんのです。勉強のレベルを3歳レベルで止めて、そのまま支援学校中等部にしか行けない指導しかしてないです。」 と育成級で行われている特別支援教育の実態を報告すると、大学病院のSTは憤然として、 「それはおかしい!それだと伸びひんやないの!もう、お母さん、そんなのは無視して、どんどん伸ばして指導していってください!これは私の勘ですが、智くんは、まだまだこれからも伸びていきますから!」 と、強い発破と援護射撃をいただきました。 これからも、コツコツ伸ばしていけたらと思います。 返信する 智ママ 2023年8月4日 『原始反射がとれる、バランスボールを使った運動』というものを、Twitterでみてみて、自宅に筋トレ用のバランスボールがあったので、とりだしてきて、 転がり落ちないように、バランスボールと息子を私が保定した状態で、 息子にバランスボールの上に仰向けになってもらって、しばらくビヨンビヨンしてもらってみました。 30秒✕3回くらいの頻度を2回して「もういい」と止めていました。 2日ぐらい、同じ遊びを同じ頻度でしていました。 その後、一週間くらいして、奇妙に快活になり、以前の、病的に怖がりなところがなくなってきて、次々に新しいところに挑戦するようになってきました。 え?原始反射って、あれだけでとれるの?? 自分も、背中合わせになって相手の背中に背負われて、うーんと背伸びして、それでいて軽く揺さぶってもらう動きが好きでしたし、 幼い頃はバランスボールなんて気の利いたものは九州には入ってなかったので、 公園のタイヤに仰向けにそっくり返って乗りあげ、背中を伸ばしてビヨーンと伸びをしているのが好きでしたが、 あれは、原始反射を自分で解除していたんですね。 バランスボールは無心に玉転がしとしてじゃれるのに私は使いますが、息子は椅子代わりにビヨンビヨンして跳ねる体験を味わい尽くすのに使うので (生まれ持っての遺伝子異常で筋肉が弱いために、自力で相当力を入れないと、跳ねることが出来ない) しばらく、夏休みの間は、わりと頻繁に、バランスボールのお世話になりそうです。 返信する 智ママ 2023年8月3日 息子が、数字の8を書けるようになり、算数ドリルの+2が7割から8割、正答できるようになりました。 洗濯物の干し方を教えて、片っ端からタオルや息子のズボン(ハーフパンツ)、私のズボン(ロングパンツ)を洗濯バサミで摘ませてピンチングにぶら下げることを繰り返していると、突然8が書けるようになりました。 手首をかえす動きが、洗濯物干しに必要な動作にたくさんあったからかもしれません。 あと、お馬さん(馬のように四つ足で膝をついて、手首・膝・体幹が、それぞれ直角になるポーズ)をして、右足・左足・右腕・左腕をそれぞれ直線上に伸ばす筋トレをしていたのが、手首をかえして、伸ばす効果を出していたかもしれません。 とにかく、数字の8が書けるようになったので、これからはドリルを放置しても1人で解答を出せるようになりました。 夏の思わぬ進歩に、嬉しさがとまらないです。 返信する 智ママ 2023年7月31日 息子に『洗濯機に汚れ物を入れて、スイッチ操作をして、洗剤を入れて洗濯を開始したら50円』、『洗濯機から仕上がったものを外に出せば50円』のレートで、家庭内アルバイトをお願いしているのですが、 (言われてすぐに動いたら額面金額出すが、言われてしばらくして動いたら半額に減額するシビアな雇用者です。指示があったときに、すぐ動けるようになるのが目的です) 今日、初めて洗濯物を干す操作を、手伝いがあれば50円、手伝い無しで一人で全部干せたら100円、という破格の労働単価で条件を示して、してみるかどうか訊いてみると、即座にその話に飛びついてきました。 そして、自分で早く覚えたら、100円もらえる!ということで、作業の入力が入りにくい頭でも、必死に覚えて作業しようとしていました。 脳室拡大と遺伝子異常からくる筋肉組成の変化の影響で、握力と指の力が弱く、洗濯バサミを開くのに難儀していましたが、ハンガーの取り扱いは小学校でもしているからか、わりとスムーズにできました。 作業台に乗ってピンチハンガーに洗濯物をもったまま、洗濯ばさみで挟んで落ちないようにする。という操作の会得には手間取りそうですが、訓練していけばそれなりに習熟してくると思います。 「多発奇形は戦力にならない。社会の片隅で、生活介護などの福祉の世話を受けて終わるだけ」というのがこれまでの医学的な常識でしたが、息子だけは家庭内でせっせとバイトして、最初から諦めて何もさせていない発達だけのご家庭の子よりも、多発奇形であるにもかかわらず、各作業の習熟度を上げていっています。 「お家で稼いで、バイト代を貯めて、それが一定金額になったら、名古屋鉄道に一回乗りに行けるようになるよ?」と口頭で説明すると、一発で理解して俄然、やる気を高めたようでした。 中度の知的障害だと、どうしても誘惑や欲望に負けてしまい、お金の管理がめちゃくちゃになるのですが、 二人で外出しても「大阪に行きたかったら、簡単にアイスはねだれません」「大阪メトロに出かけるには、親子二人で最低、京阪の切符代以外に、飲食費と現地交通費で2000円はかかるので、それだけ節約して貯めたら行けますよ?」と金銭管理や金銭感覚、欲望の制御も同時に教えています。 物の値段が高くなったことはまだ理解できないようですが、母親が欲望に負けて食材を多めにカゴに入れると「お母さん、買いすぎです!」と戒めるほどの制御感覚は身についてきたようなので、労働の修練と、生活に付帯して必要な感覚を鍛えるのには、少しはいいようです。 母親としては、「ここは、お手伝いをさせて稼がせたろ」と子どもの雇用を創出(その代わり、財布からコインが消えますが)する役割を家庭内で担うことになるので、雇う側(B型またはA型の作業所の係員)がどの視点で利用者をみているかが、シュミレーションで仮想とはいえ追体験できるので、働くに当たってどれが必要な能力か、何処を伸ばしていったらいいかが、いつもの親の欲目ではなく、比較的客観的な視点で見ることができるので、かなりお役立ちでした。 返信する たにし 2023年7月22日 息子、中1の1学期が終わりました。 無遅刻無欠席の皆勤賞。 朝6時に起きて、ガッツリ朝ご飯食べてから7時20分に意気揚々と家を出る。 そんな毎日でした。 先生にも恵まれました。 支援級の先生は、「発達障害治った自慢大会!」の読者であったというミラクル。 そして、情報収集や自己研鑽に御熱心な、自称「発達オタク」な方。 オタク先生は、日々、心のこもった関わりをしてくださり、あっちゃんも信頼を寄せてます。 課題である学習面も頑張っています。 毎日コツコツと努力。 朝のドリルと、夜のお風呂後の勉強は、すっかりルーティンになってます。 息子、いつもニコニコして、人の嫌がる言動は一切せず、クラス運営の仕事も率先してやるので、良い感じでクラスに馴染んでいるそうです。 給食の配膳は、いつも重いものを進んで運び、女の子達に感謝されているとのこと。 小学校時代とは違い、放課後児童クラブはありません。 下校時、家に親がいない時は、合鍵で家に入り、宿題したりして過ごしています。 一人で過ごせるシーンが増えてきたのは成長の証かと。 お休みの日でも、一人で外出することが増えました。 大好きな自転車に乗って、2〜3時間サイクリングするのがマイブーム。 いい感じで夏休みに入りました。 また今年も家族で、夏休みを楽しんで、更なる発達の夏にしたいです。 順調な中学校生活のスタートは、皆様のおかげです。 ありがとうございます。 返信する 智ママ 2023年7月19日 メガネが歪んできたので、眼鏡店に調整しに行きました。 メガネの調整を終えたら、スーパーに連れて行かれ、焼き芋1本と大人用サイズのお弁当を2つと、ジュースを2本買わされました。 それから眼鏡店の最寄りバス停に行って、バスに乗って駅まで出て、近くのスーパーに入り、半額になったチキンドラムを2つ買わされました。 「これで、晩御飯は大丈夫ですね!晩御飯になりますね!」と、ドヤ顔の息子。 行きがけに「お母さん、疲れたー」と母親が言っていたので、気を遣って晩御飯をお弁当で済ませよう!と、大人用お弁当をひとりひとつと、半額のチキンドラムを「お母さん!チキンドラムが半額です!これは、2つ、絶対に買いましょう!」と買わせたらしいです。 小4にして、多発奇形・器質的障害ありの中度知的の小学生兼業主夫が、誕生しました。 どう見ても、お弁当2つと、焼き芋と、半額のチキンドラム2パックは、小4男子がねだる内容じゃない・・・・・専業主婦の買い物や・・・。 まるっきり、多発奇形のヤングケアラー(しかも小4で器質的障害ありの中度知的・・・)みたいじゃないか! 多発奇形が、母親の行動支援を務めてるわ! しかも、買い物の経済観念も、専業主婦なみだし。 母親は呆れて、スーパーで、あまりのことに、ものも言えませんでした。 ラインで報告すると 「これは、どっとこむ案件やで!小4の多発奇形の専業主婦!僕ら、そんなふうに育てた覚えはない!ぜひ書いてきてくれ!」 と涙目になるまで笑いこけた夫から頼まれたので、ここに書いて報告します。 返信する 智ママ 2023年7月19日 小学校の、教員全員の一言と写真が乗っている小冊子を見て、息子が一言。 「おかあさん、〇〇先生って、どこにいてはる?」 「え?〇〇先生?うーん、探してみるわ・・・いてはらんよ?」 「〇〇先生、いてはらへんの?」 「〇〇先生は、異動になったみたいやな」 「〇〇先生、『てっきょ』されたの?」 「・・・いつから〇〇先生は、モノになりよったんや・・・」 『ものをどかす=撤去』とは理解したものの、それが対・モノに対してのみ使われる言葉で、ヒトに使ったらとても失礼になる言葉だとまでは、まだ理解できていない小4息子でした。 「おーい!智ママ(名字)さん!」と校舎の階上から大声で呼びかけて、大きく手を振ってくれていた、当時6年担任だった〇〇先生に、息子はとても懐いていましたが、昨年度末に異動で他の小学校に転出されたので、春休み半ばの離任式のときには、私の郷里で母方祖父と楽しい九州ライフを過ごしていたので、お別れが出来ず、息子はすっかり忠犬ハチ公状態で、「今日も〇〇先生、休みやなあ。いつ来はるんかなあ」と思っていたらしいのです。 とりあえず、耳から入った、難しい言葉を覚えて使いたがるようになったことと、他の学年の担任にも愛着が湧いてきていたことがわかった、水曜日の夕方でした。 返信する 智ママ 2023年7月14日 昨日、個人懇談のために、14:10の小学校のお迎えでした。 いつもより早く学校を上がれる息子が、つい、いつもの癖で「今日、祇園祭に行くの」と口を滑らせたので、級友ママと担任の男性教諭から交代で「息子(名字)さん!お出かけが過ぎます!」と強く叱られて、しくしく泣いていた息子。 「あれだけ叱られたし、雨だし、今日は自宅でのんびりできるかな?」と、母親が、一抹の不安はあるけれども、期待しつつ自宅で小学校からの登下校の装備品を片付けていたら、 「おかあさん、四条の祇園祭はいきません。代わりに、〇〇の図書館にいって、本を借りたいです」「ご本をたくさん、借りたいです。連れてってください」と言い始めました。 『遊びオンリー(?)の祇園祭は行かないけれど、市営図書館で本を借りるといえば、教育熱心なお母さんは、絶対、地下鉄で伏見区に連れて行ってくれる!ついでに、スーパーでお買い物もできるから、何かいいものを買ってもらえるかもしれない!』との計算で、提案したようです。 策略にあっさり引っかかった母親は、巨大リュックを背負って、地下鉄で伏見区の図書館に、息子と一緒に出かけていきました。 列車の本を7冊、息子の図書館利用カードで借り、 料理の本を2冊と夏休みの実験の本を2冊、私の図書館利用カードで借り、 合計11冊を巨大リュックに入れて、 スーパーで、牛肉800gに豚肉300gと、たけの◯の里とアーモンドチョコを3つずつ買って、それもまた巨大リュックに入れて、よろよろしながらまた地下鉄で帰ってきました。 関西人は、上役(お上)から強く、ど迫力で言われると、内心反発はするものの「ハイハイ」とその場では従っておいて、あとから理屈をこね回して、上からの命令を有形無実化し、自分のやりたいことは結局通してしまう。という性質が、他地域より強いです。 母親は元九州人ですが、わりと反骨精神が強めなこともあり、その血を半分引いた息子は、生まれ育ったぶぶ漬け市の文化を感じながら、日々過ごしているからか、「派手に泣かされても、そのまま指示をハイハイと聞いてしょんぼりするのではなく、知恵を絞って、何とかしてやりたいことは通す」という関西人クオリティを発動させて、ちゃっかり母親と一緒の、図書館へのお出かけをもぎとりました。 息子は、なかなかいい性格の、一筋縄では行かない、ある意味図太い、芯の強い小4多発奇形児に育っていることがわかりました。 「外は雨だし、気が乗らない。」と言って外出を渋る母親を、傘をささせてまで気持ちよく外出させるのに策略を巡らして、地下鉄を利用しての外出を勝ちとった息子に、頼もしいやら、『君、多発奇形で器質的障害も軽くはなかったよね?知的障害も中度クラスはあったよね?どうやってそれを考えついたの?』となるやらで、 夕飯に買ってきた豚肉が、微妙に美味しかったことでした。 返信する 智ママ 2023年7月14日 娘からラインで孫息子の報告を受けた、郷里の実家の父が、 「よかよか!男は、知恵を絞って打開せんば、いかん!智くんも、考えたな!」 と赤ワイン片手に(コロナ対策とワクチン副作用対策に、私が勧めたのを、両親が続けている習慣です)ハッハッハと笑いながら、コメントしていました。 『おじいちゃんからも、叱られるかも。』と思って、スマホのそばで小さくなっていた息子でしたが、母方祖父からは怒られなかったので、ホッとしてニコニコし始めていました。 ラインメールで報告を受けた父親は、手を打って喜び、 「ずいぶんと策略家になったな!それでこそ、うちの息子だ!」と大爆笑で褒め称えていました。 (夫も反骨精神が豊富な家系の育ちで、言われたそのまま従うのを良しとしない性格です) この組み合わせの両親から、素直すぎる、言うことを聞くだけで終わる息子は、育つはずないよね。と苦笑いした夜でした。 返信する 智ママ 2023年7月10日 先週の水曜日のことです。 課題の七夕の工作が、お迎えの時刻になっていてもまだ出来上がっていなくて、居残りを點せられていた息子ですが、 「息子さん(名字+さん)は、これから6年生が卒業したあとの、リーダー役になってもらわないといけないですからね!ビシバシいきますよ!」という担任の男性教師の発言に母親は「は???」となりました。 息子の他に、まだ同学年に一人、器質的障害はゼロの、入学当初から中度発達の子がいるからです。 ただし、そこは『発達障害は治らない』を信じているお宅なので、そこの坊っちゃんは、入学してからほとんど伸びていないです。 多発奇形生まれでも、器質的障害が軽くはなくても、発達の進度が目覚ましい息子の方が、『育成級を引っ張っていってくれる人材』として使える!というか、息子しか指示が素直に通って周囲に配慮できて、素直に調和しながら頑張れる子が、育成級にまだ育っていない・・・ (繰り返しますが、私の家以外は『治らない』『あるがまま』で行っているお家ばかりです) という、消去法での選抜結果らしいのですが。息子が、リーダー候補にポコッと内定してしまいました。 えーーーー!多発奇形生まれの息子が、クラスのリーダー??? 輪番制の学級委員長以上の大役じゃない! 今までの医学的セオリーでは、多発奇形は『良くて座れるだけの重度、または最重度、または測定不能の寝たきりで、支援学校にも通えるかどうかわからない』というレベルの子しか確認されていません。 「座れたら御の字、どう頑張っても支援学校」と、NICU医師から生後2ヶ月で宣告された息子です。 それが、小学校の育成級をまとめるリーダー候補! ありえない・・・ と、目が点になってしまった母親でしたが、今いる普通級から移動してきた、できの良いASDタイプの女児3人がいなくなったあとの、クラス運営を視野に入れた男性担任教師には、 出来はいまいちだけれども、伸びの良い息子に、白羽の矢を立てて、どんどんできることを増やして、いずれはクラスのまとめ役が務まるようになるまで育てる予定で、息子の育成級リーダー就任が決定しているようでした。 いいのか?それでいいのか? と疑問に思って首をかしげる母親ですが、「他に人材がいないなら、しかたないよね。」と納得の上、また家庭で育てることになりました。 驚きの展開に、帰宅してから抹茶をコップ一杯飲んでしまった母親でした。 また、その後の展開があったら、報告いたします。 返信する 智ママ 2023年7月8日 今朝、朝7時に「お母さん、朝ですよ。三条駅で、子どもの切符、買ってください」と、ぶぶ漬け市流に婉曲的表現ではあるものの、明らかに『僕を大阪に連れてってくださいね』の圧がかかった息子が、枕元に座って、寝起きが凶暴な母親を刺激しすぎないように、そーっと、トントンと肩を叩いて起床を促す。という光景が見られました。 「お母さん、大阪に連れて行ってください」とモロに言っても 「ねむいー。嫌だ〜」と言われてしまって元も子もないので、頭を使って、買い物ならば、比較的さっさと出かける母親の習性を利用して、わざと「京阪の三条駅で、子どもの切符、買ってください」と表現することで、「いや、それは買わない!」とは言わせず、「うん・・・」という寝ぼけた状態での言質を引きずり出して、それでおでかけに持ち込もう!と、細かく計算してのことだったようです。 本当に、君、生まれてきたときは多発奇形だったんだよね? 嘘やろ? いま、これだけ計算できてるやん? と思うような、息子にしては非常に高度な権謀術数にはめられて、呆れてしまった朝の母親でした。 ところが、母親は昨日のSTの帰りにかなり無理をしてそのまま34℃の炎天下の中、あまり補水もせずに帰宅したので、熱疲労を起こして体がだるく、力が入りにくいので起き上がってテキパキ出発準備をするのが難しい体調でした。 結局13時まで仮眠して、ゴロゴロしてからやっと出かけていきました。 15時から大阪で、御堂筋線→中央線→ニュートラム→フェリーターミナルで下車して南港のフェリーが出港するのを見せる→ニュートラムで住之江公園まで出る→四つ橋線に乗り換えて終点の西梅田まで出る→徒歩で御堂筋線の梅田駅まで出る→御堂筋線梅田駅から淀屋橋駅に戻り、しばらく御堂筋線を見せる→京阪の特急に乗って帰京、という半分は乗り潰しの旅でしたが、当人は喜んで手をひらひらさせながら(とても喜ぶと手をひらひらさせる常同行動の名残が出てくる)、大好きな大阪メトロに見入っていました。 片っ端から乗った列車に「お見送り、する!」と言って「〇〇線、ありがとーう!」と言いながら、見た目は小1の、実年齢は小4が、リュックサックを背負ったまま、喜んで大きな声でお礼を述べながら、手を振るので、 大阪メトロの、あまりスレてない若手の車掌さんや運転士さんは、無表情または笑顔で手を振り返してくれていました。 (すみません、ぶぶ漬け市の市営地下鉄烏丸線と地下鉄東西線界隈では有名な、「乗せてくれて、ありがとうー!!」で、手をふって挨拶する、弱視メガネの少年+黒い服をきた母親、の状態なんです・・・大阪メトロの乗務員さん、息子の挨拶が癒やしになってたら、幸いなのですが。) 父親が苦笑いして『息子。そこで生き馬の目を抜くビジネスの世界の地下鉄乗務員を笑顔にしまくって、どうするんや・・・?』とラインでツッコミを入れそうだな、とは思いましたが、 西梅田から梅田までの移動の途中、阪神梅田駅の知覚のミスタードーナツでポン・デ・リングを2個と、チョコレートドーナツを6個買ってもらっただけで、息子の街での買い物欲が満たされたらしく、 「さあ!梅田の阪急デパートのエレベーターに、乗りましょう!僕は、13階まで、行きたいです!」と強引に誘われて阪急百貨店に引きずり込まれ、そこでエレベーターに13階まで乗せられ、百貨店内で何も見ず、何も買わずにそのまま地下1階まで戻され、そこから御堂筋線に乗せられて帰宅する、という、かなり不本意な梅田散策となりました。 適当に、「頭の刺激になるかもしれないし!」と、好きな梅田の地下街を月に1度から2度ほど散策させて、大阪の地下鉄に乗りたいだけ乗せていたら、 いつの間にか梅田の地理を覚えて、そこに行くために、自宅で朝から策を巡らせるようにもなって、 「君、本当に、器質的障害は軽くはなかったんだよね??」と確認したくなるような高度なことをしてみせるようになるまで成長した、息子の姿に舌を巻いたことでした。 伸びると、想定外の出来事ばかりが増えてくるので、驚いています。 返信する 智ママ 2023年7月8日 昨日、大学病院でのSTでした。 STのお部屋に向かう前に、エレベーターに乗っていたら、 「さいきんは、あついですね〜」と息子が老婦人相手に世間話を始めました。 息子は小さく喋りも拙いので、小1か幼稚園年長に見られて老婦人がニコニコして息子に癒やされながら応答していたので、 「小4にして、世間話に達したんかい!」と後ろに立っていた息子にツッコミを入れると、老婦人が、連れ同士で笑っていました。 世間話をふる多発奇形は、初めてだと思います。 描画の顔に、白目と黒目、鼻の穴ができてきて(4−5歳児くらいの顔の表現)、手と足が胴体から棒線と◯で出てくるという、半分棒人間・半分ドラえもんのような段階まで来たことを、実際に、発音訓練後の空き時間に描かせて確認して、喜んでいたSTでした。 「『お風呂(浴槽)にお湯がいっぱいだったら、満杯を10として、7か8くらいになっていたらすぐに教えて。』と言って浴室に送り出したら『おかあさーん【いっぱい】だった!』と走って知らせにきたので、何回訊いても【いっぱい】としか言わないので、見に行ってみたら、浴槽からお湯が溢れていたので『なるほど、これは【いっぱい】だね・・・』と納得でした。まだ『10分の1』、『10分の5』という概念は生まれていないようです」と報告すると、ST二人が腹を抱えて20秒ほど笑っていました。 11:00には会計が終わったので、そのまま市バスと市営地下鉄に乗って帰ったのですが、気温が34℃あるなか地下鉄から小学校まで歩いで送り出し、その後すぐに自宅まで歩いて帰ったので、熱疲労を起こして昼以降は、ずっと自宅でゴロゴロして寝ていても倦怠感がとれず、寝てばかりいました。 これから気温が一気に上るので、夏バテと熱中症に気をつけて、外出しようと思います。 返信する 智ママ 2023年6月29日 昨日、リハビリ病院の小児科の受診とPTの二本立てでした。 小児科でこれまでの進歩と見られることを話すと、全部カルテに記載するレベルの進歩だったらしく、小児科医のおばあちゃん先生は、ひたすら手書きで書き込んでいました。 いままで片足立ちが右足3秒、左足1秒レベルだったのが、右足立ち8秒、左足立ち3秒に記録更新となった上、今までは全くできなかった片足ケンケンが右足8回、左足3回できたので(右脳の後ろ1/3が脳室拡大のため空洞)、 小児科医がたいそう喜んで「これは、継続の余地大アリですね!」と継続更新を決めていました。 いままで、子どもさんがうまく歩けない(重度)ために、PTにかよって訓練を受けるママさんは多くいましたが、たいてい訓練を始めて1年くらいで伸び止まりが見られるので、ママさんは継続を望んでも、『公金を無駄に使うわけにはいきません』ということで、PTを打ち切られることが多々あったそうです。 しかし、息子の場合は発達が伸び続けているので、『PTに効果あり』とみなされて、始めて2年半くらいになりますが、またしてもPT継続の対象となったようです。 会計を済ませて、総合スーパーのイ◯ミヤの5階(屋上)でアイスを食べさせ、3階の100均でそこにしか置いてない国語と算数の書き取りノート(息子が書きやすいように、わざとマス目が大きいノートにしました)を次々にカゴの中に入れていると、 「え?これ、全部買うの?」 『これ、帰ったらぜんぶ僕が書かないといけないんだよね?』と言いたそうな、うんざりした表情で、小学校で習ったお買い物ごっこの実習として買い物カゴを持つお手伝いをしながら、母親を見上げていた息子でした。 かなり知的にも、頭の回転や洞察力がついてきていると感じました。 あと4ヶ月後の、秋から冬にかけてのリハビリ病院の小児科でのチェックが楽しみです。 返信する 智ママ 2023年7月9日 何気なく描いたらしいのですが、なぜか採用されて『社会を明るくする運動』の会場に展示された、息子の絵画です。 母親の私には、色合いがやわらかくてやさしいのはわかりますが、形が丸々していて、何が何だかよくわかりません。 しかし、全校生徒の絵画から2点選ばれていたうちに入っていたので、それなりによいところがあったのかもしれません。 息子の描画力はまだまだですが、色彩感覚はそこそこあるな〜、と思いました。 返信する 過去のコメントを表示 新しいコメントを表示 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。 画像アップロード(PNG, JPG, JPEG)
いぬこ 2023年8月19日 今日は治った自慢に入室です。 浅見社長も仰るとおり、このお部屋、皆さんどんどん活用しましょ! さて、娘は今、現役大学受験生の夏休み。 のびのび遊んでる暇がない初めての夏😢 なんと会社から、いぬこがんばってる報酬で 野球チケットを頂き、22日は2人で東京ドームへ行きまーす! 娘はジャニでもLDHでもKでもなく、巨人の 坂本選手の大ファン。プライベートは色々 騒がれた方ですが、プレーは超一流だもん! って。 野球部出身の私は、心底同感だし、何も騒ぎがなきゃWBCに選出され、源田が骨折した時、あー坂本が居れば…はっ。野球熱で話が逸れてしまった💦 とにかくオオタニでもヌーでもなく坂本です。 「生で観れるなんて〜!母ちゃん神!会社の 人達にも感謝を伝えて〜!」とハイタッチで、(これがまたいい席でして) 至福時間を味わう予定です。 知的障害で療育手帳出された(何度も書きますが断った)娘は、今、自由度高い志望校に向け受験生として思いっきり頑張っています。 そして、超がつく聴覚過敏、イヤーマフ使用、集団が苦手だった子が、満杯の東京ドームの 歓声を楽しもうとし、ちょと恥ずかしいけど、ぶるんぶるんタオルを振りまくり大きい声援を 送るんだ!…久々に下界にでれるぅぅと。 (高3夏は予備校漬けで不憫…😭) じゃあ、出すもの全部出しちゃお!と。 と、そう、英語のリスニング成績がずば抜けていい耳になってるんですよ! 聴覚過敏、弱みは強みに変わるの典型ですね。 コミュニケーションにまだ課題があると娘自身は思ってる様ですが、蕎麦通娘は予備校の昼休み行きつけのお蕎麦屋さんができました。 すると、毎日がんばってるねーと、アイスや アンチョビオリーブきゅうり、ぬか漬けなど オマケを付けて下さるそうで。 空いてる時は、レシピを教えてもらったり、 お喋り。混んでる時は、箸袋に、「ごちそうさまでした。今日もありがとうございました」等、メッセージを残して、そっと帰るらしいです。あんた、なんっていい子なの!?と褒め、コミュニケーション力充分じゃんと言いました。 たんぽぽさんの書き込みに、子どもの将来の明るさ等、すごく励まされました。素敵。夫さんの力はもちろんですが、きっとたんぽぽさんの母としてのがんばり、愛情深さもあったと確信してます! nonmamaさんと同じで、大地くんの 御本を読み、励みになったり、大地くんの様な表現力は無い娘をどう手立てしようと悩んでも いました。そして、栗本金魚世代です。 娘は栗本金魚をした時、「自分はロウソクのロウに固まってた感じだったけど、金魚でそれがバキバキと剥がれていった」と、言います。 このお部屋で、今、絶賛発達中のこれができるようになった我が子自慢、先輩ママさん、皆さんの意見がたくさん聞きたいです。 治りきった今でもヒントや刺激になるし、我が子同様、心から応援を止めないし、苦しんで、悩んで、もがいて、明るく楽しく過ごした娘が寝た後、どうしたら治してあげれるんだろうと込み上げる涙をホロホロ流した夜が何日あったろう。。 「親子楽しく」身体アプローチをしたり、美味しい手づくりごはんを共に食べ、親のよかれを押し付けず、我が子を見て「我が子を信じて」向き合えば、治ります。泣いてた自分も本人も、本当にがんばったと思います。 悩むのも、もがくのも無駄じゃなかった。 それも、治る道への一つと考えます。 きっと治しきったママは社会復帰して、重要なポジションで仕事してるかもしれない。 私もそうだから。でもね、誰かの希望になるならと、通勤中や昼休みに書くことにしました。昼休みでもご指名さんが来たら呼ばれる慌たださにいるので、多少の誤字は勘弁してください(笑笑) とにかく今は娘を応援中です。私は51歳になって転職しましたが、職場で重宝され、ボクシングも習い、忙し楽しく、娘と「今日もお互いがんばろ、いってきます」 の毎日を送ってます。 このお部屋は日本中どこにもない、小さな治りも大きな治りも堂々とでき、皆さんが応援、参考、共感できる貴重な場だと心底思ってください。ハンドルネームでも、個人情報のリスク管理などで躊躇う方、管理者の浅見社長は当然徹底されてます。 確かに、最近、一定の方の独占書き込みに投稿を躊躇っていました。 でも、ちょこちょこ登場を再開しました。と、yoyoyoさんやきいろさんがレスを下さり、共感の嬉しさを改めて感じました。 花風社を選んだのは親御さんのセンス力と私は思うし、そのセンスこそ治る道への一歩です。 私は花風社以外の著書やナントカ講演に足を運んだり、変なライセンス講座、変な多額の教室などに一切手を出していません。と、ゲーム機器。小学生の時など、宿題に、明日の支度すらままならず時間がかかる、美味しいごはんはゆっくり楽しい時間を共にしてたら、ゲームの 時間などはじき出せませんでした。 週末は手づくりクッキー、ポップコーン屋さん を開き、できない算数、勘定へアプローチしたり、書き切れない程、工夫してました。 そして、どれもとても楽しかった😊 無駄なお金を使わなかったから、今の娘の予備校代とかに充てれるのです。 花風社の本をアレンジするだけで充分治せましたよ🤭 そして、治りに向き合った結果、親の自分も 超タフな身体とメンタルになるとゆう未来が待ってました。来月の初めの休みは学生時代から演ってるドラム叩いてきます。 タフさ止まりません💧 そんなわけで、皆さん、安心して治った自慢しましょうね! 返信する
浅見淳子 2023年8月19日 どうも、勝手に治った自慢のお時間です。 管理人メッセージにも書いたエピソードですが 治らない系Tuberさんたちのあきらめっぷりを知ると こういう方もいるのだと、知らせたいですね。 っていうか花風社周りはこういう人がたーくさんいます。 発達障害も知的障害も治りますよね。 ===== 現在小学3年生の娘は今年度から普通級に転籍しましたが、何の問題もなく1学期を過ごすことができました! 花風社の知見のおかげです。 いつもありがとうございます。 ===== 皆さんの治ったエピソードをお待ちしております。 返信する
智ママ 2023年8月9日 「きみが ためー、はるの のに いでて わかな つむー、わが ころもでにー、ゆきは ふりつつ!」 小学校の育成級ではひらがな一文字の書き取りしかさせられていない、 小4の多発奇形が、昔の和歌(調べたら百人一首でした)を『おんどくドリル 5−6さい』で、大音声で読み上げています。 運良く中学校の育成級に行けたとしても、たぶん古文や和歌は教材で取り扱いはしないと思いますが、 脳の発達を促す一環+学習効果を上げる一環として音読をさせていたところ (自分の発音を3回ぐらい連続して、読み上げながら、自分で聞く) そこそこ情報処理の回転数が上がったのか、頭の回転が早くなってきました。 「いちおう、教養にはなるし・・・」と、短くて読み上げさせるのがラクなので、短歌も俳句も、乗っているページをそのままに進めています。 光孝天皇の歌の舞台はお正月なので、お盆直前の暑い時期に、その短歌の背景事情を知ってる大人は、やや涼しくなれますが、 息子は若菜詰み自体の昔の風習を知らないので、背景をわかりやすい言葉で話して、理解を深めようと試みています。 「百人一首を全部覚えて、かるたが出来たら、スポーツかるたっていうジャンルで強くなれて、近江神宮に呼ばれて決勝に進めるんだよ」 「えー、ほんと?京阪坂本線に乗れるの?近江神宮の、階段、登るの?」 と、理解と話題が『きみが ため〜』の光孝天皇の歌から、変な方向にズレていっていますが、そこそこ親子の会話を楽しめています。 返信する
智ママ 2023年8月4日 本日、大学病院のSTでした。 発達がまた進んでいたので、「もうそろそろ、聞こえたら反応できるし、指示に従えるので、本格的に検査してもいいでしょう」と、専門の機械を使って聴覚検査をしてみたところ、 息子の耳はほぼ健聴のレベルで、ほとんど問題がないことがわかりました。 二日前に、数字の8が書けるようになったこと、漢字も『草』『人』『火』などを書けるようになってきていることを報告すると、 「智くんは、公立中学校の育成級なら、余裕でいけますよ!かつて、ここに通っていた子でもっと出来がイマイチのダウン症の子(男児)が、公立中学の育成級に行きましたし。」 と明言してくれたので、心強いこと限りなかったです。 「心理判定で『認知が3歳レベル』という書類を出すと、小学校側は、それ以上、伸ばして指導しようとせえへんのです。勉強のレベルを3歳レベルで止めて、そのまま支援学校中等部にしか行けない指導しかしてないです。」 と育成級で行われている特別支援教育の実態を報告すると、大学病院のSTは憤然として、 「それはおかしい!それだと伸びひんやないの!もう、お母さん、そんなのは無視して、どんどん伸ばして指導していってください!これは私の勘ですが、智くんは、まだまだこれからも伸びていきますから!」 と、強い発破と援護射撃をいただきました。 これからも、コツコツ伸ばしていけたらと思います。 返信する
智ママ 2023年8月4日 『原始反射がとれる、バランスボールを使った運動』というものを、Twitterでみてみて、自宅に筋トレ用のバランスボールがあったので、とりだしてきて、 転がり落ちないように、バランスボールと息子を私が保定した状態で、 息子にバランスボールの上に仰向けになってもらって、しばらくビヨンビヨンしてもらってみました。 30秒✕3回くらいの頻度を2回して「もういい」と止めていました。 2日ぐらい、同じ遊びを同じ頻度でしていました。 その後、一週間くらいして、奇妙に快活になり、以前の、病的に怖がりなところがなくなってきて、次々に新しいところに挑戦するようになってきました。 え?原始反射って、あれだけでとれるの?? 自分も、背中合わせになって相手の背中に背負われて、うーんと背伸びして、それでいて軽く揺さぶってもらう動きが好きでしたし、 幼い頃はバランスボールなんて気の利いたものは九州には入ってなかったので、 公園のタイヤに仰向けにそっくり返って乗りあげ、背中を伸ばしてビヨーンと伸びをしているのが好きでしたが、 あれは、原始反射を自分で解除していたんですね。 バランスボールは無心に玉転がしとしてじゃれるのに私は使いますが、息子は椅子代わりにビヨンビヨンして跳ねる体験を味わい尽くすのに使うので (生まれ持っての遺伝子異常で筋肉が弱いために、自力で相当力を入れないと、跳ねることが出来ない) しばらく、夏休みの間は、わりと頻繁に、バランスボールのお世話になりそうです。 返信する
智ママ 2023年8月3日 息子が、数字の8を書けるようになり、算数ドリルの+2が7割から8割、正答できるようになりました。 洗濯物の干し方を教えて、片っ端からタオルや息子のズボン(ハーフパンツ)、私のズボン(ロングパンツ)を洗濯バサミで摘ませてピンチングにぶら下げることを繰り返していると、突然8が書けるようになりました。 手首をかえす動きが、洗濯物干しに必要な動作にたくさんあったからかもしれません。 あと、お馬さん(馬のように四つ足で膝をついて、手首・膝・体幹が、それぞれ直角になるポーズ)をして、右足・左足・右腕・左腕をそれぞれ直線上に伸ばす筋トレをしていたのが、手首をかえして、伸ばす効果を出していたかもしれません。 とにかく、数字の8が書けるようになったので、これからはドリルを放置しても1人で解答を出せるようになりました。 夏の思わぬ進歩に、嬉しさがとまらないです。 返信する
智ママ 2023年7月31日 息子に『洗濯機に汚れ物を入れて、スイッチ操作をして、洗剤を入れて洗濯を開始したら50円』、『洗濯機から仕上がったものを外に出せば50円』のレートで、家庭内アルバイトをお願いしているのですが、 (言われてすぐに動いたら額面金額出すが、言われてしばらくして動いたら半額に減額するシビアな雇用者です。指示があったときに、すぐ動けるようになるのが目的です) 今日、初めて洗濯物を干す操作を、手伝いがあれば50円、手伝い無しで一人で全部干せたら100円、という破格の労働単価で条件を示して、してみるかどうか訊いてみると、即座にその話に飛びついてきました。 そして、自分で早く覚えたら、100円もらえる!ということで、作業の入力が入りにくい頭でも、必死に覚えて作業しようとしていました。 脳室拡大と遺伝子異常からくる筋肉組成の変化の影響で、握力と指の力が弱く、洗濯バサミを開くのに難儀していましたが、ハンガーの取り扱いは小学校でもしているからか、わりとスムーズにできました。 作業台に乗ってピンチハンガーに洗濯物をもったまま、洗濯ばさみで挟んで落ちないようにする。という操作の会得には手間取りそうですが、訓練していけばそれなりに習熟してくると思います。 「多発奇形は戦力にならない。社会の片隅で、生活介護などの福祉の世話を受けて終わるだけ」というのがこれまでの医学的な常識でしたが、息子だけは家庭内でせっせとバイトして、最初から諦めて何もさせていない発達だけのご家庭の子よりも、多発奇形であるにもかかわらず、各作業の習熟度を上げていっています。 「お家で稼いで、バイト代を貯めて、それが一定金額になったら、名古屋鉄道に一回乗りに行けるようになるよ?」と口頭で説明すると、一発で理解して俄然、やる気を高めたようでした。 中度の知的障害だと、どうしても誘惑や欲望に負けてしまい、お金の管理がめちゃくちゃになるのですが、 二人で外出しても「大阪に行きたかったら、簡単にアイスはねだれません」「大阪メトロに出かけるには、親子二人で最低、京阪の切符代以外に、飲食費と現地交通費で2000円はかかるので、それだけ節約して貯めたら行けますよ?」と金銭管理や金銭感覚、欲望の制御も同時に教えています。 物の値段が高くなったことはまだ理解できないようですが、母親が欲望に負けて食材を多めにカゴに入れると「お母さん、買いすぎです!」と戒めるほどの制御感覚は身についてきたようなので、労働の修練と、生活に付帯して必要な感覚を鍛えるのには、少しはいいようです。 母親としては、「ここは、お手伝いをさせて稼がせたろ」と子どもの雇用を創出(その代わり、財布からコインが消えますが)する役割を家庭内で担うことになるので、雇う側(B型またはA型の作業所の係員)がどの視点で利用者をみているかが、シュミレーションで仮想とはいえ追体験できるので、働くに当たってどれが必要な能力か、何処を伸ばしていったらいいかが、いつもの親の欲目ではなく、比較的客観的な視点で見ることができるので、かなりお役立ちでした。 返信する
たにし 2023年7月22日 息子、中1の1学期が終わりました。 無遅刻無欠席の皆勤賞。 朝6時に起きて、ガッツリ朝ご飯食べてから7時20分に意気揚々と家を出る。 そんな毎日でした。 先生にも恵まれました。 支援級の先生は、「発達障害治った自慢大会!」の読者であったというミラクル。 そして、情報収集や自己研鑽に御熱心な、自称「発達オタク」な方。 オタク先生は、日々、心のこもった関わりをしてくださり、あっちゃんも信頼を寄せてます。 課題である学習面も頑張っています。 毎日コツコツと努力。 朝のドリルと、夜のお風呂後の勉強は、すっかりルーティンになってます。 息子、いつもニコニコして、人の嫌がる言動は一切せず、クラス運営の仕事も率先してやるので、良い感じでクラスに馴染んでいるそうです。 給食の配膳は、いつも重いものを進んで運び、女の子達に感謝されているとのこと。 小学校時代とは違い、放課後児童クラブはありません。 下校時、家に親がいない時は、合鍵で家に入り、宿題したりして過ごしています。 一人で過ごせるシーンが増えてきたのは成長の証かと。 お休みの日でも、一人で外出することが増えました。 大好きな自転車に乗って、2〜3時間サイクリングするのがマイブーム。 いい感じで夏休みに入りました。 また今年も家族で、夏休みを楽しんで、更なる発達の夏にしたいです。 順調な中学校生活のスタートは、皆様のおかげです。 ありがとうございます。 返信する
智ママ 2023年7月19日 メガネが歪んできたので、眼鏡店に調整しに行きました。 メガネの調整を終えたら、スーパーに連れて行かれ、焼き芋1本と大人用サイズのお弁当を2つと、ジュースを2本買わされました。 それから眼鏡店の最寄りバス停に行って、バスに乗って駅まで出て、近くのスーパーに入り、半額になったチキンドラムを2つ買わされました。 「これで、晩御飯は大丈夫ですね!晩御飯になりますね!」と、ドヤ顔の息子。 行きがけに「お母さん、疲れたー」と母親が言っていたので、気を遣って晩御飯をお弁当で済ませよう!と、大人用お弁当をひとりひとつと、半額のチキンドラムを「お母さん!チキンドラムが半額です!これは、2つ、絶対に買いましょう!」と買わせたらしいです。 小4にして、多発奇形・器質的障害ありの中度知的の小学生兼業主夫が、誕生しました。 どう見ても、お弁当2つと、焼き芋と、半額のチキンドラム2パックは、小4男子がねだる内容じゃない・・・・・専業主婦の買い物や・・・。 まるっきり、多発奇形のヤングケアラー(しかも小4で器質的障害ありの中度知的・・・)みたいじゃないか! 多発奇形が、母親の行動支援を務めてるわ! しかも、買い物の経済観念も、専業主婦なみだし。 母親は呆れて、スーパーで、あまりのことに、ものも言えませんでした。 ラインで報告すると 「これは、どっとこむ案件やで!小4の多発奇形の専業主婦!僕ら、そんなふうに育てた覚えはない!ぜひ書いてきてくれ!」 と涙目になるまで笑いこけた夫から頼まれたので、ここに書いて報告します。 返信する
智ママ 2023年7月19日 小学校の、教員全員の一言と写真が乗っている小冊子を見て、息子が一言。 「おかあさん、〇〇先生って、どこにいてはる?」 「え?〇〇先生?うーん、探してみるわ・・・いてはらんよ?」 「〇〇先生、いてはらへんの?」 「〇〇先生は、異動になったみたいやな」 「〇〇先生、『てっきょ』されたの?」 「・・・いつから〇〇先生は、モノになりよったんや・・・」 『ものをどかす=撤去』とは理解したものの、それが対・モノに対してのみ使われる言葉で、ヒトに使ったらとても失礼になる言葉だとまでは、まだ理解できていない小4息子でした。 「おーい!智ママ(名字)さん!」と校舎の階上から大声で呼びかけて、大きく手を振ってくれていた、当時6年担任だった〇〇先生に、息子はとても懐いていましたが、昨年度末に異動で他の小学校に転出されたので、春休み半ばの離任式のときには、私の郷里で母方祖父と楽しい九州ライフを過ごしていたので、お別れが出来ず、息子はすっかり忠犬ハチ公状態で、「今日も〇〇先生、休みやなあ。いつ来はるんかなあ」と思っていたらしいのです。 とりあえず、耳から入った、難しい言葉を覚えて使いたがるようになったことと、他の学年の担任にも愛着が湧いてきていたことがわかった、水曜日の夕方でした。 返信する
智ママ 2023年7月14日 昨日、個人懇談のために、14:10の小学校のお迎えでした。 いつもより早く学校を上がれる息子が、つい、いつもの癖で「今日、祇園祭に行くの」と口を滑らせたので、級友ママと担任の男性教諭から交代で「息子(名字)さん!お出かけが過ぎます!」と強く叱られて、しくしく泣いていた息子。 「あれだけ叱られたし、雨だし、今日は自宅でのんびりできるかな?」と、母親が、一抹の不安はあるけれども、期待しつつ自宅で小学校からの登下校の装備品を片付けていたら、 「おかあさん、四条の祇園祭はいきません。代わりに、〇〇の図書館にいって、本を借りたいです」「ご本をたくさん、借りたいです。連れてってください」と言い始めました。 『遊びオンリー(?)の祇園祭は行かないけれど、市営図書館で本を借りるといえば、教育熱心なお母さんは、絶対、地下鉄で伏見区に連れて行ってくれる!ついでに、スーパーでお買い物もできるから、何かいいものを買ってもらえるかもしれない!』との計算で、提案したようです。 策略にあっさり引っかかった母親は、巨大リュックを背負って、地下鉄で伏見区の図書館に、息子と一緒に出かけていきました。 列車の本を7冊、息子の図書館利用カードで借り、 料理の本を2冊と夏休みの実験の本を2冊、私の図書館利用カードで借り、 合計11冊を巨大リュックに入れて、 スーパーで、牛肉800gに豚肉300gと、たけの◯の里とアーモンドチョコを3つずつ買って、それもまた巨大リュックに入れて、よろよろしながらまた地下鉄で帰ってきました。 関西人は、上役(お上)から強く、ど迫力で言われると、内心反発はするものの「ハイハイ」とその場では従っておいて、あとから理屈をこね回して、上からの命令を有形無実化し、自分のやりたいことは結局通してしまう。という性質が、他地域より強いです。 母親は元九州人ですが、わりと反骨精神が強めなこともあり、その血を半分引いた息子は、生まれ育ったぶぶ漬け市の文化を感じながら、日々過ごしているからか、「派手に泣かされても、そのまま指示をハイハイと聞いてしょんぼりするのではなく、知恵を絞って、何とかしてやりたいことは通す」という関西人クオリティを発動させて、ちゃっかり母親と一緒の、図書館へのお出かけをもぎとりました。 息子は、なかなかいい性格の、一筋縄では行かない、ある意味図太い、芯の強い小4多発奇形児に育っていることがわかりました。 「外は雨だし、気が乗らない。」と言って外出を渋る母親を、傘をささせてまで気持ちよく外出させるのに策略を巡らして、地下鉄を利用しての外出を勝ちとった息子に、頼もしいやら、『君、多発奇形で器質的障害も軽くはなかったよね?知的障害も中度クラスはあったよね?どうやってそれを考えついたの?』となるやらで、 夕飯に買ってきた豚肉が、微妙に美味しかったことでした。 返信する
智ママ 2023年7月14日 娘からラインで孫息子の報告を受けた、郷里の実家の父が、 「よかよか!男は、知恵を絞って打開せんば、いかん!智くんも、考えたな!」 と赤ワイン片手に(コロナ対策とワクチン副作用対策に、私が勧めたのを、両親が続けている習慣です)ハッハッハと笑いながら、コメントしていました。 『おじいちゃんからも、叱られるかも。』と思って、スマホのそばで小さくなっていた息子でしたが、母方祖父からは怒られなかったので、ホッとしてニコニコし始めていました。 ラインメールで報告を受けた父親は、手を打って喜び、 「ずいぶんと策略家になったな!それでこそ、うちの息子だ!」と大爆笑で褒め称えていました。 (夫も反骨精神が豊富な家系の育ちで、言われたそのまま従うのを良しとしない性格です) この組み合わせの両親から、素直すぎる、言うことを聞くだけで終わる息子は、育つはずないよね。と苦笑いした夜でした。 返信する
智ママ 2023年7月10日 先週の水曜日のことです。 課題の七夕の工作が、お迎えの時刻になっていてもまだ出来上がっていなくて、居残りを點せられていた息子ですが、 「息子さん(名字+さん)は、これから6年生が卒業したあとの、リーダー役になってもらわないといけないですからね!ビシバシいきますよ!」という担任の男性教師の発言に母親は「は???」となりました。 息子の他に、まだ同学年に一人、器質的障害はゼロの、入学当初から中度発達の子がいるからです。 ただし、そこは『発達障害は治らない』を信じているお宅なので、そこの坊っちゃんは、入学してからほとんど伸びていないです。 多発奇形生まれでも、器質的障害が軽くはなくても、発達の進度が目覚ましい息子の方が、『育成級を引っ張っていってくれる人材』として使える!というか、息子しか指示が素直に通って周囲に配慮できて、素直に調和しながら頑張れる子が、育成級にまだ育っていない・・・ (繰り返しますが、私の家以外は『治らない』『あるがまま』で行っているお家ばかりです) という、消去法での選抜結果らしいのですが。息子が、リーダー候補にポコッと内定してしまいました。 えーーーー!多発奇形生まれの息子が、クラスのリーダー??? 輪番制の学級委員長以上の大役じゃない! 今までの医学的セオリーでは、多発奇形は『良くて座れるだけの重度、または最重度、または測定不能の寝たきりで、支援学校にも通えるかどうかわからない』というレベルの子しか確認されていません。 「座れたら御の字、どう頑張っても支援学校」と、NICU医師から生後2ヶ月で宣告された息子です。 それが、小学校の育成級をまとめるリーダー候補! ありえない・・・ と、目が点になってしまった母親でしたが、今いる普通級から移動してきた、できの良いASDタイプの女児3人がいなくなったあとの、クラス運営を視野に入れた男性担任教師には、 出来はいまいちだけれども、伸びの良い息子に、白羽の矢を立てて、どんどんできることを増やして、いずれはクラスのまとめ役が務まるようになるまで育てる予定で、息子の育成級リーダー就任が決定しているようでした。 いいのか?それでいいのか? と疑問に思って首をかしげる母親ですが、「他に人材がいないなら、しかたないよね。」と納得の上、また家庭で育てることになりました。 驚きの展開に、帰宅してから抹茶をコップ一杯飲んでしまった母親でした。 また、その後の展開があったら、報告いたします。 返信する
智ママ 2023年7月8日 今朝、朝7時に「お母さん、朝ですよ。三条駅で、子どもの切符、買ってください」と、ぶぶ漬け市流に婉曲的表現ではあるものの、明らかに『僕を大阪に連れてってくださいね』の圧がかかった息子が、枕元に座って、寝起きが凶暴な母親を刺激しすぎないように、そーっと、トントンと肩を叩いて起床を促す。という光景が見られました。 「お母さん、大阪に連れて行ってください」とモロに言っても 「ねむいー。嫌だ〜」と言われてしまって元も子もないので、頭を使って、買い物ならば、比較的さっさと出かける母親の習性を利用して、わざと「京阪の三条駅で、子どもの切符、買ってください」と表現することで、「いや、それは買わない!」とは言わせず、「うん・・・」という寝ぼけた状態での言質を引きずり出して、それでおでかけに持ち込もう!と、細かく計算してのことだったようです。 本当に、君、生まれてきたときは多発奇形だったんだよね? 嘘やろ? いま、これだけ計算できてるやん? と思うような、息子にしては非常に高度な権謀術数にはめられて、呆れてしまった朝の母親でした。 ところが、母親は昨日のSTの帰りにかなり無理をしてそのまま34℃の炎天下の中、あまり補水もせずに帰宅したので、熱疲労を起こして体がだるく、力が入りにくいので起き上がってテキパキ出発準備をするのが難しい体調でした。 結局13時まで仮眠して、ゴロゴロしてからやっと出かけていきました。 15時から大阪で、御堂筋線→中央線→ニュートラム→フェリーターミナルで下車して南港のフェリーが出港するのを見せる→ニュートラムで住之江公園まで出る→四つ橋線に乗り換えて終点の西梅田まで出る→徒歩で御堂筋線の梅田駅まで出る→御堂筋線梅田駅から淀屋橋駅に戻り、しばらく御堂筋線を見せる→京阪の特急に乗って帰京、という半分は乗り潰しの旅でしたが、当人は喜んで手をひらひらさせながら(とても喜ぶと手をひらひらさせる常同行動の名残が出てくる)、大好きな大阪メトロに見入っていました。 片っ端から乗った列車に「お見送り、する!」と言って「〇〇線、ありがとーう!」と言いながら、見た目は小1の、実年齢は小4が、リュックサックを背負ったまま、喜んで大きな声でお礼を述べながら、手を振るので、 大阪メトロの、あまりスレてない若手の車掌さんや運転士さんは、無表情または笑顔で手を振り返してくれていました。 (すみません、ぶぶ漬け市の市営地下鉄烏丸線と地下鉄東西線界隈では有名な、「乗せてくれて、ありがとうー!!」で、手をふって挨拶する、弱視メガネの少年+黒い服をきた母親、の状態なんです・・・大阪メトロの乗務員さん、息子の挨拶が癒やしになってたら、幸いなのですが。) 父親が苦笑いして『息子。そこで生き馬の目を抜くビジネスの世界の地下鉄乗務員を笑顔にしまくって、どうするんや・・・?』とラインでツッコミを入れそうだな、とは思いましたが、 西梅田から梅田までの移動の途中、阪神梅田駅の知覚のミスタードーナツでポン・デ・リングを2個と、チョコレートドーナツを6個買ってもらっただけで、息子の街での買い物欲が満たされたらしく、 「さあ!梅田の阪急デパートのエレベーターに、乗りましょう!僕は、13階まで、行きたいです!」と強引に誘われて阪急百貨店に引きずり込まれ、そこでエレベーターに13階まで乗せられ、百貨店内で何も見ず、何も買わずにそのまま地下1階まで戻され、そこから御堂筋線に乗せられて帰宅する、という、かなり不本意な梅田散策となりました。 適当に、「頭の刺激になるかもしれないし!」と、好きな梅田の地下街を月に1度から2度ほど散策させて、大阪の地下鉄に乗りたいだけ乗せていたら、 いつの間にか梅田の地理を覚えて、そこに行くために、自宅で朝から策を巡らせるようにもなって、 「君、本当に、器質的障害は軽くはなかったんだよね??」と確認したくなるような高度なことをしてみせるようになるまで成長した、息子の姿に舌を巻いたことでした。 伸びると、想定外の出来事ばかりが増えてくるので、驚いています。 返信する
智ママ 2023年7月8日 昨日、大学病院でのSTでした。 STのお部屋に向かう前に、エレベーターに乗っていたら、 「さいきんは、あついですね〜」と息子が老婦人相手に世間話を始めました。 息子は小さく喋りも拙いので、小1か幼稚園年長に見られて老婦人がニコニコして息子に癒やされながら応答していたので、 「小4にして、世間話に達したんかい!」と後ろに立っていた息子にツッコミを入れると、老婦人が、連れ同士で笑っていました。 世間話をふる多発奇形は、初めてだと思います。 描画の顔に、白目と黒目、鼻の穴ができてきて(4−5歳児くらいの顔の表現)、手と足が胴体から棒線と◯で出てくるという、半分棒人間・半分ドラえもんのような段階まで来たことを、実際に、発音訓練後の空き時間に描かせて確認して、喜んでいたSTでした。 「『お風呂(浴槽)にお湯がいっぱいだったら、満杯を10として、7か8くらいになっていたらすぐに教えて。』と言って浴室に送り出したら『おかあさーん【いっぱい】だった!』と走って知らせにきたので、何回訊いても【いっぱい】としか言わないので、見に行ってみたら、浴槽からお湯が溢れていたので『なるほど、これは【いっぱい】だね・・・』と納得でした。まだ『10分の1』、『10分の5』という概念は生まれていないようです」と報告すると、ST二人が腹を抱えて20秒ほど笑っていました。 11:00には会計が終わったので、そのまま市バスと市営地下鉄に乗って帰ったのですが、気温が34℃あるなか地下鉄から小学校まで歩いで送り出し、その後すぐに自宅まで歩いて帰ったので、熱疲労を起こして昼以降は、ずっと自宅でゴロゴロして寝ていても倦怠感がとれず、寝てばかりいました。 これから気温が一気に上るので、夏バテと熱中症に気をつけて、外出しようと思います。 返信する
智ママ 2023年6月29日 昨日、リハビリ病院の小児科の受診とPTの二本立てでした。 小児科でこれまでの進歩と見られることを話すと、全部カルテに記載するレベルの進歩だったらしく、小児科医のおばあちゃん先生は、ひたすら手書きで書き込んでいました。 いままで片足立ちが右足3秒、左足1秒レベルだったのが、右足立ち8秒、左足立ち3秒に記録更新となった上、今までは全くできなかった片足ケンケンが右足8回、左足3回できたので(右脳の後ろ1/3が脳室拡大のため空洞)、 小児科医がたいそう喜んで「これは、継続の余地大アリですね!」と継続更新を決めていました。 いままで、子どもさんがうまく歩けない(重度)ために、PTにかよって訓練を受けるママさんは多くいましたが、たいてい訓練を始めて1年くらいで伸び止まりが見られるので、ママさんは継続を望んでも、『公金を無駄に使うわけにはいきません』ということで、PTを打ち切られることが多々あったそうです。 しかし、息子の場合は発達が伸び続けているので、『PTに効果あり』とみなされて、始めて2年半くらいになりますが、またしてもPT継続の対象となったようです。 会計を済ませて、総合スーパーのイ◯ミヤの5階(屋上)でアイスを食べさせ、3階の100均でそこにしか置いてない国語と算数の書き取りノート(息子が書きやすいように、わざとマス目が大きいノートにしました)を次々にカゴの中に入れていると、 「え?これ、全部買うの?」 『これ、帰ったらぜんぶ僕が書かないといけないんだよね?』と言いたそうな、うんざりした表情で、小学校で習ったお買い物ごっこの実習として買い物カゴを持つお手伝いをしながら、母親を見上げていた息子でした。 かなり知的にも、頭の回転や洞察力がついてきていると感じました。 あと4ヶ月後の、秋から冬にかけてのリハビリ病院の小児科でのチェックが楽しみです。 返信する
智ママ 2023年7月9日 何気なく描いたらしいのですが、なぜか採用されて『社会を明るくする運動』の会場に展示された、息子の絵画です。 母親の私には、色合いがやわらかくてやさしいのはわかりますが、形が丸々していて、何が何だかよくわかりません。 しかし、全校生徒の絵画から2点選ばれていたうちに入っていたので、それなりによいところがあったのかもしれません。 息子の描画力はまだまだですが、色彩感覚はそこそこあるな〜、と思いました。 返信する
今日は治った自慢に入室です。
浅見社長も仰るとおり、このお部屋、皆さんどんどん活用しましょ!
さて、娘は今、現役大学受験生の夏休み。
のびのび遊んでる暇がない初めての夏😢
なんと会社から、いぬこがんばってる報酬で
野球チケットを頂き、22日は2人で東京ドームへ行きまーす!
娘はジャニでもLDHでもKでもなく、巨人の
坂本選手の大ファン。プライベートは色々
騒がれた方ですが、プレーは超一流だもん!
って。
野球部出身の私は、心底同感だし、何も騒ぎがなきゃWBCに選出され、源田が骨折した時、あー坂本が居れば…はっ。野球熱で話が逸れてしまった💦
とにかくオオタニでもヌーでもなく坂本です。
「生で観れるなんて〜!母ちゃん神!会社の
人達にも感謝を伝えて〜!」とハイタッチで、(これがまたいい席でして)
至福時間を味わう予定です。
知的障害で療育手帳出された(何度も書きますが断った)娘は、今、自由度高い志望校に向け受験生として思いっきり頑張っています。
そして、超がつく聴覚過敏、イヤーマフ使用、集団が苦手だった子が、満杯の東京ドームの
歓声を楽しもうとし、ちょと恥ずかしいけど、ぶるんぶるんタオルを振りまくり大きい声援を
送るんだ!…久々に下界にでれるぅぅと。
(高3夏は予備校漬けで不憫…😭)
じゃあ、出すもの全部出しちゃお!と。
と、そう、英語のリスニング成績がずば抜けていい耳になってるんですよ!
聴覚過敏、弱みは強みに変わるの典型ですね。
コミュニケーションにまだ課題があると娘自身は思ってる様ですが、蕎麦通娘は予備校の昼休み行きつけのお蕎麦屋さんができました。
すると、毎日がんばってるねーと、アイスや
アンチョビオリーブきゅうり、ぬか漬けなど
オマケを付けて下さるそうで。
空いてる時は、レシピを教えてもらったり、
お喋り。混んでる時は、箸袋に、「ごちそうさまでした。今日もありがとうございました」等、メッセージを残して、そっと帰るらしいです。あんた、なんっていい子なの!?と褒め、コミュニケーション力充分じゃんと言いました。
たんぽぽさんの書き込みに、子どもの将来の明るさ等、すごく励まされました。素敵。夫さんの力はもちろんですが、きっとたんぽぽさんの母としてのがんばり、愛情深さもあったと確信してます!
nonmamaさんと同じで、大地くんの
御本を読み、励みになったり、大地くんの様な表現力は無い娘をどう手立てしようと悩んでも
いました。そして、栗本金魚世代です。
娘は栗本金魚をした時、「自分はロウソクのロウに固まってた感じだったけど、金魚でそれがバキバキと剥がれていった」と、言います。
このお部屋で、今、絶賛発達中のこれができるようになった我が子自慢、先輩ママさん、皆さんの意見がたくさん聞きたいです。
治りきった今でもヒントや刺激になるし、我が子同様、心から応援を止めないし、苦しんで、悩んで、もがいて、明るく楽しく過ごした娘が寝た後、どうしたら治してあげれるんだろうと込み上げる涙をホロホロ流した夜が何日あったろう。。
「親子楽しく」身体アプローチをしたり、美味しい手づくりごはんを共に食べ、親のよかれを押し付けず、我が子を見て「我が子を信じて」向き合えば、治ります。泣いてた自分も本人も、本当にがんばったと思います。
悩むのも、もがくのも無駄じゃなかった。
それも、治る道への一つと考えます。
きっと治しきったママは社会復帰して、重要なポジションで仕事してるかもしれない。
私もそうだから。でもね、誰かの希望になるならと、通勤中や昼休みに書くことにしました。昼休みでもご指名さんが来たら呼ばれる慌たださにいるので、多少の誤字は勘弁してください(笑笑)
とにかく今は娘を応援中です。私は51歳になって転職しましたが、職場で重宝され、ボクシングも習い、忙し楽しく、娘と「今日もお互いがんばろ、いってきます」
の毎日を送ってます。
このお部屋は日本中どこにもない、小さな治りも大きな治りも堂々とでき、皆さんが応援、参考、共感できる貴重な場だと心底思ってください。ハンドルネームでも、個人情報のリスク管理などで躊躇う方、管理者の浅見社長は当然徹底されてます。
確かに、最近、一定の方の独占書き込みに投稿を躊躇っていました。
でも、ちょこちょこ登場を再開しました。と、yoyoyoさんやきいろさんがレスを下さり、共感の嬉しさを改めて感じました。
花風社を選んだのは親御さんのセンス力と私は思うし、そのセンスこそ治る道への一歩です。
私は花風社以外の著書やナントカ講演に足を運んだり、変なライセンス講座、変な多額の教室などに一切手を出していません。と、ゲーム機器。小学生の時など、宿題に、明日の支度すらままならず時間がかかる、美味しいごはんはゆっくり楽しい時間を共にしてたら、ゲームの
時間などはじき出せませんでした。
週末は手づくりクッキー、ポップコーン屋さん
を開き、できない算数、勘定へアプローチしたり、書き切れない程、工夫してました。
そして、どれもとても楽しかった😊
無駄なお金を使わなかったから、今の娘の予備校代とかに充てれるのです。
花風社の本をアレンジするだけで充分治せましたよ🤭
そして、治りに向き合った結果、親の自分も
超タフな身体とメンタルになるとゆう未来が待ってました。来月の初めの休みは学生時代から演ってるドラム叩いてきます。
タフさ止まりません💧
そんなわけで、皆さん、安心して治った自慢しましょうね!
どうも、勝手に治った自慢のお時間です。
管理人メッセージにも書いたエピソードですが
治らない系Tuberさんたちのあきらめっぷりを知ると
こういう方もいるのだと、知らせたいですね。
っていうか花風社周りはこういう人がたーくさんいます。
発達障害も知的障害も治りますよね。
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現在小学3年生の娘は今年度から普通級に転籍しましたが、何の問題もなく1学期を過ごすことができました!
花風社の知見のおかげです。
いつもありがとうございます。
=====
皆さんの治ったエピソードをお待ちしております。
「きみが ためー、はるの のに いでて わかな つむー、わが ころもでにー、ゆきは ふりつつ!」
小学校の育成級ではひらがな一文字の書き取りしかさせられていない、
小4の多発奇形が、昔の和歌(調べたら百人一首でした)を『おんどくドリル 5−6さい』で、大音声で読み上げています。
運良く中学校の育成級に行けたとしても、たぶん古文や和歌は教材で取り扱いはしないと思いますが、
脳の発達を促す一環+学習効果を上げる一環として音読をさせていたところ
(自分の発音を3回ぐらい連続して、読み上げながら、自分で聞く)
そこそこ情報処理の回転数が上がったのか、頭の回転が早くなってきました。
「いちおう、教養にはなるし・・・」と、短くて読み上げさせるのがラクなので、短歌も俳句も、乗っているページをそのままに進めています。
光孝天皇の歌の舞台はお正月なので、お盆直前の暑い時期に、その短歌の背景事情を知ってる大人は、やや涼しくなれますが、
息子は若菜詰み自体の昔の風習を知らないので、背景をわかりやすい言葉で話して、理解を深めようと試みています。
「百人一首を全部覚えて、かるたが出来たら、スポーツかるたっていうジャンルで強くなれて、近江神宮に呼ばれて決勝に進めるんだよ」
「えー、ほんと?京阪坂本線に乗れるの?近江神宮の、階段、登るの?」
と、理解と話題が『きみが ため〜』の光孝天皇の歌から、変な方向にズレていっていますが、そこそこ親子の会話を楽しめています。
本日、大学病院のSTでした。
発達がまた進んでいたので、「もうそろそろ、聞こえたら反応できるし、指示に従えるので、本格的に検査してもいいでしょう」と、専門の機械を使って聴覚検査をしてみたところ、
息子の耳はほぼ健聴のレベルで、ほとんど問題がないことがわかりました。
二日前に、数字の8が書けるようになったこと、漢字も『草』『人』『火』などを書けるようになってきていることを報告すると、
「智くんは、公立中学校の育成級なら、余裕でいけますよ!かつて、ここに通っていた子でもっと出来がイマイチのダウン症の子(男児)が、公立中学の育成級に行きましたし。」
と明言してくれたので、心強いこと限りなかったです。
「心理判定で『認知が3歳レベル』という書類を出すと、小学校側は、それ以上、伸ばして指導しようとせえへんのです。勉強のレベルを3歳レベルで止めて、そのまま支援学校中等部にしか行けない指導しかしてないです。」
と育成級で行われている特別支援教育の実態を報告すると、大学病院のSTは憤然として、
「それはおかしい!それだと伸びひんやないの!もう、お母さん、そんなのは無視して、どんどん伸ばして指導していってください!これは私の勘ですが、智くんは、まだまだこれからも伸びていきますから!」
と、強い発破と援護射撃をいただきました。
これからも、コツコツ伸ばしていけたらと思います。
『原始反射がとれる、バランスボールを使った運動』というものを、Twitterでみてみて、自宅に筋トレ用のバランスボールがあったので、とりだしてきて、
転がり落ちないように、バランスボールと息子を私が保定した状態で、
息子にバランスボールの上に仰向けになってもらって、しばらくビヨンビヨンしてもらってみました。
30秒✕3回くらいの頻度を2回して「もういい」と止めていました。
2日ぐらい、同じ遊びを同じ頻度でしていました。
その後、一週間くらいして、奇妙に快活になり、以前の、病的に怖がりなところがなくなってきて、次々に新しいところに挑戦するようになってきました。
え?原始反射って、あれだけでとれるの??
自分も、背中合わせになって相手の背中に背負われて、うーんと背伸びして、それでいて軽く揺さぶってもらう動きが好きでしたし、
幼い頃はバランスボールなんて気の利いたものは九州には入ってなかったので、
公園のタイヤに仰向けにそっくり返って乗りあげ、背中を伸ばしてビヨーンと伸びをしているのが好きでしたが、
あれは、原始反射を自分で解除していたんですね。
バランスボールは無心に玉転がしとしてじゃれるのに私は使いますが、息子は椅子代わりにビヨンビヨンして跳ねる体験を味わい尽くすのに使うので
(生まれ持っての遺伝子異常で筋肉が弱いために、自力で相当力を入れないと、跳ねることが出来ない)
しばらく、夏休みの間は、わりと頻繁に、バランスボールのお世話になりそうです。
息子が、数字の8を書けるようになり、算数ドリルの+2が7割から8割、正答できるようになりました。
洗濯物の干し方を教えて、片っ端からタオルや息子のズボン(ハーフパンツ)、私のズボン(ロングパンツ)を洗濯バサミで摘ませてピンチングにぶら下げることを繰り返していると、突然8が書けるようになりました。
手首をかえす動きが、洗濯物干しに必要な動作にたくさんあったからかもしれません。 あと、お馬さん(馬のように四つ足で膝をついて、手首・膝・体幹が、それぞれ直角になるポーズ)をして、右足・左足・右腕・左腕をそれぞれ直線上に伸ばす筋トレをしていたのが、手首をかえして、伸ばす効果を出していたかもしれません。
とにかく、数字の8が書けるようになったので、これからはドリルを放置しても1人で解答を出せるようになりました。
夏の思わぬ進歩に、嬉しさがとまらないです。
息子に『洗濯機に汚れ物を入れて、スイッチ操作をして、洗剤を入れて洗濯を開始したら50円』、『洗濯機から仕上がったものを外に出せば50円』のレートで、家庭内アルバイトをお願いしているのですが、
(言われてすぐに動いたら額面金額出すが、言われてしばらくして動いたら半額に減額するシビアな雇用者です。指示があったときに、すぐ動けるようになるのが目的です)
今日、初めて洗濯物を干す操作を、手伝いがあれば50円、手伝い無しで一人で全部干せたら100円、という破格の労働単価で条件を示して、してみるかどうか訊いてみると、即座にその話に飛びついてきました。
そして、自分で早く覚えたら、100円もらえる!ということで、作業の入力が入りにくい頭でも、必死に覚えて作業しようとしていました。
脳室拡大と遺伝子異常からくる筋肉組成の変化の影響で、握力と指の力が弱く、洗濯バサミを開くのに難儀していましたが、ハンガーの取り扱いは小学校でもしているからか、わりとスムーズにできました。
作業台に乗ってピンチハンガーに洗濯物をもったまま、洗濯ばさみで挟んで落ちないようにする。という操作の会得には手間取りそうですが、訓練していけばそれなりに習熟してくると思います。
「多発奇形は戦力にならない。社会の片隅で、生活介護などの福祉の世話を受けて終わるだけ」というのがこれまでの医学的な常識でしたが、息子だけは家庭内でせっせとバイトして、最初から諦めて何もさせていない発達だけのご家庭の子よりも、多発奇形であるにもかかわらず、各作業の習熟度を上げていっています。
「お家で稼いで、バイト代を貯めて、それが一定金額になったら、名古屋鉄道に一回乗りに行けるようになるよ?」と口頭で説明すると、一発で理解して俄然、やる気を高めたようでした。
中度の知的障害だと、どうしても誘惑や欲望に負けてしまい、お金の管理がめちゃくちゃになるのですが、
二人で外出しても「大阪に行きたかったら、簡単にアイスはねだれません」「大阪メトロに出かけるには、親子二人で最低、京阪の切符代以外に、飲食費と現地交通費で2000円はかかるので、それだけ節約して貯めたら行けますよ?」と金銭管理や金銭感覚、欲望の制御も同時に教えています。
物の値段が高くなったことはまだ理解できないようですが、母親が欲望に負けて食材を多めにカゴに入れると「お母さん、買いすぎです!」と戒めるほどの制御感覚は身についてきたようなので、労働の修練と、生活に付帯して必要な感覚を鍛えるのには、少しはいいようです。
母親としては、「ここは、お手伝いをさせて稼がせたろ」と子どもの雇用を創出(その代わり、財布からコインが消えますが)する役割を家庭内で担うことになるので、雇う側(B型またはA型の作業所の係員)がどの視点で利用者をみているかが、シュミレーションで仮想とはいえ追体験できるので、働くに当たってどれが必要な能力か、何処を伸ばしていったらいいかが、いつもの親の欲目ではなく、比較的客観的な視点で見ることができるので、かなりお役立ちでした。
息子、中1の1学期が終わりました。
無遅刻無欠席の皆勤賞。
朝6時に起きて、ガッツリ朝ご飯食べてから7時20分に意気揚々と家を出る。
そんな毎日でした。
先生にも恵まれました。
支援級の先生は、「発達障害治った自慢大会!」の読者であったというミラクル。
そして、情報収集や自己研鑽に御熱心な、自称「発達オタク」な方。
オタク先生は、日々、心のこもった関わりをしてくださり、あっちゃんも信頼を寄せてます。
課題である学習面も頑張っています。
毎日コツコツと努力。
朝のドリルと、夜のお風呂後の勉強は、すっかりルーティンになってます。
息子、いつもニコニコして、人の嫌がる言動は一切せず、クラス運営の仕事も率先してやるので、良い感じでクラスに馴染んでいるそうです。
給食の配膳は、いつも重いものを進んで運び、女の子達に感謝されているとのこと。
小学校時代とは違い、放課後児童クラブはありません。
下校時、家に親がいない時は、合鍵で家に入り、宿題したりして過ごしています。
一人で過ごせるシーンが増えてきたのは成長の証かと。
お休みの日でも、一人で外出することが増えました。
大好きな自転車に乗って、2〜3時間サイクリングするのがマイブーム。
いい感じで夏休みに入りました。
また今年も家族で、夏休みを楽しんで、更なる発達の夏にしたいです。
順調な中学校生活のスタートは、皆様のおかげです。
ありがとうございます。
メガネが歪んできたので、眼鏡店に調整しに行きました。
メガネの調整を終えたら、スーパーに連れて行かれ、焼き芋1本と大人用サイズのお弁当を2つと、ジュースを2本買わされました。
それから眼鏡店の最寄りバス停に行って、バスに乗って駅まで出て、近くのスーパーに入り、半額になったチキンドラムを2つ買わされました。
「これで、晩御飯は大丈夫ですね!晩御飯になりますね!」と、ドヤ顔の息子。
行きがけに「お母さん、疲れたー」と母親が言っていたので、気を遣って晩御飯をお弁当で済ませよう!と、大人用お弁当をひとりひとつと、半額のチキンドラムを「お母さん!チキンドラムが半額です!これは、2つ、絶対に買いましょう!」と買わせたらしいです。
小4にして、多発奇形・器質的障害ありの中度知的の小学生兼業主夫が、誕生しました。
どう見ても、お弁当2つと、焼き芋と、半額のチキンドラム2パックは、小4男子がねだる内容じゃない・・・・・専業主婦の買い物や・・・。
まるっきり、多発奇形のヤングケアラー(しかも小4で器質的障害ありの中度知的・・・)みたいじゃないか!
多発奇形が、母親の行動支援を務めてるわ!
しかも、買い物の経済観念も、専業主婦なみだし。
母親は呆れて、スーパーで、あまりのことに、ものも言えませんでした。
ラインで報告すると
「これは、どっとこむ案件やで!小4の多発奇形の専業主婦!僕ら、そんなふうに育てた覚えはない!ぜひ書いてきてくれ!」
と涙目になるまで笑いこけた夫から頼まれたので、ここに書いて報告します。
小学校の、教員全員の一言と写真が乗っている小冊子を見て、息子が一言。
「おかあさん、〇〇先生って、どこにいてはる?」
「え?〇〇先生?うーん、探してみるわ・・・いてはらんよ?」
「〇〇先生、いてはらへんの?」
「〇〇先生は、異動になったみたいやな」
「〇〇先生、『てっきょ』されたの?」
「・・・いつから〇〇先生は、モノになりよったんや・・・」
『ものをどかす=撤去』とは理解したものの、それが対・モノに対してのみ使われる言葉で、ヒトに使ったらとても失礼になる言葉だとまでは、まだ理解できていない小4息子でした。
「おーい!智ママ(名字)さん!」と校舎の階上から大声で呼びかけて、大きく手を振ってくれていた、当時6年担任だった〇〇先生に、息子はとても懐いていましたが、昨年度末に異動で他の小学校に転出されたので、春休み半ばの離任式のときには、私の郷里で母方祖父と楽しい九州ライフを過ごしていたので、お別れが出来ず、息子はすっかり忠犬ハチ公状態で、「今日も〇〇先生、休みやなあ。いつ来はるんかなあ」と思っていたらしいのです。
とりあえず、耳から入った、難しい言葉を覚えて使いたがるようになったことと、他の学年の担任にも愛着が湧いてきていたことがわかった、水曜日の夕方でした。
昨日、個人懇談のために、14:10の小学校のお迎えでした。
いつもより早く学校を上がれる息子が、つい、いつもの癖で「今日、祇園祭に行くの」と口を滑らせたので、級友ママと担任の男性教諭から交代で「息子(名字)さん!お出かけが過ぎます!」と強く叱られて、しくしく泣いていた息子。
「あれだけ叱られたし、雨だし、今日は自宅でのんびりできるかな?」と、母親が、一抹の不安はあるけれども、期待しつつ自宅で小学校からの登下校の装備品を片付けていたら、
「おかあさん、四条の祇園祭はいきません。代わりに、〇〇の図書館にいって、本を借りたいです」「ご本をたくさん、借りたいです。連れてってください」と言い始めました。
『遊びオンリー(?)の祇園祭は行かないけれど、市営図書館で本を借りるといえば、教育熱心なお母さんは、絶対、地下鉄で伏見区に連れて行ってくれる!ついでに、スーパーでお買い物もできるから、何かいいものを買ってもらえるかもしれない!』との計算で、提案したようです。
策略にあっさり引っかかった母親は、巨大リュックを背負って、地下鉄で伏見区の図書館に、息子と一緒に出かけていきました。
列車の本を7冊、息子の図書館利用カードで借り、
料理の本を2冊と夏休みの実験の本を2冊、私の図書館利用カードで借り、
合計11冊を巨大リュックに入れて、
スーパーで、牛肉800gに豚肉300gと、たけの◯の里とアーモンドチョコを3つずつ買って、それもまた巨大リュックに入れて、よろよろしながらまた地下鉄で帰ってきました。
関西人は、上役(お上)から強く、ど迫力で言われると、内心反発はするものの「ハイハイ」とその場では従っておいて、あとから理屈をこね回して、上からの命令を有形無実化し、自分のやりたいことは結局通してしまう。という性質が、他地域より強いです。
母親は元九州人ですが、わりと反骨精神が強めなこともあり、その血を半分引いた息子は、生まれ育ったぶぶ漬け市の文化を感じながら、日々過ごしているからか、「派手に泣かされても、そのまま指示をハイハイと聞いてしょんぼりするのではなく、知恵を絞って、何とかしてやりたいことは通す」という関西人クオリティを発動させて、ちゃっかり母親と一緒の、図書館へのお出かけをもぎとりました。
息子は、なかなかいい性格の、一筋縄では行かない、ある意味図太い、芯の強い小4多発奇形児に育っていることがわかりました。
「外は雨だし、気が乗らない。」と言って外出を渋る母親を、傘をささせてまで気持ちよく外出させるのに策略を巡らして、地下鉄を利用しての外出を勝ちとった息子に、頼もしいやら、『君、多発奇形で器質的障害も軽くはなかったよね?知的障害も中度クラスはあったよね?どうやってそれを考えついたの?』となるやらで、
夕飯に買ってきた豚肉が、微妙に美味しかったことでした。
娘からラインで孫息子の報告を受けた、郷里の実家の父が、
「よかよか!男は、知恵を絞って打開せんば、いかん!智くんも、考えたな!」
と赤ワイン片手に(コロナ対策とワクチン副作用対策に、私が勧めたのを、両親が続けている習慣です)ハッハッハと笑いながら、コメントしていました。
『おじいちゃんからも、叱られるかも。』と思って、スマホのそばで小さくなっていた息子でしたが、母方祖父からは怒られなかったので、ホッとしてニコニコし始めていました。
ラインメールで報告を受けた父親は、手を打って喜び、
「ずいぶんと策略家になったな!それでこそ、うちの息子だ!」と大爆笑で褒め称えていました。
(夫も反骨精神が豊富な家系の育ちで、言われたそのまま従うのを良しとしない性格です)
この組み合わせの両親から、素直すぎる、言うことを聞くだけで終わる息子は、育つはずないよね。と苦笑いした夜でした。
先週の水曜日のことです。
課題の七夕の工作が、お迎えの時刻になっていてもまだ出来上がっていなくて、居残りを點せられていた息子ですが、
「息子さん(名字+さん)は、これから6年生が卒業したあとの、リーダー役になってもらわないといけないですからね!ビシバシいきますよ!」という担任の男性教師の発言に母親は「は???」となりました。
息子の他に、まだ同学年に一人、器質的障害はゼロの、入学当初から中度発達の子がいるからです。
ただし、そこは『発達障害は治らない』を信じているお宅なので、そこの坊っちゃんは、入学してからほとんど伸びていないです。
多発奇形生まれでも、器質的障害が軽くはなくても、発達の進度が目覚ましい息子の方が、『育成級を引っ張っていってくれる人材』として使える!というか、息子しか指示が素直に通って周囲に配慮できて、素直に調和しながら頑張れる子が、育成級にまだ育っていない・・・
(繰り返しますが、私の家以外は『治らない』『あるがまま』で行っているお家ばかりです)
という、消去法での選抜結果らしいのですが。息子が、リーダー候補にポコッと内定してしまいました。
えーーーー!多発奇形生まれの息子が、クラスのリーダー???
輪番制の学級委員長以上の大役じゃない!
今までの医学的セオリーでは、多発奇形は『良くて座れるだけの重度、または最重度、または測定不能の寝たきりで、支援学校にも通えるかどうかわからない』というレベルの子しか確認されていません。
「座れたら御の字、どう頑張っても支援学校」と、NICU医師から生後2ヶ月で宣告された息子です。
それが、小学校の育成級をまとめるリーダー候補!
ありえない・・・
と、目が点になってしまった母親でしたが、今いる普通級から移動してきた、できの良いASDタイプの女児3人がいなくなったあとの、クラス運営を視野に入れた男性担任教師には、
出来はいまいちだけれども、伸びの良い息子に、白羽の矢を立てて、どんどんできることを増やして、いずれはクラスのまとめ役が務まるようになるまで育てる予定で、息子の育成級リーダー就任が決定しているようでした。
いいのか?それでいいのか?
と疑問に思って首をかしげる母親ですが、「他に人材がいないなら、しかたないよね。」と納得の上、また家庭で育てることになりました。
驚きの展開に、帰宅してから抹茶をコップ一杯飲んでしまった母親でした。
また、その後の展開があったら、報告いたします。
今朝、朝7時に「お母さん、朝ですよ。三条駅で、子どもの切符、買ってください」と、ぶぶ漬け市流に婉曲的表現ではあるものの、明らかに『僕を大阪に連れてってくださいね』の圧がかかった息子が、枕元に座って、寝起きが凶暴な母親を刺激しすぎないように、そーっと、トントンと肩を叩いて起床を促す。という光景が見られました。
「お母さん、大阪に連れて行ってください」とモロに言っても
「ねむいー。嫌だ〜」と言われてしまって元も子もないので、頭を使って、買い物ならば、比較的さっさと出かける母親の習性を利用して、わざと「京阪の三条駅で、子どもの切符、買ってください」と表現することで、「いや、それは買わない!」とは言わせず、「うん・・・」という寝ぼけた状態での言質を引きずり出して、それでおでかけに持ち込もう!と、細かく計算してのことだったようです。
本当に、君、生まれてきたときは多発奇形だったんだよね?
嘘やろ?
いま、これだけ計算できてるやん?
と思うような、息子にしては非常に高度な権謀術数にはめられて、呆れてしまった朝の母親でした。
ところが、母親は昨日のSTの帰りにかなり無理をしてそのまま34℃の炎天下の中、あまり補水もせずに帰宅したので、熱疲労を起こして体がだるく、力が入りにくいので起き上がってテキパキ出発準備をするのが難しい体調でした。
結局13時まで仮眠して、ゴロゴロしてからやっと出かけていきました。
15時から大阪で、御堂筋線→中央線→ニュートラム→フェリーターミナルで下車して南港のフェリーが出港するのを見せる→ニュートラムで住之江公園まで出る→四つ橋線に乗り換えて終点の西梅田まで出る→徒歩で御堂筋線の梅田駅まで出る→御堂筋線梅田駅から淀屋橋駅に戻り、しばらく御堂筋線を見せる→京阪の特急に乗って帰京、という半分は乗り潰しの旅でしたが、当人は喜んで手をひらひらさせながら(とても喜ぶと手をひらひらさせる常同行動の名残が出てくる)、大好きな大阪メトロに見入っていました。
片っ端から乗った列車に「お見送り、する!」と言って「〇〇線、ありがとーう!」と言いながら、見た目は小1の、実年齢は小4が、リュックサックを背負ったまま、喜んで大きな声でお礼を述べながら、手を振るので、
大阪メトロの、あまりスレてない若手の車掌さんや運転士さんは、無表情または笑顔で手を振り返してくれていました。
(すみません、ぶぶ漬け市の市営地下鉄烏丸線と地下鉄東西線界隈では有名な、「乗せてくれて、ありがとうー!!」で、手をふって挨拶する、弱視メガネの少年+黒い服をきた母親、の状態なんです・・・大阪メトロの乗務員さん、息子の挨拶が癒やしになってたら、幸いなのですが。)
父親が苦笑いして『息子。そこで生き馬の目を抜くビジネスの世界の地下鉄乗務員を笑顔にしまくって、どうするんや・・・?』とラインでツッコミを入れそうだな、とは思いましたが、
西梅田から梅田までの移動の途中、阪神梅田駅の知覚のミスタードーナツでポン・デ・リングを2個と、チョコレートドーナツを6個買ってもらっただけで、息子の街での買い物欲が満たされたらしく、
「さあ!梅田の阪急デパートのエレベーターに、乗りましょう!僕は、13階まで、行きたいです!」と強引に誘われて阪急百貨店に引きずり込まれ、そこでエレベーターに13階まで乗せられ、百貨店内で何も見ず、何も買わずにそのまま地下1階まで戻され、そこから御堂筋線に乗せられて帰宅する、という、かなり不本意な梅田散策となりました。
適当に、「頭の刺激になるかもしれないし!」と、好きな梅田の地下街を月に1度から2度ほど散策させて、大阪の地下鉄に乗りたいだけ乗せていたら、
いつの間にか梅田の地理を覚えて、そこに行くために、自宅で朝から策を巡らせるようにもなって、
「君、本当に、器質的障害は軽くはなかったんだよね??」と確認したくなるような高度なことをしてみせるようになるまで成長した、息子の姿に舌を巻いたことでした。
伸びると、想定外の出来事ばかりが増えてくるので、驚いています。
昨日、大学病院でのSTでした。
STのお部屋に向かう前に、エレベーターに乗っていたら、
「さいきんは、あついですね〜」と息子が老婦人相手に世間話を始めました。
息子は小さく喋りも拙いので、小1か幼稚園年長に見られて老婦人がニコニコして息子に癒やされながら応答していたので、
「小4にして、世間話に達したんかい!」と後ろに立っていた息子にツッコミを入れると、老婦人が、連れ同士で笑っていました。
世間話をふる多発奇形は、初めてだと思います。
描画の顔に、白目と黒目、鼻の穴ができてきて(4−5歳児くらいの顔の表現)、手と足が胴体から棒線と◯で出てくるという、半分棒人間・半分ドラえもんのような段階まで来たことを、実際に、発音訓練後の空き時間に描かせて確認して、喜んでいたSTでした。
「『お風呂(浴槽)にお湯がいっぱいだったら、満杯を10として、7か8くらいになっていたらすぐに教えて。』と言って浴室に送り出したら『おかあさーん【いっぱい】だった!』と走って知らせにきたので、何回訊いても【いっぱい】としか言わないので、見に行ってみたら、浴槽からお湯が溢れていたので『なるほど、これは【いっぱい】だね・・・』と納得でした。まだ『10分の1』、『10分の5』という概念は生まれていないようです」と報告すると、ST二人が腹を抱えて20秒ほど笑っていました。
11:00には会計が終わったので、そのまま市バスと市営地下鉄に乗って帰ったのですが、気温が34℃あるなか地下鉄から小学校まで歩いで送り出し、その後すぐに自宅まで歩いて帰ったので、熱疲労を起こして昼以降は、ずっと自宅でゴロゴロして寝ていても倦怠感がとれず、寝てばかりいました。
これから気温が一気に上るので、夏バテと熱中症に気をつけて、外出しようと思います。
昨日、リハビリ病院の小児科の受診とPTの二本立てでした。
小児科でこれまでの進歩と見られることを話すと、全部カルテに記載するレベルの進歩だったらしく、小児科医のおばあちゃん先生は、ひたすら手書きで書き込んでいました。
いままで片足立ちが右足3秒、左足1秒レベルだったのが、右足立ち8秒、左足立ち3秒に記録更新となった上、今までは全くできなかった片足ケンケンが右足8回、左足3回できたので(右脳の後ろ1/3が脳室拡大のため空洞)、
小児科医がたいそう喜んで「これは、継続の余地大アリですね!」と継続更新を決めていました。
いままで、子どもさんがうまく歩けない(重度)ために、PTにかよって訓練を受けるママさんは多くいましたが、たいてい訓練を始めて1年くらいで伸び止まりが見られるので、ママさんは継続を望んでも、『公金を無駄に使うわけにはいきません』ということで、PTを打ち切られることが多々あったそうです。
しかし、息子の場合は発達が伸び続けているので、『PTに効果あり』とみなされて、始めて2年半くらいになりますが、またしてもPT継続の対象となったようです。
会計を済ませて、総合スーパーのイ◯ミヤの5階(屋上)でアイスを食べさせ、3階の100均でそこにしか置いてない国語と算数の書き取りノート(息子が書きやすいように、わざとマス目が大きいノートにしました)を次々にカゴの中に入れていると、
「え?これ、全部買うの?」
『これ、帰ったらぜんぶ僕が書かないといけないんだよね?』と言いたそうな、うんざりした表情で、小学校で習ったお買い物ごっこの実習として買い物カゴを持つお手伝いをしながら、母親を見上げていた息子でした。
かなり知的にも、頭の回転や洞察力がついてきていると感じました。
あと4ヶ月後の、秋から冬にかけてのリハビリ病院の小児科でのチェックが楽しみです。
何気なく描いたらしいのですが、なぜか採用されて『社会を明るくする運動』の会場に展示された、息子の絵画です。
母親の私には、色合いがやわらかくてやさしいのはわかりますが、形が丸々していて、何が何だかよくわかりません。
しかし、全校生徒の絵画から2点選ばれていたうちに入っていたので、それなりによいところがあったのかもしれません。
息子の描画力はまだまだですが、色彩感覚はそこそこあるな〜、と思いました。