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我が家の治った自慢

発達障害の診断がついたり、グレーゾーンと疑われたお子さんだけど

・こんな風に治ったよ
・こんなことしたら治ったよ

というエピソードをどんどんお寄せください!

989 COMMENTS

智ママ

息子の手術入院の間、自宅が空くので、防犯のために「ぶぶ漬け市のホテル代、いま高くて一人一泊16,000円とかザラなんだけど、よかったら、こっちに来て宿泊して市内観光して楽しんだら?近鉄の夜行バス代だけであとは飲食費と現地交通費に使えるよ?」と誘ったら、老人ホーム入所費用の足しを作ろうと、必死で節約生活ばかり送っている郷里の実両親が、孫息子との生活と格安の料金に釣られて、ぶぶ漬け市への節約の旅にやってきました。

さすがに3回もワクチン接種して、年齢が75歳前後だと、実父は大腸癌を患って経過観察中のこともあり、老化の進度が著しく、『以前はこんな動きじゃなかったのにな』と思うほど、動きや思考回路の程度に変化が見られました。

昨日は、カムカムエブリバディのファンだった実両親が、太秦の映画村に息子を連れて観光にでかけ、帰りに市営地下鉄に乗って、乗りつぶしをして帰ってきました。

そして今日は、まだ元気で、しきりに外に行きたがる息子を、京阪を使って、大阪の梅田に連れて行ってもらいました。
実父は大学時代に大阪に住んで通学していたので、梅田や天神橋筋商店街はわりと知っているし、大体の地理はわかるといっていたので、「危険なところも知っているし、孫息子と老いた妻を連れて危険地帯には入らないだろう」と推測して、実父に往復の京阪のきっぷを渡して、「梅田でいいけん、息子を連れて行ってやってくれんね?」と頼んでみると、気の良い返事で3人ででかけて行きました。

そして留守の間に、私はのんびり衣類の買い物をして、切符も補充して、英語を習いたがる息子のために、5歳児向けのアルファベットのドリルと計算のドリルを買って帰宅しました。

そうしたら、実母から「智くんが案内人をしてくれています。老人向けで助かっています」と連絡メールが入っていました。

実父!50年前に現役大学生だったときに、大阪はたいてい回って知っていたんじゃないの??器質的障害もある多発奇形の孫息子に案内されて、梅田の地下街を観光して回っていて、しかもペースがゆっくりなので、老人向けでほんとに助かってます。って、どういうこと??

75歳前後の健常男性が、夫婦で、9歳孫の、遺伝子異常由来の多発奇形児に案内されてる???まるっきり、立場が逆転してるじゃないか!!

と、ぶぶ漬け市の自宅でスマホ片手に狼狽えた母親でした。

息子は、脳出血のために脳が1/6なくても、その他の回路に、梅田の地下街の立体地図をインプットして、母方祖父母を案内するのに、今までお出かけして探検した記憶をフル活用して、得意げに案内して回れるということがわかり、唖然としてしまったことでした。

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智ママ

実父→50年前、貧乏大学生だったときは、ウィンドウショッピングするしかなかったキタの梅田界隈を、聖地巡礼のように時間を気にせず、ぐるりと回れて、しかも今回は孫息子と妻も一緒で、感動の追憶状態

実母→福岡に高速バスで出ないと味わえない超巨大・高級デパートや、巨大書店を思う存分孫と一緒に見られるので、もうワクワク状態

息子→いつもの大阪行きが母方祖父母と一緒なので、楽しみ倍増状態

私→3週間ぶりにのんびりできる二日間が過ごせるので、骨休めができて嬉しい

社会的には→癌の実父に看病の実母と、孫息子の気晴らしに往復の株主優待券を提供したので、気が乗らない実両親に親孝行となり、よき状態

以上の近江商人の『3方よし』ならぬ『5方よし』なので、特に問題はないのですが、想定外の展開に慌ててしまったことでした。

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智ママ

9歳の息子が、育成級で始業前にジェンガをしていた3人に「僕も混ぜて」と言って椅子をもっていきました。「いいよ」と仲間に混ぜてもらって、ジェンガをしていました。

息子が一番知的障害が強いので、ジェンガはどうしても二回目三回目で崩れてしまいますが、そこは辛抱強いタイプの発達の子三人、何回でも積み直してまた再開していました。

今までは他の人が遊んでいるのを見ても、「ふーん」といった感じで眺めているだけのことが多かった息子でしたが、今回、初めて自分から「混ぜて」と参加の意思を表明して自然に混ざることができるようになるまで、社会性が発達していることがわかりました。

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素敵ですね☆
私も輪に入るのが苦手で、子供は更に苦手なので、素敵だなぁと思って読ませて頂きました。

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智ママ

児童館に、帰宅ついでに寄ってきました。

自宅で、自宅学習の一環として、4歳の音読ドリルを毎日一定量(3−2ページ)させているのですが、
小学校でもひらがなの読みができているので、児童館での、海洋生物の名前と番号を一致させるとパチンとハマるパズルに取り組んで、今までは形だけを頼りに片っ端から試していって、疲れて途中で止めてしまっていたのが、最後までこつこつと嵌め込んでいって完成させるようになれるまでになっていました。
そして、まだ半分絵から読み取っていますが、1歳児向けの平仮名と絵の小さな絵本を手にして、「ひこうき」「じどうしゃ」「じてんしゃ」と読み上げて楽しむことができるようになっていました。

絵本を読んで楽しむ多発奇形児は、息子が初めてだと思います。
(絵だけを眺めて推測して言葉を出す多発奇形児は、息子の他にもう一人います)

平仮名が読めると遊びの質も集中力も違うので、良い方向に進歩したことがわかった、木曜日の夕方でした。

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たにし

息子、中学入学後、初の定期テストでした。

元気に発達している息子の今の課題は、学力・勉強面で、正直この点においては、目覚ましい発達ではなく、徐々に徐々に徐々に前進といった感じです。

中学レベルの問題は、今の息子にはなかなか厳しい。。。

妻とも話していたのですが、中間テストでは、0点ではなく、少しでも問題を解けたらいいなと考えていました。

国、数、英に絞りテスト対策。

妻は手作りの問題を作ってくれ、息子はコツコツ真面目に取組みました。

何度も何度も。

あきらめそうになった時、僕から厳しい言葉をかけ、決してあきらめさせず、泣きながら課題をこなしたこともあります。

最初は全く解けなかった、覚えられなかったのが、少しずつ少しずつできるように。

解け出すと、表情に自信がみなぎってきました。

担任の先生から、連絡帳に以下のコメントをいただいています。

(原文のまま)
「数学の計算(皆と同じ問題で)ほぼ正解でした。国もよくできていました。」

本当によく頑張りました。

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智ママ

息子の指の力と握力が弱いので、どうしてもペットボトルの蓋が開けきれず、親が遅寝していると、息子は飲まず食わずで列車のおもちゃと一緒に時間を潰して過ごしていることが多かったので、小3までは自力で開ける訓練をしていたのですが、どうにも開けられないので、先日、諦めて100均で介護用品でもある、ペットボトルを開ける装置を3つ買ってきて、1つ外出用のリュックに入れて装備としました。

それから一週間後。
お母さん、自分で開けました!と言って、優雅にペットボトルから紅茶をコップに注いで飲んでいる息子。
まだ、ペットボトルのフタを開ける装置の使い方を教えていないのに・・・・

入れ違いでペットボトルの蓋が開けられるようになったので、今日も母親が昼寝をしている間に、のどが渇いたらしく、紅茶ではなくミネラルウォーターの蓋を開けて「美味しいお水(スポーツドリンクと間違えている)、飲んでいいですか」と言いながら自分で蓋を開けて注いで飲んでいました。

これで、万一、母親になにかあっても、息子は自宅で助けを待ちながら、ジュースと水で、食料は冷蔵庫を踏み台に乗って開けて、食べられそうなもの(たいていお菓子ですが)をとって食べることで、助けが来るまで、何とか生きていくことができます。
(念の為、2日ラインやツイートの更新がなかったら、ぶぶ漬け市に夫が駆けつけて息子を救出する手はずになっています。実家の両親は連絡が絶えて4日後に到着予定です。)

これで、私も安心して、夏場は深夜から夜明けまで作業していたあと、昼寝や遅寝ができるので、ありがたい限りです。

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智ママ

本日、心臓受診と術前検査の抱き合わせの検査が続きました。
朝寝坊でギリギリの時間にでかけたので、検査は長蛇の列かな?と思っていたら、心電図も採血もレントゲンも、あっさり終わり、心エコーもすぐに終わりました。10:00近くに大学病院に入ると、さくっと3時間待ちなので、11:30に地下の売店のイートインコーナーで生協のほか弁を買って、自分も食べながら息子に食べさせました。
おかずのおかわりがいるか訊くと「No,thank you!」英語で答えたので驚いてしまいました。小学校で英語の授業は受けていますが、それだけで、特に英会話はさせていません。授業内容を記憶して、さっと応用したようです。

母国語が英語じゃないのに、英語を話そうとする多発奇形は、世界広しといえども、うちの息子だけじゃないかなあ?と思いながらラインで夫に報告すると、たいそう喜んでいました。

心臓の受診の際に、担当の心臓医師に報告すると、いつもはクールな心臓医師は、あまりのことに笑いだして、へえ~!といった感嘆の表情で、息子を見やっていました。
たぶん、大学病院始まって以来、多発奇形で生まれたのに英語を話そうとする子は、初めてだったと思われます。

小学校の授業に沿うか、少し先取りして家庭学習をしていれば、それなりに脳室拡大でも、遺伝子異常があっても、興味のあることにはどんどん手を伸ばすようになるのだな、と驚いた心臓の受診日でした。

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シア

小学校で英語の授業があるのっていいですね。
外国語は母国語の土台ができてきてから表現の幅が広がるのでちょうどいいというのが定説です。
楽しみながら好きなことを学べるというのは一生の財産になります。

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智ママ

シアさん
コメントありがとうございます。

実際、夫はドイツから5歳頃に帰国して、日本の幼稚園に、家庭内でも家庭外でも、語学研修も文化研修も何もない中、幼稚園に放り込まれて、日本語を習得して会話しないと、にっちもさっちもいかない環境に突然置かれたのですが、
5歳までに習得していたドイツ語も日本語習得の途中で失ってしまい、国語(日本語)は得意で言語もそこそこ操れますが、いまだにネイティブで育った私と口喧嘩しても、勝てないレベルの日本語しか、咄嗟には操れません。
言葉が出てこなくなるのだそうです。
反対に、ドイツ語と言語形態が似ている英語の習得は早く、仕事上、外国人スタッフと英語でのディスカッションもできるくらいは習得できました。

言語回路が、幼い夫の中で、ドイツ式に組み上がりかかっていたところに、外界では断ドイツ語、急激な日本語が入ってきて、対外的に、言語を発生させる回路がかなり発達に支障をきたしたようなのです。

この経験から、夫は息子に対して、確実に日本語が母語であるという確証が積まれない限り、どれだけ息子が英語の音に興味を示しても、英会話を習いたがっても、英語習得はTVの語学くらいしかさせませんでした。
ルーツとなる言語能力を習得していなくては、就学後にコミュニケーションに支障をきたして、生活が不便になることを、体験から知っていたからです。

息子は国籍も日本人、中身も相当日本人なので、日本人女性にしては気性がやや激しい母親のもと、わりと安定して育っています。
しかし、途中でドイツ語の世界観が壊れて、ある日突然、日本語の幼稚園世界が侵入してきた夫には、『いつ侵入されて、また内面世界を壊されるかわからない』という潜在的な恐怖感があり、急激に話を進められることを極端に嫌がります。
(この頑固さと慎重さはドイツ的です)

反対に、「これは何としても手に入れたい」となると、人でもモノでも、てこでも譲らず根こそぎ獲りに行くので、そこはドイツの大陸の気質が出たんだろうな〜。と思って観察しています。息子も一個二個までは、これは!と思った欲しいものは、人に譲らないで獲りに行くところがあります。

「生育歴と文化的素質の差異が、これだけ気質と性格、能力に影響を及ぼすのだなあ」と、日本人100%の私は、夫と息子を面白く観察して、思考体型を組んでいっています。

英会話を習わせるにも、日本人特有の忖度や、言わないで済ませる暗黙の了解を、人一倍会得しにくい息子に、出来上がった幼稚園児ばかりがやってくる幼児英会話教室は、難しいのではないか?と思って、
日本語の習得と、正しい日本語を話せるようになることに重点を置いた、日本人の母親の、半分ドイツの夫と1/4ドイツの息子に対しての考察でした。

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智ママ

度重なる外出と出先での買い物で、家族の力関係やお財布事情がわかってきた息子が、昨日になって、私と髪を切りに行きたい!と言い出しました。

父親が暇にしているので、「お父さんと行ってくれば?」と打診しますが、どうしても私と一緒がいい!と主張します。
「・・それは、お母さんとだと、財布の紐が緩いから、途中で、なにか良いものを買ってもらえるからか?」と訊くと「はい!」と笑顔で即答していました。

夫婦間では、押しの強い母親がお土産を購買しやすいことと、お金の管理は、父親はしっかり財布の紐を締めているので、簡単には買ってもらえないけれども、母親と一緒だと、わりとひと押しすれば、サクッと買ってもらえること。などを、多発奇形の穴の空いた脳に、ひたすらデータをインプットして蓄積して、確実に利益があるように、結論を出したようです。

しっかり観察して自分に有利になるように計算して申し出ているので、思わず笑ってしまいました。
私は息子一人しか育てたことがないのでよくわかりませんが、健常児の3歳?4歳?ぐらいにはなっているでしょうか。

意外とちゃっかりした一人っ子に育っているので、今後が楽しみです。

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