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学びのお部屋

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智ママ

多発奇形で生まれてきた、遺伝子異常と軽くはない器質的障害もある9歳息子に、6歳から鉛筆を持たせて、自宅で3歳の100均で買ったドリルで教え始め、家庭教育を続けて約4年。

ひらがなでのしりとりができないわけではなくなってきたので、小1で習う漢字に踏み出してみました。

陰山英男さんの学研から出されている、『朝から5分でできる小1漢字』を、夕方に一日1ページたまげ書かせて、ついでに国語ノートに、1日五文字の小1漢字の書き取りをさせていっています。

認知が3歳レベルで集中力は健常児ほどドリルに向かい続けるのは長くは続かない。ということで、しりとり2ページ、計算2ページ、音読2ページ、書き取り1ページ。というラインナップで、書き取りは最後の難関に位置してさせています。

小学校教師は進度を遅らせるために「ひらがな、カタカナがカンペキに書けてからじゃないと!漢字に進んでも行き詰まります!」とあくまで現状維持にこだわりますが、そこはサクッと無視して先に進めてみています。
(急に勉強の進度が進むと息子は恐がるので、徐々にさせるために、朝5分のドリルを国語教材に選びました)

利き手の左手を右手で保定してやると、何とか書き順を口で言いながら、書くことができないわけじゃないところまでは、できるようになりました。
列車マニアなので、駅名とリンクするとよく覚えるようです。

漢字が書ける多発奇形児が初めて誕生したので、そのことを著者である陰山英男先生にTwitterで報告したら、直々に漢字をかけるようにするための消しゴムかけのテクニックを本日教えていただいたので、息子にさっそく試してみるつもりで、帰宅を待ち構えています。

『息子のTweet報告をしたら、直々に教えていただけて、しかも、陰山英男さんのアンチ(勉強をどんどん先取りでやらせたり、繰り返し反復練習をさせたりすることで理解力を高める方針に反対する人達)が、息子のことを報告してから、かなり減ってきたみたいに見えるよ?よほどの学習障害児でない限り、ハンディがあっても、できるとこから反復練習してさせて進歩していけば、できることは増えて、読み書きで得られる利益も享受できて、いいことづくめだと当人は喜んでいるよ?社会的には、【たいがいの子は、反復練習をやればできるようになる】ということを、息子が立証してしまったよ』
と夫に告げると
『元はオートファジー階段訓練やな』
とラインで返事が返ってきました。

多発奇形で生まれた息子に指導方法で悩むとか、できる子どもの指導に力を入れている指導者から、直接アドバイスいただけるようになるまで、学習が進められるようになるなんて、息子を産んだ直後は考えもしなかったです。

これも花風社のおかげだと思います。
ありがとうございます。

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シア

学ぶ上で休むポイントって言うのも大事だと思います。
精神科に入院せざるを得なくなった時病棟に冊子があって不登校や会社に行けなくなった人がリカバリーしていく様子が描かれているものがありました。
その本の中では「学校に行きたくない!」と言うお子さんと「会社に行きたくない!」と言う親御さんが一緒に一日お休みを取って息抜きをするという内容でした。

精神科でもうつ病や社会不適応をできれば未然に防ぎたいという思いもあるようです。
また自殺の問題は日本では深刻でもあります。
いまは五月病の季節で仕事や学業が嫌になる季節だと思います。

「おなかが痛くても…何が何でも学校に行きなさい!」とか「気分が悪く吐きそうだけど…会社に行きなさい!」と言うのは間違った対応だと思うんですね。

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シア

花風社クラスタの早くからの方はお子さんがもう大学生。
また学校を卒業されて社会人をもう幾年月…と言う方もいらっしゃいますね。
森口奈緒美さんの「変光星」など一連の本で「体育実技ができなくて大学に入れなかった」と言うくだりがあります。
そういうご事情もあったのかもしれないけどその後の支援者とのいざこざの本とかを読んでどうもこじらせたんじゃないかなと思うんですよ。

と言うのも現代の大学と言うのはいろんな人が入ってきます。
外国から・高齢者の方・障害を持った人・老若男女問わずいろんな人が来ています。
私は私学の商学部を卒業しましたがここはビジネスカレッジでしたからいろんな方が来てました。

私は障害があったのでまず入試の段階で「選抜試験」を突破してそれはそれで狭き門でしたが入試のスタイルとして「実力テスト」ではなく「高校三年間の勉強が全般に身についているか」を振り返る性質の試験でした。
だから三年間分の定期試験を濃縮したようなのが一気に出されたようなものでした。
これはこれでむつかしい人もいるのかもしれません。
ただ私は実力試験は応用力を問うものとされていたのでこちらになりました。

入学してからは「ゼミ」が免除になりました。
それから「体育実技」が免除になりました。
それから「卒業論文」が免除になりました。
これ聴いて驚く人いるかもしれませんけど外国人や高齢者や障碍者が普通に混じっているんです。
だから大学っていろんな人が来てるんだねって言う理解のできている人ならそこまでの驚きはないかもしれません。

ゼミの代わりにそれ以外の科目から勉強をしなければなりませんでした。
体育実技も同様だったんです。
また障害者を援助するサークルに出て交流するという特別な単元をこなす必要がありました。
でもおかげで大学の学びを広げることができたと自負しています。

もちろんこれらは正式な手続きを経てそれでも大学で勉強したいという意思があったから通ったことだと思っています。
そして留年もなく欠席もほとんどなく自分で勉強したことをまとめて提出したりもやってきたので大学生活にはやり残したということはありません。

だから病気や障害があって大学を諦めようか…というのはちょっと早すぎる結論だとは申し上げておきたいです。

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