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発達障害でも働けますか?~講演会ご報告~

さて、ご報告です。
まずは、南は鹿児島、北は岩手の間の皆さん、満場御礼でお越しいただきありがとうございました。
また、管理人メッセージコーナーでご紹介したねこ母さんや津田さんのブログもさることながら、当サイト雑談コーナーでも感想を多数いただきましてありがとうございました。
yasuさんのコメントを見て改めて思ったこと。それは、長年働いてきた親御さんは支援者よりずっと現実的な就労感覚をお持ちだということです。
発達障害者就労支援が現実離れした感覚で始まったのは黎明期より目にしてきました。
私自身が就労支援セミナーの講師として呼ばれたこととかもありましたし就労支援関係のセミナーに参加したこともあります。
そして(まだギョーカイと仲良かった頃の名残で)FB等で就労支援者の皆さんの生態を見るにつれ、就労させている跡が全くみられず、日々が「研修」と「懇親会」」で埋め尽くされているのを見てきました。
いつか作りたいと思っていた就労の本を、ずっと前からコンタクトのあった座波さんを再発見したことで作ることができました。
以前メッセージコーナーにゲラの写真を貼りましたが
改めて本書のまえがきをここに貼りますね。

発達障害でも働けますか?
と問われれば、「もちろん!」というのが答えです。
たくさんの発達障害の人が今日この時も働いています。
でも仕事に対する態度、職場・市場での評価は様々です。
障害があっても、どんどんステップアップをしていく人がいます。
一方でいやいや働いている人、中には働かないで済ませようとする人もい
ます。
職場で感謝されている人もいます。
今ひとつ職場でうまくいかない人もいます。
どうせ働くのなら、職場できちんと評価される仕事をしたい。
自活できるだけの収入が得られた方がいい。
仕事をする以上、そこに喜びを感じられたほうがいい。
そう願うのは自然なことです。
そして発達障害の人にだって、それは可能です。実現している人がたくさんいるのです。
どうすればそれができるのか?
その大原則を一冊の本にまとめてみました。
さあ、ページをめくってみてください。

こういう本です。
発達障害の人は、働けるに決まっているのです。
今日このときだって多くの発達障害の人が働いているでしょう。
でも職場での評価も、仕事に対する取り組み方も様々です。
中には職場からのストレスで精神症状を呈する人もいます。
実際にそういう質問も質疑応答コーナーでは寄せられました。

これまでのギョーカイの答えでは「配慮してもらえ」「でなければその場を避けよ」しかなかったと思います。
でもそうやって避けた結果、どんどん世界は狭くなり、賃金は低くなっていきます。
いいもの食べたい。いい車ほしい。家族を作りたい。南の島に行きたい(個人の意見です)。といった夢のかなわない賃金しか得られないことになります。
なぜなら配慮された結果得られた居場所は、競争力を問われないような、はっきり言ってしまえばお情けで雇ってもらっているような場所しかなくなってくるからです。
そしてそれってもったいないな、という資質を持っている発達障害の方は多いです。
それはきらりと光る才能でなくてもいい。
幼い頃から育める資質がたくさんあるのです。

座波さんの健康なことがまぶしいという方がいましたね。
ねこ母さんもブログに書いていらしたし、ブルーさんも雑談のお部屋にこう書いていた。

■座波さんが超健康的

まず、座波さんを拝見させて頂いて、「こういう心理士さんばかりなら、私も心理系の人をもっと頼ったのに」と感じました。座波さんはマリンスポーツをされているということで、日焼けして、ガタイも良く、印象がさわやかで、「健康が服を着て歩いている」ような方でした。

これが心理系の人の場合本当に貴重です。そもそも心理系の人は「自分が病んでいる」人が多い。他にも、心理系の人は私から見ると弱点が多い。

そういう心理系の人の「あるあるな弱点」が、座波さんは全くありません。こういう方の知見を書籍で学べるのは大変素晴らしいです。まず、講演の中身そのもの以前に、私が強烈に感じたのはここでした。

実は私の感想は「そうだったっけ?」でした。
というのは私は横浜と湘南のハーフで、湘南地方の学校で育ちましたので、同級生にサーファーも多く、座波さんくらい日焼けしている人は割とデフォルトだったりします。自分も南の島クラスタですし。だからそんなに日焼けしているとも思わなかった。逆に北の人、たとえばみるさんとか見るとお肌が真っ白でもちもちだなあと思いますが。日本海側の人、東北の人はみんな真っ白でもちもちに見えますが座波さんは私が幼い頃から慣れ親しんできた典型的な湘南ボーイであんまり特異な生き物(失礼)に見えませんでした。でもたしかにうらなり系の多いといわれる対心理士ギョーカイ比では超健康的に見えるのかもしれませんね。

あと、心理士に限らず花風社クラスタの支援者は運動習慣のある人、どっちかというと体育が得意種目だった系の人が多いですよね。てらっこ塾の大久保さんはハーフを1時間18分でしたっけ。そんな感じの支援者の方が花風社クラスタは多いから、心理士=病んでいる。ひ弱 という感想はあまりなかったのですね。
でもよく皆さんからきくのは「心理士が病んでいる」「うらなり系で頼りにならなそう」
たしかにツイッターとか見てるとそういう感じですね。
身体性の弱い心理士をなぜ当事者が頼れないかはブルーさんがやはり詳しく書いてくださっています。

津田さんもまた、心理の専門職の方で、むしろ心理系の方の弱点は私よりずっとよくご存知だと思います。また、私はツイッターをやりませんが、花風社アンチに心理系が物凄く多いことも気になっておりました。

また、花風社クラスタの心理系の方は、「心理系の弱点」には当てはまらないように思ってもいます。

心理系の方の弱点に関しては、いずれこのサイトで書き残すつもりでいたのですが、津田さんに先に書いて頂いたので、もうここで吐露しようと思います。

心理系の方の弱点に関しまして、私は3つ感じています。ただ、根は一つだと思います。

1:自分が病んでいる。自分が生きづらい

⇒これは就労支援系の方も見抜いていて、「心理系は、自分がつらい人が多く、採用しません」とまで仰っている、就労支援会社の経営者の方までいました。その方は、福祉系ではなく、ビジネス系の方でした。

また、ツイッターの心理系花風社アンチの「拗らせ方」の凄さも特徴的です。そういう方を見ると、ちょっと実人生がつらそうです。

2:他の分野の専門性を認められない

⇒例えば、身体系のアプローチを、学びもしないでこき下ろす心理系アンチの人、ツイッターに多いですね。あるいは、身体系に限りませんが、心理学以外の、人間を扱う分野に対して、噛み付いている心理系が多いことも気になります。

「残念な心理系の人」は、人間を理解する時に、心理学しか使えないし、認めないんです。この点、徒手系の先生は、徒手療法に限定せず、あらゆるものを学んで自分なりに取り入れている人が多いので、余計に「人間観の幅」に差が出てしまっている印象です。

そしてそれは、発達障害のクライアントに対峙した際、「試行錯誤するツール量の差」になって出ているように感じております。

3:身体性の喪失

こちら津田さんが書かれていた通りです。これが結局心理系の人の根本的な弱点だと思います。座波さんは、昨日の講演で、身体性が抜けると、矛盾した考えを自分の中でさばけなくなる、ということを仰っていましたね。アタマはデジタルしか無理だと。

よって、例えば心理系に対する身体性の分野、あるいは、エビデンスと異なる挙動を示す個人の例外性(⇒発達障害の人はこれが強く出やすいと思います)、あるいは西洋医学や科学のロジックとは一味違う論理で構成されている代替療法等、「異世界のもの」に接した際に排斥的な反応や反射をしがちなのかなあ、と思います。

反面、花風社クラスタの心理系の方は、例えば座波さんのように健康で、かつ「(東洋的)身体アプローチ」、あるいは神田橋先生のような「不思議な臨床」等、異分野に対して噛み付かないで学ぶことができます。

また、御自分でも金魚体操等、身体性を強化する営みを行っている・・・という点で、心理系の弱点を超克なさっておられる方々だなあ、と感じております。

そして、そういう心理系の弱点を超克すると、臨床やセッションにおいて、本当に必要な所に限定して心理学を使えるようになるなあ、とも感じています。

繰り返しになりますが、「身体性の喪失」という、「残念な心理系」の人の根本的弱点は、発達障害に対峙する際は致命的な弱点になると思います。

花風社クラスタの心理系の方々にとっては自明の理ですが、一般社会ではまだまだこれは知れ渡っていないように思います。

ここまで、いろいろ心理系をこき下ろしましたが、私自身、心理療法の世話になったこともありますし、心理系の恩師もいます。私が気になっているのはあくまで「残念な心理系の人」ですので、心理系全員をこきおろすつもりは毛頭ございません。

津田さんや座波さん、そして愛甲さんもそうですが、花風社クラスタの心理系の方は、心理系の弱点を良く理解し、かつそれを超克されておられる方々ですから、むしろ頼もしく感じております。

ただ、そういう心理系の人には、花風社クラスタに私が参加するまで、中々出会えなかった、というのも、また、現実です。

そういう意味での座波さんの貴重さ。
これは私が気づかないものでした。今回の講座をやって、生座波さんを見ていただいたことによって気づかせていただきました。

そして花風社著者で「運動どっちかというと苦手」を告白している方は実はお一人しかいないことに気づきましたよ。
さてどなたでしょう。
その他はみんなどっちかというと得意、あるいは好き、あるいは花風社の言葉以前のアプローチ以外にもなんらかのアクティビティを楽しみにしている方が多いです(含私)。
ちなみにその「どっちかというと不得意」という方も楽しみのためにしている運動はあります。

あとブルーさんからいただいた気づき。

■就労系の話に、身体アプローチが上陸

花風社の講座なので、これは当たり前に感じてしまうかも知れないのですが、「就労系」となるとこれは貴重です。就労系の書籍、講演や講座ですと、身体の話ってせいぜい「健康管理」止まりなんですよね。

また、就労の世界においては「治す」は、「医療系の話」と思われているので、私が人材紹介会社(障がい者雇用部門)を使った時や、障がい者雇用の面接に臨んだ時でも、話には出ませんでした。それは治すことをあきらめているのではなくて、「治す話は分野が違う」と思われているだけです。

そのような状況下で、身体を通じて発達させていく、ましてや「治す」という知見を就労分野に持ち込んだのは、花風社らしさ炸裂です。就労系に「治す」のアプロ―チが上陸したのは、本当に未来的だな、と思いました。

そうそう。「お情け雇用」を脱するには身体アプローチは効果的ですね。たしかにそういう意味でごく自然に就労と身体アプローチをくっつけて考えていましたが、それが花風社らしさといえばそうかもしれません。
そしてそれはちょこさんがおっしゃるように、小さい頃から家庭でできることなのですよね。つまり、就職してうまくいくかどうかには「育ち」が大いに関わってくる。

浅見さん、座波さん、昨日はありがとうございました。
就労まではまだまだ年数のある、中学生と幼児の子育て中ですが、今聞いておいて良かった。と感じるお話しばかりでした。
特にストレス耐性のお話しは、息子が三次障害まで起こし、自力で這い上がり治した経緯、その後の精神的な強さを実感している為非常に腑に落ちるお話しでした(そして「やりたくない事はやらなくていいのよ~♪」も療育時代に散々言われて来ました)
エビデンス出せ出せ族のお話しも、幼児の子育て中の私としては笑ってしまうばかりでした。あらあら、怖いのね~♪程度のお話しですね。
そして、その怖がりも治せる。こちらも娘が恐怖麻痺反射を数ヶ月で治った経験がありますので、頷くばかりでした。
「就労」のお話しでしたが、幼児期から取り組める事が沢山あり、全て繋がっているのだな…と感じました。
幼児から遊び等で身体アプローチ、表情変化等を伝え将来へ向けて治して行こうと思います。
ありがとうございました。
新刊は幼児期のお子様のご家族にも、必須だと思います。発売日を楽しみにしております!

あと、質疑応答コーナーの最後の方に出てきましたけど「ハイスペ」な人ならではの悩み。
これにも気づきが多かったです。
すごく深い問題です。
それはまた日を改めて記事にしたいと思います。
ここにね、療育が意味があるかないかがかかわってきます。

お越しくださった皆様、感想をくださった皆様、座波さん、ありがとうございました。
感想は雑談コーナーにてまだまだ受け付けております!

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