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私が愛読する花風社の本

花風社の本の中でお気に入りのもの、お気に入りの理由、何を学べたか、どんどん書き込んでください!

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たにし

(浅見さんに相談した結果「私が愛読する花風社の本」と「雑談のお部屋」の双方に書かせていただいています。)

「脳の中身を見てみよう AI時代の発達セラピー」を読ませていただきました。

昔々、血圧、脈拍、呼吸、体温などのバイタルサインは、医療機関や専門機器で測っていましたよね。

それが、近年では、家で測定できるようになり、更に今では、スマートウォッチで、家にいなくてもデータが取れるようになりましたね。
もちろん、コメディカルの方を頼らずとも、自分自身で。

便利な世の中です。

この本を読んで、発達障害界隈にも、「その動きが来た!」と感じました。

正確に言うと、すぐ近くに来ているわけではありませんが、少しアンテナ張ってフットワーク良くしたら、手に届くところにそれはあるということ。

今年の7月、縁あって息子は、この本の御著者である、中川朋先生に、QEEGを受ける機会に恵まれました。

そしてその結果に驚愕。

従来の脳波検査は、熟練した医師が波形を目視で確認して主観的に判断するのに比べ、QEEG検査は、測定したデータをデジタル処理して、ビッグデータに落とし込み、数値化・見える化するもの。

結果が出る早さ(スマホにデータが即転送された)や、多量・多方面の分析結果に驚き、そして何より、脳のこの部位に、低下or活性がみられるとデータで示され、その部位の機能の説明と照らし合わせることにより、これまで息子の課題だと感じていた点と、脳の部位が、自分の中で繋がりました。

まさに、脳波で脳機能がわかる時代が来たのです。

脳波は神経伝達物質の動きを表すもの。
それがQEEG検査で測定できます。
そしてこの検査のすごいところは、脳の部位と部位のつながりも見える化すること。

脳は、それぞれの部位が単体で機能している訳ではなく、お互いに連携しています。
例えば、言葉を思いつく部位と、言葉を表出する部位が、効率的に繋がっていないと言葉は使えないということ。

この本では、そんなことが、実際に検査をされた方の結果をQRコードで参照しながら、わかりやすく理解できます。

加えて、この本では、AIを活用する有用性も書いてくれています。
AIは、忖度なく情報を分析してくれますね。

その情報が正しいかどうかは、実際に自分で確認する必要がありますが、即断即決即実行が好きな方には素晴らしいツールだと思います。

医療や福祉の世界の動きを待って動いたら、何年かかるかわかりません。その間に我が子は、どんどん成長していきますね。

最新情報を知ったら、しのごの言わず、まずはやってみたいです。

本の中で浅見さんは、何度もAIと対話をされています。
そうやって、自分から最新の情報を取りに行く御姿勢も、この本で学べました。

世の中には、様々なAIがありますが、僕は、最新情報を分析してくれるものを活用しています。(中には数年前の情報を引っ張ってくるAIもあるので、注意が必要。)

さて、脳の機能が見えたとして、その次はどうすればいいのでしょうか?

この本では、ニューロフィードバックという手法を紹介しています。
我が家も最近取り入れましたが、これは簡単な機器とスマホを使い、脳の活動をモニタリングしながら、トレーニングするものです。詳しくは、本書を御覧ください。

他にもできることがありますね。
そう、われらが松島真一先生の「療育整体」です。
松島さんは、「皮脳同根」という考えを提唱されていますね。
これを御覧の方には釈迦に説法ですが、「皮膚と脳は同じ起源を持つ」という意味で、単なる比喩ではなく、生物学的な根拠に基づいたもので、皮膚を通じた身体へのアプローチが、脳の機能にも好影響をもたらすということ。

松島さんの御著書「療育整体で「こころ」を育む」の80ページ、「言葉の発達の条件」にも、「全身に、特に脳に、十分な酸素が行き届いていること」という記載がありました。

この新刊を拝読して、AI時代の最新の発達セラピーを知ることができ、かつ、療育整体のとの結びつきも意識することができました。

今回も素晴らしい本を出していただき、本当にありがとうございました。

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智ママ

『療育整体で「こころ」を育む』、読み終わりました。

五行はよくXで見かけていて、顔なじみではあったものの、いまいちピンとこなくて、
自分が服薬していた(今も服薬中)ものですから、西洋薬でもイライラが止められないときに、肝臓からエネルギーを散らすジャスミンティーを飲んでみたり、アロマ系ではありますが、気分をなだめるためにアールグレイに変えてみて、柑橘系の香りを使ってみたり、腸内細菌を変えるという普通の紅茶に変えてみたり。と、生兵法ではありますが、なんちゃって薬膳をしてみては失敗していました。

怒り=肝臓ということはわかったので、もともとの怖がり=腎臓の時期は抜けてきたかな?と思い、いま、思い悩み系=脾臓の手当やケアを肝臓と同時並行で行おうかな?と思っているところです。

息子が発達してくるにつれ、突発的なイライラ・怒りの表出などが目につくようになってきたのですが、もともと夫の家系の男性は気が短くて完璧主義、そしてプライドが高く、すぐに怒りやすいので、肝臓に負担が来にくいように食事の手当以前に、肝臓へのダイレクトな手当て(肝臓に手を当てる・肝経絡をさするなどの手当をしてみる)をしています。

中医学を利用するほうが、徐々に変化が起きて、ある日パッと結果が出るので、無理に西洋薬を使う必要がなく(もともと心疾患だけで3種類の薬を服薬しているので、残り1種類しか普段の服薬に使える枠がない)、起きた変化が恒常的で後戻りがないので、助かっています。

私の体調コントロールにも、いきなりジャスミンティーではなく、日頃から一冊目の療育整体を施しておいたあと、二冊目の療育整体で基本のボディへの手当を深めておくと、ハーブティーやフレーバーティーでの対応でも、かなりの気分転換とトーンダウンができるようになったので、
(西洋医学薬モリモリでないと制御できなかった、気分の波やイライラ感が、各種の中医学の活用で緩和されて、各種のお茶で気分転換できるレベルになだまった)

変にクリニックに頼んでわざわざ薬を増やさなくても、中医学を活用して、自宅で自力で養生することで、日頃の生活の質を上げることは可能なことがわかりました。

ウチの息子にはこの症状はないですが、癇癪や場面緘黙への手当の方法も挙げられているので、一冊目の療育整体と組み合わせて利用すると、それぞれの症状の対策を探しておられる幼い神経発達の保護者さんに、非常にオススメです。
むしろ、二冊めは、介護育児なまだ治っていない神経発達育児にすり減って、披露と見通しのなさからイライラしやすい親御さんへの手当にも使えそうです。

良い本を出版していただいて、ありがとうございました。
これからもぼちぼちと活用しながら、健康度と生活の質を高めていきたいです。

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