「発達障害は一生治らない」と決めつけず、試行錯誤する仲間の交流サイトです。ご自由にご活用ください!

杉山登志郎先生のご著書精読コーナー

発達障害医療の大御所と言えば杉山登志郎先生。その著作はいつも私たちに大きな学びを与えてくれます。先生は治すことを熱心に追求されているように私たちには見えます。
ところが、先生が長年活動を共にしている「アスペ・エルデの会」によると、杉山先生ご自身は「治らない」とおっしゃっているそうです。そして著作の中で「治る」と言っていると誤解される箇所は増刷時に変更するということです。
杉山先生のご著書で「どうしても治るとおっしゃっているとしか思えない」ところがありましたら
・書名
・該当ページ
・簡単な概略(なぜ治るとおっしゃっていると思われるか)を書き込んでください。
まとまったら「アスペ・エルデの会」に「治そう! 発達障害 どっとこむ」からお送りしようと計画しています。

28 COMMENTS

浅見淳子

メモ
「子育てで一番大切なこと」p177
「本人に合わせた教育をすれば、知能指数は上がっていくしね」

これは治った自慢のお部屋でしんくさんが書いたことに通じると思います。

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yasu

杉山、岡、小倉『ギフテッド 天才の育て方』、学研教育出版(2015)
Kindle版あり

他の方との共著です。
この本は今まで取り上げられていなかったように思います。

天才に関する本のように見えますが、内容は主に凸凹についての解説と特性を活かす方策について論じたものです。視覚/聴覚優位の場合の具体例についても紹介があります。凹への対処と共に凸を伸ばすアプローチをしなければならないと考えられているのですが、今の日本ではこれを特別支援教育の中で実施する枠組みは無いですね。2016年の日本LD学会公開シンポジウム(大阪)ではTwice exceptional (2E)教育の理念による特別支援の先進的取り組みが取り上げられ、2017年のLD研究誌にレポートが掲載されております。

Jpn.J.Lean Disabilit.,2017,26(3),302

現状、日本では公教育において2Eの概念が正式に認識、必要な対処が取らるまでには至っていないです。しかし特性を活かす、才能を活かすの考えるのと方向が一致するるので、この領域の動向について情報収集は必要ですね。

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yasu

どうもありがとうございます、gooの記事を興味深く読ませて頂きました。
才能の偏りについて論じた本は外国の翻訳も含めて他にもありますが、研究者の興味が強く出てしまって役に立たないというか、研究として見るのならば興味深いのですが。。杉山先生らのこの本は特別支援教育との関連も含めてきちんと書かれているなという印象を持っています。凸を伸ばすだけでは現実問題として厳しいのではということと合わせて考察してみたいですね。

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浅見淳子

メモ。
「子育てで一番大切なこと」151ページ。
子どもに必要な養生として、早寝早起き、食事、運動、に加え情報制限をあげていらっしゃいますね。
これもトンデモ扱いされますが杉山先生は推奨のようです。

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浅見淳子

「子育てで一番大切なこと」に関するメモです。
139ページ

「行動や動作といった、体の動きが言葉の発達と関連していることがはっきりとわかっています。」

だそうです。
花風社がとっくの昔に知ってることですね。
だから言葉を出すには言葉以前のアプローチからやるのが近道だということを「人間脳を育てる」とか「人間脳の根っこを育てる」で指摘しています。

ギョーカイも大御所の杉山先生ともなるとこのことをご存知なんだなあ、とホッとしました。
でもこの知識が凡医や凡言語聴覚士まで降りてくるのは時間がかかりそうですから
その間は皆さま、家庭で治すのが近道なようですね。

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みならい怪獣

杉山先生が書かれている通り、身体アプローチは感覚統合の療育も広く行われている事からとっくに知れ渡っている事かと思いました。
今更、花風社が勧めている身体からアプローチをトンデモ!と批判しておきながら、感覚統合のOTや各種リハビリはトンデモでは無いのかと不思議に思います。

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yasu

もう一つだけ。
p.22にある自閉症とASD/ADHAの考察は非常に面白い。杉山先生は自閉症とASDは臨床の対象として別物と考えているらしい。そして、ASD/ADHDのコミュニケーション障害の中核は、注意の障害にあると考察されています。つまり、注意の維持機能に中核的な障害があって、その結果2つの処理が同時にできなくて様々な不具合が生じるのではないか、と。この視点を身体トレーニングや日常生活をする上で意識してみることにしよう。

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yasu

この本は主にトラウマとその処理について述べた本ですがなかなか面白い。p.9には、「臨床医たるもの、一生が治療技術の革新と探求である。それを怠ると、あっという間に時代の要請に応えることができない「慢性精神科医」という遺物に成り下がってしまう」というお言葉が載っています(^^)

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yasu

 『発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療』誠信書房(2019)を購入しました。第3章が(薬剤の)少量処方の紹介に当てられています。杉山先生はいわゆる西洋薬と漢方薬の組み合わせで治療にあたっておられますが、漢方薬は患者になめてもらって相性を決めるようにしているとの記載がありました。神田橋先生のオーリングの話も出ています(杉山先生はとりわけ初診の患者さんに用いる勇気は無いとのこと)。
 少量処方を他の医師に勧めても実行に移す医師は少なく、その理由が「エビデンスがない」からという答えが返ってくるとのこと。複雑性PTSDは診断すら確立されておらずEBMなど存在しない、EBMはすでに行われている治療について成立するもので、それでは新しいチャレンジなど求めるべくもない、と苦言を呈されていますね。杉山先生ほどの経験と知名度をもっても、この壁は厚いのでしょうか。。

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浅見淳子

続きです。
「子育てで一番たいせつなこと」P98

適切な教育で発達障害は治る。

とまとめに書かれています。
引用マーク等なく
ストレートに治ると書いてあります。

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浅見淳子

同書P83
精神遅滞→知的障害 と名称変更されたという説明に続き、こういう記述があります。
「ですが、名称が変わった以上に大切なことがあります。これまで精神遅滞は、独立したものとしてパーソナリティ障害などと一緒だとされていました。(中略)それが発達障害、つまり治療できるものであるときちんと認められた」

知的障害への治療を示唆していらっしゃるようにしか読めません。

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浅見淳子

同書P81
「発達障害と診断されても、悲観するべきではないのです。成人するまでにハンディキャップを克服するどころか、変なことをしなければ皆良くなっていくものなのです」

と書かれています。

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浅見淳子

杉山先生の講談社新書三部作最新の『子育てで一番大切なこと』を読んでいます。
P77~78に次の様な記述があります。
「そもそもなんですけど、発達障害は治るもの、という認識でよろしいのでしょうか?」
「これも”治る”という言葉の定義によるのですが、発達障害はきちんと対応していけば、年々良くなっていくのですよ。ですからもちろん治っていくわけです」

これはどう見ても、杉山先生が「治る」とおっしゃっているとしか読めません。

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yoyoyo

同じく、「発達障害の子どもたち」より。
p.45
精神医学での発達障害の診断基準は大部分では「その発達の問題によって社会的な適応が損なわれているもののみを障害とする」という除外項目が付加されている。(中略)社会的な適応障害を防ぎ、障害ではなくなるところに、発達障害の治療や教育の目的がある。

→つまり、「発達障害は適切な治療や教育により、障害でなくなる」と解釈できます。

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浅見淳子

yoyoyoさん、ありがとうございます。
どうしても杉山先生は治すことを目指していらっしゃるように読めてしまいますね。

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yoyoyo

「発達障害の子どもたち」
p.20-21
世間に広がる誤解のうち、
・発達障害は一生治らないし、治療方法はない
に対し、
「これがそもそも完全な誤りである」と事例を挙げて述べられています。
自閉症としてのハンディキャップはたくさんあるが、それによる社会的な適応の障害は見当たらないか、ごくわずかなまでに改善している。と。

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こんぺいとう

杉山先生の「発達障害の子どもたち」帯付きです。
治る子と治らない子、と書かれていますね。

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浅見淳子

ありがとうございます。
どう見てもこの本読むと、治る子と治らない子の違いを書いていらっしゃるように見えますよね。

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yasu

早速、ひとつ試しで記事をアップさせて頂きます。

山口かこ『娘が発達障害と診断されて・・・母親やめてもいいですか』(2013)。コミックエッセイでKindle版もあります。

私が最初に読んだ子育て記で、当初はコミックではなくて文章+絵だったんですが、最近リニューアルされたようです。ASDの娘さんの育児を描いたもので療育の風景なんかよく描かれています。内容的にはあるあるの感じですが、盛り上げ方が上手いので面白く(内容は重いが)読めます。

杉山登志郎先生が著者との対談の形でASDの解説をされていますので、この会議室にアップさせていただきました。ただ、治る治らないの話はなかったように記憶しています。この本の主人公「たからちゃん」は成長してASDの診断が外れたのではないかと私は思っています、現時点で。

読み終わった後で発達支援センターに寄贈しようと思ったんですが、センターの図書コーナーにこういう題名の本を置くのはマズイかなと思って思いとどまりました。

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浅見淳子

yasuさん、ありがとうございます。
私も漫画で読みました。なかなか大変そうだなと思いました。
あの本の杉山先生については、正直あまり覚えていません。もう一回読んでみます。
著者には好感を持てなかったように記憶しています。
今、講談社三部作の最新刊を紙で手に入れたところです。Kindleだとページ数がわからないので。
それと「発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療」という誠信書房から出されている本、P53にエビデンスにとらわれすぎている後進へのきついお言葉があったりしてなかなか興味深いです。
そしてこの中には栗本さんがやるような?徒手的な手法も紹介されていたりして、トンデモがる人もいっぱいいそうです。
でも現場は治したいはずですよね。
これもアスペ・エルデに送ってみようかな笑笑

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yasu

レスポンスありがとうございます。この本に出てくる「たからちゃん」、小学生になった様子を見ると上手く育ったんじゃないかと思っています。この本の趣旨は、発達の告知を受けたお母さんがそれに苦しんだという記録かと捉えています。「発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療」は手に取ったことがないので、今度見てみます。エピソードを豊富にお持ちの先生ほど、エビデンスへの拘りは少ないと思っていますが、それはきっと限界がわかるからなんでしょうね。糖尿病治療でも同様のことがあって、教科書に拘る新卒の医師をベテランの患者が教育するって感じらしいですよ(聞いた話です)。

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浅見淳子

yasuさん、糖尿病ギョーカイもどんどんぱちぱちしてるみたいですね。カロリー制限で治らなかった人が高タンパクで治ってたり、それでもカロリー制限に固執してる医者も多くてそれを迷惑に感じる人はどんどん転院して治ってるみたいですね。私は時々パーソナルトレーナー頼んでいますが筋肉ギョーカイもどんどんぱちぱちしてるそうです。またどんどん情報お願いいたします!

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