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就活のお部屋

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306 COMMENTS

ブルー

<人材市場サバイバル>
連載第84回
第2部分析編
第1章:社会階層_ その2:社会階層の性質

前回はこちら
https://naosouhattatushogai.com/all/conference-room/1126/comment-page-8/#comment-12177

■3階建ての市場の性質

前回、私が障害者の人材市場を年収帯別に3階建てに分けて考えていた話をしました。ざっくりまとめると以下になります。

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フロア3階:高年収帯(主に外資IT)

フロア2階:そこそこの年収帯(主にエージェントの非公開求人)

フロア1階:自立は厳しい~ギリギリ自立可能の年収帯
(主に公開求人。アルバイト・派遣が多く含まれる)
——————————————————————————–

それぞれの市場は私が観る限り接点がありません。フロアごとに世界が断絶しています。

例えば通常の3階建ての建物は、階段やエレベーターでフロア間を移動できます。

しかし障害者の人材市場は、フロア間に階段やエレベーターがありません。つまり当事者が自分で認識して移動せざるを得ません。

しかしここに重大な問題があります。あるフロアで活動している当事者がいたとして、他のフロアが観えるかは人によるのです。

■社会階層の性質

先ほどの3階建ての人材市場は年収帯別に分かれている以上、現実として活動する当事者がどの社会階層に所属するかを決定します。そして社会階層の最も重要な性質として、

——————————————————-
★違う社会階層のことは観えない
★特に、下から上は認知の外
——————————————————-

ということがあります。

観えないというのは、見たくても見えないということではありません。それとは本質的に違います。

観えないというのは「完全に認知の外」になるということです。他の社会階層は想像もつかないということです。よって違う社会階層に所属している人同士は分断され、断絶します。

また社会階層の特に重要な性質として、下の階層から上の階層が非常に分かりにくいということが挙げられます。自分より上の社会階層のことは想像がつかないです。

上から下はまだギリギリわかります。しかし上から見たときに、あまりに下過ぎる、つまり自分の位置から落差が大きくなると分からなくなります。

■私の場合

当時の私の場合も、「下から上が分かりにくい」「上から下はまだ分かる」が当てはまります。

例えば、私の場合はフロアの2階が主な活動場所でしたから、フロア1階のことはまあまあ分かっていました。

でも、私の上にいるフロア3階の人材市場のことは、当時は霞がかかっていてよく観えませんでした。仕方なく、3階での活動に成功した外資系IT勤務の当事者(年収●●●●万)の方にアドバイスをもらう形で間接的に垣間見ただけです。

また残念なことに、フロア1階で活動している方の中にはフロア2階のことが分からない方がおられます。フロア2階の求人票は非公開のものが多く、それはエージェントに登録しないと見られないからです。

しかもこの連載で述べたように都市部にある少数の大手エージェントで求人票を独占しているらしいですから、そのエージェントに登録しないと良い待遇の求人票に巡り合いにくくなります。

しかしフロア1階の人はこういうことが一切分からない人がいます。1階から見て2階は上の階だからです。よってフロア1階で活動して、障害者雇用は年収が低いからと一般枠での活動に切り替える人も出ます。

しかし以前の回で、「障害者雇用だから年収が低い※」というのは間違いだと解説しました。現実は、障害者雇用だから年収が低いのではなくフロア1階の求人票だから年収が低いのです。

2階の求人票は全てではないにせよ、そうでもないものがちらほらあります。そしてフロア3階、特に外資系IT企業の障害者雇用となってくると、これは健常者の水準に照らし合わせても高年収な求人票が登場してきます。

でも、こういうことが分かる当事者と分からない当事者がいます。社会階層の性質として「下から上は往々にして認知の外」だからです。

※「障害者雇用だから年収が低い」は間違い
https://naosouhattatushogai.com/all/conference-room/1126/comment-page-2/#comment-9291

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ブルー

<参考>

かつてXにいらした、障害者雇用担当の人事さんのツイート。

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ハイスキルな転職市場はしっかりあるのに、何故当事者の皆さんが来ないのか不思議という意見も他社人事の方からよく聞きます。支援者や親御さん、支援会社や当事者の甘えがマインドセットを下げているように思えてなりません。
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人事さんのご自分でも気がついていない隠れた前提は、「ハイスキル障害者市場はみんな知っているハズ」です。だから「甘えのせいでマインドセットが落ちて、その結果としてチャレンジ精神がなくなっているのではないか」と思っておられます。つまり障害者雇用の人事さんですら、階層間の断絶がそもそも分からないのです。

なぜハイスキル市場に当事者が来ないか。私の答えは、

「ハイスキル市場(=フロア3階)は、ほとんどの障害者よりも上の社会階層に位置しているので、下から上が観えないという社会階層の性質に基づき、そもそも認知の外になるから」

です。

多くの当事者は、そういうハイスキル障害者市場(フロア3階)があることがそもそも想像できないのです。そして人事でさえもその「想像できない」が「想像できない」のです。

さらに、同じ人事さんと、障害者と思われる方のやりとりです。

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(ある、障害者と思われる方。ツイートから抜粋)

障害者雇用とか、どうかしてると思う。普通に雇用されている人より高い賃金もらってる人一人もいないし。そういう世界とは離れて、自分で稼ぐ方が楽しい。

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それに対して、先ほどの人事さんの引リツ&返答です。

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(人事さん)

>一人もいないし

障害者雇用のエージェント経由で入社できれば年●●●万(引用者注:健常者でも高年収の水準)は貰えます。身体の方が多いですが、精神の方も一定数存じ上げています。
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ここで引用した、障害者と思われる方の「一人もいないし」ですが、この方が活動した人材市場、及び周りにいる障害者の人たちは、おそらくフロア1階~2階(の下の方)だと思われます。

それに対して人事さんはフロア3階の世界を伝えているのです。

この障害者(と思われる)方は自分で稼げているようで何よりですが、そういう能力を持つ人でさえも自分の活動エリアの上にあるフロア3階は認知できなかったのです。

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シア

こんにちは。
まぁ仕事をするうえでハンディがあるとかないとかの話になってくるので普通に働けるならクローズド?一般枠で済む話ではありますね。

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ブルー

<人材市場サバイバル>
第2部分析編
第1章:社会階層_その1:市場の3階層

前回はこちら
https://naosouhattatushogai.com/all/conference-room/1126/comment-page-8/#comment-12135

■第1章の構成

第2部分析編の第1章は、社会階層の観点から障害者の人材市場を考えます。それではまず、私がどのように障害者人材市場を俯瞰していたかをみてみましょう。

■3階建てになっている様子

私は当時、障害者の人材市場がどうも3階建てになっているような気がしていました。つまり人材市場が1階、2階、3階と階層分けして存在しているイメージです。

3つの市場はそれぞれ世界が全く違い、断絶しています。現実としてそれらは障害者が所属する社会階層を決定します。

以下にその3つを記します。これは何かの統計資料に基づくものではなく、私が活動を通じて自然と見出したものです。つまりこの市場観を使うと活動しやすかったということです。これが正しい市場観かどうかは分かりませんが、経験上使いやすい市場観でした。

■市場1階

まずは障害者人材市場の1階です。この市場に集まっている求人票は、都市部で一人暮らし、つまり経済的な自立をするにはちょっと厳しい年収帯です。物凄く節約すれば一人暮らしは可能かも知れません。

主にこの年収帯の求人票は、ハローワークあるいはネット等の公開求人によく見られます。私の活動していた時代には正規雇用もあまりなく、契約社員やアルバイト、派遣といった非正規雇用の求人が多かったように記憶しています。職務の内容としては軽作業と事務系が多かったように思います。

この年収帯の求人票を眼にした当事者達の中には、障害者雇用を諦めて一般枠で働くことを選ぶ人もちらほら見受けました。

■市場2階

続いて、障害者人材市場の2階です。

ここに集まっている求人票は、私が活動した当時、障害者雇用の年収としては、「まあ恩の字~やや高い部類」という感じの求人票が多かったように記憶しています。

とはいえ健常者でも、この価格帯の年収を確保できていれば恩の字ではないかと思っていました。この年収帯の求人票にはエージェントが持つ非公開求人が多くありました。

業務内容としてはオフィス系、すなわちホワイトカラー的な事務作業の求人が目立ちました。私が活動した頃は事務職オープンポジションの求人も多くありました。

そして前述したように、この年収帯で待遇の良い求人票の多くは大手エージェントが保有する非公開求人です。つまりエージェントに登録して初めて内容を確認できます。

これにより市場の現実が当事者以外には見えづらい状態になっています。その現実を可視化する事もこの連載の大きな目的の一つです。

また国内の大手エージェントが扱う求人は、わずかな例外を除いてこの年収帯まででした。

■市場3階

ここは高年収帯の求人票の世界です。はっきり言えば外資系の求人が主体です。年収帯は様々ですが、概ね国内企業の障害者雇用における年収帯の最高額である●●●万円がスタートになります。この金額は、健常者でも稼げれば充分に高収入の部類です。

さらにこの市場3階では、年収●●●●万円への道も開けています。いわゆる「スーパー当事者」への道です。

この市場に入るためには、自分で該当する外資系企業に応募することがセオリーでした。国内エージェントはここの求人をあまり持っていなかったです。

最近では、エージェントの一部で「ハイクラス障害者求人」として、この年収帯の求人票を扱うところも出てきたようです。

■私の経験則です

これらは当時の私の経験則です。私はこのように障害者の人材市場を3フロアとして捉えて活動をしていました。つまりこのようにある程度階層分けしないと、人材市場を整理して把握できなかったのです。

これが、私なりに見出した障害者人材市場の全体像です。

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ブルー

(参考:高年収帯の障害者求人について)

ここに参考情報として、障害者雇用を担当していた人事さんのツイートをつなげて引用します。ただし大変残念ながら、この人事さんは現在アカウントを削除されています。非常に真実味のあるツイートをする人で、エアプではなく間違いなく人事の人だと思われました。私はまだこの方がXにおられた頃に、以下のツイートをスクショしていました。

このツリーの記事で言うと、市場3階、高年収帯のフロアに関する話です。

————————————————————————————————
(以下、引用)

特例子会社を持っていないIT企業やスタートアップ企業だと、発達障害を開示した社員の年収が●●●万を(※引用者注:あと少しで●●●●万)を超えているケースをかなり聞きます。(身近にも●●人以上います)

彼らは努力して土日もスキルアップしているからこそ、今の仕事ができているのです。

そういった企業に入るには、実績とスキル(対人スキル含め)が必要不可欠です。引き抜きも多いですし、一部の発達障害当事者の方が知らないだけで、普通に努力して発達障害を言い訳にせず健常者の方と働いている方はいっぱいいます。

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こじはるファン

ブルーさん

お久しぶりです。

市場1階→市場2階の当事者です。

市場1階(基本給が大卒新卒並みだった代わりに、賞与なしでした。)時代は、
一人暮らしをしていましたが、奨学金の返済もあり、外食はほとんどせず、
首都圏から外に出る旅行はほとんどありませんでした。
また、お昼はコンビニのパン(1食300円ぐらいに抑えていました。)で我慢、休日は自炊が必須でした。
この階層でも、健常者と同等の対人スキル(部活動の経験がないと文句を言われます。)を求めてくる会社もあります。
(私の前職です。)

市場2階になっても、しばらくは奨学金の繰り上げ返済をやっていたので、
首都圏から外に出る旅行は就職後2年ぐらい我慢していました。
この階層になれば、障害のことを隠しても婚活で同世代の女性であれば、会えるチャンスがそこそこあります。
(ご参考までに某大手の相談所だと女性側は東京・神奈川以外では、年収400万円以上に設定している女性が多いです。東京・神奈川だと年収500万~600万円以上を求めていることが多いです。)

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ブルー

こじはるファンさん

ご無沙汰しております。お元気ですか。

一人暮らしで、かつ奨学金の返済をされていたのですか、凄いですね。

そして仰る通り、ある程度仕事以外の活動ができるようになるのは市場2階からですね。市場1階だと一人暮らしの場合はギリギリの生活です。

それとこじはるさんならご存知の通り、就活と婚活は人材市場で活動するという点で本質が同じですよね。第2部で婚活の話を参考情報として出すかどうかは検討中です。

今後も読んで頂けると幸いです。

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ブルー

<人材市場サバイバル>
連載第82回
第2部分析編_イントロダクション
前回はこちら

https://naosouhattatushogai.com/all/conference-room/1126/comment-page-7/#comment-11836

連載は第二部分析編に入ります。何を分析するかというと障害者の人材市場です。

なお、浅見さんなどの民間企業の経営者の方にとっては、この第二部の内容はほぼ既知の内容と思われます。

第二部は、内容によっては社会統計の存在しないテーマもあります。つまりそれについては私の主観です。

さらにこの章も、ひと昔前の体験を元にしています。つまり古文書みたいなものです。ただし現代になっても廃れない内容を多く扱う予定です。

この章で扱う現実に気がついている当事者は人数が限られると思われます。ましてやこのように記録に残す人はさらに数が限られるはずです。だからこの章を残します。

次回から宜しくお願い致します。

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シア

今上の甥っ子が就活の学年に入っています。

理系の大学に通っていてエンジニアになるべく勉強してきているのです。
祖父(私の父)がモノを作る仕事をしていたこともあり凸凹あるがそれを見て育っていたと紹介されたことがあったと思います。

彼の祖父は施工者ですが彼自身は機材に興味があり既に複数の資格を勉強しバイトでは現場に出て技術も実践しているそうです。

つまり既に現場で働いているわけではありますが大きな会社に入りたいそうでどういう会社を狙ったらいいか彼の祖父と相談しているのです。
機材などに本当の本当に精通しているのが彼の祖父なので(型番から型式仕様の他・生産工場や原産国を知ることができる人なのです)そこまで詳しい生きた業界地図を持っている人が身近にいるのでそれはそれで武器になると思います。

しかし熱心だと思います。
実際に大学でその分野を勉強しつつ実際に事業者が持つ資格まで勉強して取得しながら現場で既に働いている…そこまで熱心で目的意識があるのかとびっくりします。

彼はそういう世界が好きなようだとはわかってはいましたがこの調子で就活も成功させていってほしいものですね。
しかし自分が学生のころをみわたしてもそんなにここまで熱心なのは見たことないですねぇ。

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浅見淳子

シアさん

今の学生さんたち、就活に熱心だし、インターン制度とかも充実しているみたいです。第二新卒とかもあるし、だいぶ硬直した就活制度が緩んでマッチングを見極める手段が増えてきたんでしょうね。

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ブルー

<社員は社風を表す>

【就活塾 ホワイトアカデミー】
就活で受ける企業、人事の印象で決めても良い?【25卒】
https://www.youtube.com/shorts/ABNktUhLg7U

就活スクールの竹内社長が言っていることは、企業勤務の経験がある人はみな知っている事です。それを学生にも伝えているわけです。

社員は勤務先企業の社風を身に纏っています。企業によって社員の纏っている雰囲気が違いますが、それがその企業の社風です。よって、いい企業は社内の雰囲気もいいです。社員もそのいい雰囲気を身に纏っています。

これは就活だけではなく、例えば営業マンのキャラクターや雰囲気を見て、その企業からモノを買うか否かを決める、といった場面にもあてはまります。

逆に社内の状態がおかしいと、社員の雰囲気もおかしくなります。これは如実に出ます。私にもこんな経験があります。

■面接官が寝ていた

私は就職してから診断されましたから、大学3年生から4年生にかけて一般的な新卒としての就職活動をしています。そして、その就職活動では1社だけですが、面接官が寝ていた企業があります。

それは部屋というよりはブースにて行われるタイプの一次面接でした。担当の面接官は若手の現場社員が2人でした。そして私から向かって左の社員が爆睡していました。

そう、爆睡です。ちょっと居眠りしてしまっている、なんてものではありません。大口を開けて堂々と寝ていました。また、その状態の社員をもう片方の面接官が起こさないのです。

その企業の一次面接は確か20分程度と短く設定されていたように思います。なぜそうなのかはもう忘れました。つまり、ブースの中で流れ作業のように面接をこなしていたわけです。そうすると、

同じような服装で
同じような顔の
同じような年代の就活生が
これまた同じような話をするわけです。

「私は、大学で〇〇〇サークルに所属し、そこで〇〇長の役割を担いつつ・・・」

この作業が無限に繰り返されます。

面接官にとっては、これが羊を数える状態になっていたことは理解できます。当時の私も瞬時に理解しました。それでも寝ている面接官がいる時点で、また寝ている人を起こさない時点で、その企業に行く事をやめました。

それから5年後でしたか、その企業は民事再生法を適用しました。今ではその企業は消滅しています。一事が万事です。

■雰囲気のおかしな部長

また、これは就活の場面ではなく異業種交流会の場のことです。

私は仕事として異業種交流会に出て行ったことがあります。それは名刺交換と自社アピールのための場でした。交流会というよりは、営業のための合同面通しフェスタ、という感じの場でした。

私はその交流会で、ある有名企業の部長と名刺交換をすることになりました。誰もが知っているBtoC企業(大衆消費財)の部長でした。

その部長は大変に雰囲気の悪い人でした。服装にも表情にも、そして体つきにも、なんというか全体的にだらしなくルーズな印象でした。そして有名企業の威を借りて威張っていました。

さらに特徴的だったのは、その部長が纏っている雰囲気でした。

通常、一人の企業人は一つの雰囲気を身に纏っています。一人につき一社の雰囲気です。ところがその部長は、いくつもの空気感を雑然と身に纏っている印象でした。雰囲気がまるでツギハギだらけの印象を受けました。

私はこのような奇妙な空気感の人間を見たことがありませんでした。私は企業人と会う時は、その人が身に纏っている雰囲気で社風も推し量ります。しかしこの部長は雰囲気がしっちゃかめっちゃかなため、社風がさっぱりわかりませんでした。

「あれ?かの有名な〇〇社って、あんな変な人がいるの?」
「有名な〇〇社も、ヤバいのかな・・・」

私はそんなことを思いながら、その日は会場を後にしました。

そしてなんと、その会から1ヶ月後でしたか、件の部長の会社は民事再生法を適用となりました。今ではその会社も消滅しています。いや、正確には社名だけがブランド名として残っています。その企業を買収した親会社がブランド名として残しているだけです。

つまり、部長が纏っていたおかしな雰囲気は、企業の死臭だったのです。

■障害者採用では

ここまで、空気感のおかしい社員がいる企業は遅かれ早かれ潰れる※という話をしてきました。では障害者採用ではどうでしょうか。

少なくとも私の体験では、障害者採用の面接で変な社員が出てきたことはありません。おそらく理由は2つです。

1つ目は、私がエージェント経由で一定の水準以上の企業を受けていたことです。

それに加えて2つ目は、障害者の採用というセンシティブかつリスキーな判断が必要な局面においては、どこの企業もそれなりの責任者を出してくるからです。つまり、テキトーな社員なんか危なくて絶対に出してこないということです。

ただし人事のカラーは企業によって千差万別でした。だから人事の纏っている雰囲気から社風を推し量ることができることに変わりはありませんでした。

※今回挙げた2社とも、潰れる直前の時期に金回りでやらかします。

1社は粉飾決算、もう1社も経理がずさんな実態が明らかになります。まともに帳簿をつけると、遅かれ早かれ潰れる企業であることが分かるので、会計まわりでテキトーな事を始めるのです。こういう所も共通です。

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浅見淳子

ブルーさん

待ってました! 最近お越しにならないので、そろそろメッセージを送ってみようかな、と思っていたところです。ありがとうございます!

私の好きなエピソードですが、ある人が合コンに行って、相手がM菱商事で、とても楽しい時間を過ごして、合コンの結果はともかく帰り道で株に買いを入れたということです。株主になるということはそういうすてきな人たちに働いてもらえるということなので、と。そういう合コンの使い方もあるんだな、と思いました。

また続きも楽しみにしていますね。

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シア

大学生の就活が始まっています。

仕事を探すときに誰かから紹介されてそうなったと言う人も結構多いんです。
周囲から「あなたにはこれがいいと思って」と言うふうに誘われることがあるので希望に沿わなくとも相手にお会いしてみるのもいいですね。

中国大陸では超氷河期のようです。
日本でも氷河期と言うのがあり自分自身そうだったようなのですが半数くらいはそうやってお誘いを受けて席に着くようになったお仕事だったんです。

あと最終的に腰を据えようとかそういうふうに思う仕事って横文字のナントカ…っていう長いものとかでなくて簡潔に「○○やってます!」と言えるようなわかりやすい仕事を続けていく人が多いですね。
社長も以前横文字長いよくわからない仕事は主婦の腰掛が多いと仰っていました。
わかりやすく「○○やってます!」と言う仕事だとなんとなく自分でも何をやればいいのかわかりやすくて内外ともにシンプルにやって行けるものなんだと思います。

就職するときにも仕事内容がわかりやすいって言うのは志望動機もイメージしやすいし社会に出てしばらくたっているなら新卒の時と違ってこの仕事をやって行こうと言うのが絵に描けるようになっているのではないでしょうか。

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