ホーム全て会議室いま会議室で話していること 診察室であまり聴けない医療情報 SHARE ツイート シェア はてブ Google+ Pocket LINE ・どうやら治る人もいるらしい ・身体アプローチに効果があるらしい 等、発達援助を巡る新しい動きを伝える論文を紹介したり、医療との付き合い方を話し合うお部屋です。 300 COMMENTS yasu 2022年5月4日 オキシトシンの報告というのは、下記のことでしょうか。 https://www.eurekalert.org/news-releases/931348 https://www.nejm.jp/abstract/vol385.p1462 自閉症の症状緩和と一言で言っても、その内容をきちんと定義しないと比較できないですが、NEJM論文日本語版によると、臨床治験に使われた指標は下記のように記載されています。 >主要転帰は,異常行動チェックリストの修正ひきこもり下位尺度(ABC-mSW)における,ベ >ースラインからの変化量の最小二乗平均値とした.この下位尺度には 13 項目(スコア範囲は 0 >~39 で,高いほど社会的相互作用が少ないことを示す)が含まれた. 下記にもう少し詳しい解説があります https://keiwakai-ohda.jp/byoin/greeting/incho_blog/?page=5 オキシトシンが愛着ホルモンであることは、先行研究から研究者のコンセンサスを得られていると理解しています。しかしながら単純に外から補充してあげれば定型発達人と同じになるかというと、そう簡単ではないということなのでしょう。 このような治験(第三者がチェックシートに基づき客観的に評価する)と、親子のハグのようなスキンシップとは別物なんじゃないでしょうかね。後者については治験のようなRCTデザインは無理だと思いますし、子育ては治験ではないのでエビデンスを出す必要も感じません。まぁスキンシップの相手は必ずしも親子である必要は無く、例えば森口奈緒美さんの著書に出てくる臨床心理士と愛甲さんのアプローチを比較してもそれは明らかなように思います。 返信する 浅見淳子 2022年5月4日 yasuさんへ 先日からyasuさんにおききしたいと思っていたことがあります。 さっき廣木さんのツイートを見て思い出しました。 https://twitter.com/doshin01/status/1521740406379409410?s=20&t=JjR09kWbQdXiEkKfG031Sw オキシトシンを鼻にしゅっしゅすると自閉症の症状が緩和?するかどうかの検証が行われ、否定されたとか。 これすなわち「オキシトシンの否定」ではないということをyasuさんがつぶやいていらしたような気がします。 そうではなく「オキシトシンを鼻からスプレーしても効かない」ということなのだと。 オキシトシンの否定ではなく、オキシトシンの鼻スプレーの検証結果なのだと。 哺乳動物の中でオキシトシンが愛着ホルモン?なことは事実で 自閉症の人はそれを欠いていると思われ それを後付けでしゅっしゅすると症状緩和に効果があるかと思われたけど鼻スプレーではだめだった。 でもオキシトシンが愛着ホルモンだということは事実で 廣木家のように天然ものの愛着ホルモンと、鼻しゅっしゅは別物である という理解でよろしいのでしょうか。 というのは 明らかにスキンシップとか、そういうものでよくなっている人はいるからです。 つたない質問ですが、できる範囲でお答えいただけたら幸いです。 浅見 返信する シア 2022年4月22日 自閉症に関して言えば心の理論と言うのが根拠としてあります。 サリーとアン。 スマーティ課題。 有名です。 しかしこれらを解けてもより複雑になっていくと正答率が低くなってしまいます。 サリーとアンを大人になってから解けませんでした。 仕組みがわかってハッとして練習を始めたんです。 スマーティも二回目からは解くことができます。 何を問題にしているかわかるから裏をかかれません。 しかし問題が複雑になってくると視点がわからなくなってしまう。 そのようなことが日常生活で問題になってきてしまう。 誰と誰が秘密を共有していてコレは誰と誰との間で内緒話なのかって言うことがわからなくなってくるんですよ。 相手が既にそのことを知っているのか知らないのかと言うこともわからなくなってきてしまう。 それでトラブルになったりギクシャクしたりしてしまう。 小学校で数年一緒だった旧友に「引越しをするから内緒にしていてくれ」と言われたときにソレを知っている人と知らない人との会話で失敗してしまった。 秘密をばらしたと言って殴られてしまった。 男と男の約束をまもれない奴だと。 教師との関係は悪くなかったと思います。 シン・ゴさんが秘密のお部屋を知らないのか知っているのか知らないのかがわからなくなっている。 だから秘密のお部屋ってなんだ?と彼が言ったとき「アレ?コレのことだよね。」と言って出してしまった。 だから私は信用されなくなってしまうのではないかと思うんです。 返信する シア 2022年3月22日 今日は意識の「混迷」だった人が回復した話を聞きました。 混迷と言うのは目を開いていても見えているのかいないのかわからないような状態だそうです。 意識混濁と言うのはボーっとしている傾眠に近い状態でそういうより軽度な人もいます。 不妊治療とか高齢出産が増えてそのような状態で生まれてくる新生児も増えている。 それでも意識が鮮明になって「よかったよかった」と話しているのは全くその通りと思います。 意識が戻ったのはその人の生きる力があると思うので勇気をもらったと思います。 自分が病気でみじめに思えたこともあるけど今快適に暮らせていることに感謝するようでないと罰が当たるんじゃないかと思います。 返信する シア 2022年3月20日 こんにちは。 検査の最近の結果ですがそれ以外すべての項目が低くとも結晶化された能力(遂行機能)は健常者以上と出ています。 それぞれの能力は低くてもそれをどう結び付け・活用し・活かすかと言うことが結果に大きくコミットするには大事と思われます。 他の能力がちょっと高かったとしても結晶化能力が出せない人は器用貧乏と呼びます。 返信する シア 2021年11月25日 神経研究所に来てます。 ここで自閉症等の治療研究に参加すると月一回で5千円~15000円のクオカードがいただけます。 神経研究所は晴和病院とNCNPにあります。 自閉症の原因は全く不明ではなく90パーセントの人は不明のようです。 また遺伝子の突然変異はもっとも多発する場所がわかっていて遺伝子を全エキソンシークエンスで調べて同定されたということです。 突然変異の自閉症マウスはできていますが今年自閉症マーモセットが作られたようです。 哺乳類から霊長類の自閉症が人為的に作られたことになります。 ここまでのお話で突然変異の遺伝子疾患は全自閉症の10パーセント以下であることに留意です。 そして突然変異の疾患でもトリソミーのように遺伝子疾患として命の選別の対象になる恐れはないのかとも思われます。 その点は遺伝子ノックダウン法~特定の遺伝子の転写量や翻訳量を減少させることにより、その遺伝子産物の機能を低下させる方法が開発される見込みです。 それから多発性硬化症の方も海綿に生息する菌が生成する糖脂質α-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)の構造を修飾して創製した化合物を内服することで治るかもしれないということです。 これは二層の治験まで進んでいます。 血液浄化療法が多発性硬化症には効くことがわかっていましたがその仕組みも解明されたそうです。 返信する シア 2021年9月27日 病気の診断の話なんですけど精神科では「アプリ化」が進んでいるようです。 今日レジストリというのに登録してきたんですが病院とは違い研究所のほうは治療法を探ったり役立てることはないか探しているらしいんです。 クオカードももらえるし研究には参加しています。 参考までに今すすんでる症状のアプリ判定というのは医者が問診するようなチェックリストに答えて行ってそのリストが工夫されていて色々な表現で質問を繰り返してくるというものです。 それによって詐病とができないようになっています。 また質問の順番もランダム化することによって症状を作為的に訴えることはむつかしくなっています。 自然に考えず答えて行けばだいたい症状の程度が明らかになります。 謳い文句通りではAIも使ってうまくいくはずですがまだ研究段階です。 返信する シア 2021年9月27日 本邦でやってるアプリ精神科の画面です。 スマホでもできると言うかスマホ使用なんですけどスクショはちいさくなってしまいますので。 前回だいぶ前ですが鬱状態の時の結果が反映されてます。(2枚目) 研究にあたって特に秘匿してほしいということはないそうです。 返信する シア 2021年9月27日 アプリ精神科(仮)では鬱状態をアプリはこのように判定で来ていることがわかります。 これは精神科の医師の見立てに劣りません。 精度が上がって行って機械学習によりいろいろな生理データも入力できるようになり実装されるので精神科医はいらなくなるかもしれません。 返信する シア 2022年3月20日 かなりよくなりました。 ここまでよくなると自分でも実感できるくらい人生への満足度は高い。 調子いいです。 返信する 浅見淳子 2022年3月20日 シアさん これはすごいですね。 よく眠れて安心して暮らしているのですね。 仕事して🚴乗って趣味もあるから当然かもしれません。 よかったですね。 返信する シア 2021年8月22日 別のスレッドで「発達障害」は洗脳だ…的なことを(確か社長の管理人よりのメッセージ)に書きましたがそれはそれでいても「自閉症」と言うものは存在するのではないかなとなんとなく思っています。 それで自閉症に関する限り一当事者ですがそれを研究したり多角的な角度から見たり正確な診断法や客観的な検査法ができたらいいなと思いずっと5千円のクオカードを楽しみに研究に参加してきました。 簡単な試験では人の顔(日本人及び外国人)を見せられ相手の感情を言い当てると言う古典的なものもまだあります。 だんだん表情があいまいになっていき正解に近いものはあるのでしょうが表情と感情のマッチングの難易度が上がるようにできています。 私は最初は「私にも表情がわかるじゃんこの検査は(きっと)楽勝」と考えて甘く見ていたところあいまいな表情となっていくと途端に間違いが増え最後のほうはほぼ破れかぶれに言い当てようとしてそこで検査が終わりました。 どの試験も知的障害(も)まだあるようなお子さんでもできるように簡単なものなんです。 ボタンを押したり表情を見たり音を聞いて反応したり。 きっと動物でもできることの延長線上にあるのは研究所に動物実験棟もあるから明らかです。 それでよくよく考えるとマーモセットくらいの動物には普通に定型発達と自閉症の反応があるそうです。 アヴァロンの野生児と言うのはたとえれば日本に住むはぐれザルのようなものです。 ただどうしてそういう風になるのかまではわからなくても自分が今まで疑問に思っていたプロフィールが自分にフィードバックされるようになることで気づきがありました。 そのことを感想に残していったりするのですが研究でも自己理解が進むと治癒に近づきます。 ここが「異常」とか障害とかされていたものが動物にも存在していて人間も動物なんですからね。 そういう理解を深めていって凸凹も脳みそも本当は凸凹ですらなくその人らしさに自己理解として収斂していくことで前向きになり「障害」だからとか考えなくなっていきました。 だいいち病気は自分のほんの一部です。 現代は○○症候群と言ったラベルで自分をそういう枠に当てはめて考えがちです。 それに気づいて行って人間らしさを取り戻していきたいと思う次第です。 返信する ヨヨ子 2021年8月15日 診察室では親しい医者にもなかなか聞けない聞けない「なぜネット上にニセ医者が存在できるのか」です。 私なりの解釈ですが。 医師会等では時々大きな建物で勉強会があります。 といってもスライドショーや最新の医療機器見て、あとは懇談会という名の立食パーティー、という流れなんですけどね。 酷い時には小学生の娘さん連れてくるおじさん医者とかがいる始末。将来娘に病院を継がせたいのでしょうか? なぜコメディカルである私がこんなことを知っているのかというと、医師向けの勉強会の招待状がコメディカルの手に渡ることが少なからずあるからです。 特に診療所はその日によっては医者が1人しかいませんから、余った招待状やタクシー券!が事務員や看護師や理学療法士にお下がりされるんです。 また医療機関にはわざわざ向こうから出向いてきた製薬会社のプロパーによる勉強会があります。 そこに出席できるのも医者だけではありません。 プロパーとは製薬会社から医療機関に来るセールスマンのことです。 ナダマンのお弁当とかを持ってきてくれます。そして薬学部出身者はびっくりするほど少ないです。工学部とか理工学部の人がほとんどです。少なくとも私が働いたことのある場所に来たプロパー達は。なぜ分かったかというと、プロパーの大半はこちらに親しみを持ってもしいのか、スライドショーの前に自己紹介をするからです。 あとオペ室に入れるのは必ずしも国家資格ホルダーだけではありません。機器や器具の準備とかしかしないですけど、医療従事者大好き人間からすればちょっとした医者気分看護師気分でしょう。 つまり、医療機関に勤めていると、世間から医者しか知らないだろうと思われている情報を医者以外が知る機会が少なからずあるのです。 だから、ネット上のニセ医者の一部は医者のおこぼれを頂戴したコメディカルだと思います。 偽コメディカルの一部は多分、昔医療事務やったことがあるけど今違う仕事についてる人でしょう。 返信する 過去のコメントを表示 yasu へ返信する コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目ですコメント * 名前 * メール * サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。 画像アップロード(PNG, JPG, JPEG)
yasu 2022年5月4日 オキシトシンの報告というのは、下記のことでしょうか。 https://www.eurekalert.org/news-releases/931348 https://www.nejm.jp/abstract/vol385.p1462 自閉症の症状緩和と一言で言っても、その内容をきちんと定義しないと比較できないですが、NEJM論文日本語版によると、臨床治験に使われた指標は下記のように記載されています。 >主要転帰は,異常行動チェックリストの修正ひきこもり下位尺度(ABC-mSW)における,ベ >ースラインからの変化量の最小二乗平均値とした.この下位尺度には 13 項目(スコア範囲は 0 >~39 で,高いほど社会的相互作用が少ないことを示す)が含まれた. 下記にもう少し詳しい解説があります https://keiwakai-ohda.jp/byoin/greeting/incho_blog/?page=5 オキシトシンが愛着ホルモンであることは、先行研究から研究者のコンセンサスを得られていると理解しています。しかしながら単純に外から補充してあげれば定型発達人と同じになるかというと、そう簡単ではないということなのでしょう。 このような治験(第三者がチェックシートに基づき客観的に評価する)と、親子のハグのようなスキンシップとは別物なんじゃないでしょうかね。後者については治験のようなRCTデザインは無理だと思いますし、子育ては治験ではないのでエビデンスを出す必要も感じません。まぁスキンシップの相手は必ずしも親子である必要は無く、例えば森口奈緒美さんの著書に出てくる臨床心理士と愛甲さんのアプローチを比較してもそれは明らかなように思います。 返信する
浅見淳子 2022年5月4日 yasuさんへ 先日からyasuさんにおききしたいと思っていたことがあります。 さっき廣木さんのツイートを見て思い出しました。 https://twitter.com/doshin01/status/1521740406379409410?s=20&t=JjR09kWbQdXiEkKfG031Sw オキシトシンを鼻にしゅっしゅすると自閉症の症状が緩和?するかどうかの検証が行われ、否定されたとか。 これすなわち「オキシトシンの否定」ではないということをyasuさんがつぶやいていらしたような気がします。 そうではなく「オキシトシンを鼻からスプレーしても効かない」ということなのだと。 オキシトシンの否定ではなく、オキシトシンの鼻スプレーの検証結果なのだと。 哺乳動物の中でオキシトシンが愛着ホルモン?なことは事実で 自閉症の人はそれを欠いていると思われ それを後付けでしゅっしゅすると症状緩和に効果があるかと思われたけど鼻スプレーではだめだった。 でもオキシトシンが愛着ホルモンだということは事実で 廣木家のように天然ものの愛着ホルモンと、鼻しゅっしゅは別物である という理解でよろしいのでしょうか。 というのは 明らかにスキンシップとか、そういうものでよくなっている人はいるからです。 つたない質問ですが、できる範囲でお答えいただけたら幸いです。 浅見 返信する
シア 2022年4月22日 自閉症に関して言えば心の理論と言うのが根拠としてあります。 サリーとアン。 スマーティ課題。 有名です。 しかしこれらを解けてもより複雑になっていくと正答率が低くなってしまいます。 サリーとアンを大人になってから解けませんでした。 仕組みがわかってハッとして練習を始めたんです。 スマーティも二回目からは解くことができます。 何を問題にしているかわかるから裏をかかれません。 しかし問題が複雑になってくると視点がわからなくなってしまう。 そのようなことが日常生活で問題になってきてしまう。 誰と誰が秘密を共有していてコレは誰と誰との間で内緒話なのかって言うことがわからなくなってくるんですよ。 相手が既にそのことを知っているのか知らないのかと言うこともわからなくなってきてしまう。 それでトラブルになったりギクシャクしたりしてしまう。 小学校で数年一緒だった旧友に「引越しをするから内緒にしていてくれ」と言われたときにソレを知っている人と知らない人との会話で失敗してしまった。 秘密をばらしたと言って殴られてしまった。 男と男の約束をまもれない奴だと。 教師との関係は悪くなかったと思います。 シン・ゴさんが秘密のお部屋を知らないのか知っているのか知らないのかがわからなくなっている。 だから秘密のお部屋ってなんだ?と彼が言ったとき「アレ?コレのことだよね。」と言って出してしまった。 だから私は信用されなくなってしまうのではないかと思うんです。 返信する
シア 2022年3月22日 今日は意識の「混迷」だった人が回復した話を聞きました。 混迷と言うのは目を開いていても見えているのかいないのかわからないような状態だそうです。 意識混濁と言うのはボーっとしている傾眠に近い状態でそういうより軽度な人もいます。 不妊治療とか高齢出産が増えてそのような状態で生まれてくる新生児も増えている。 それでも意識が鮮明になって「よかったよかった」と話しているのは全くその通りと思います。 意識が戻ったのはその人の生きる力があると思うので勇気をもらったと思います。 自分が病気でみじめに思えたこともあるけど今快適に暮らせていることに感謝するようでないと罰が当たるんじゃないかと思います。 返信する
シア 2022年3月20日 こんにちは。 検査の最近の結果ですがそれ以外すべての項目が低くとも結晶化された能力(遂行機能)は健常者以上と出ています。 それぞれの能力は低くてもそれをどう結び付け・活用し・活かすかと言うことが結果に大きくコミットするには大事と思われます。 他の能力がちょっと高かったとしても結晶化能力が出せない人は器用貧乏と呼びます。 返信する
シア 2021年11月25日 神経研究所に来てます。 ここで自閉症等の治療研究に参加すると月一回で5千円~15000円のクオカードがいただけます。 神経研究所は晴和病院とNCNPにあります。 自閉症の原因は全く不明ではなく90パーセントの人は不明のようです。 また遺伝子の突然変異はもっとも多発する場所がわかっていて遺伝子を全エキソンシークエンスで調べて同定されたということです。 突然変異の自閉症マウスはできていますが今年自閉症マーモセットが作られたようです。 哺乳類から霊長類の自閉症が人為的に作られたことになります。 ここまでのお話で突然変異の遺伝子疾患は全自閉症の10パーセント以下であることに留意です。 そして突然変異の疾患でもトリソミーのように遺伝子疾患として命の選別の対象になる恐れはないのかとも思われます。 その点は遺伝子ノックダウン法~特定の遺伝子の転写量や翻訳量を減少させることにより、その遺伝子産物の機能を低下させる方法が開発される見込みです。 それから多発性硬化症の方も海綿に生息する菌が生成する糖脂質α-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)の構造を修飾して創製した化合物を内服することで治るかもしれないということです。 これは二層の治験まで進んでいます。 血液浄化療法が多発性硬化症には効くことがわかっていましたがその仕組みも解明されたそうです。 返信する
シア 2021年9月27日 病気の診断の話なんですけど精神科では「アプリ化」が進んでいるようです。 今日レジストリというのに登録してきたんですが病院とは違い研究所のほうは治療法を探ったり役立てることはないか探しているらしいんです。 クオカードももらえるし研究には参加しています。 参考までに今すすんでる症状のアプリ判定というのは医者が問診するようなチェックリストに答えて行ってそのリストが工夫されていて色々な表現で質問を繰り返してくるというものです。 それによって詐病とができないようになっています。 また質問の順番もランダム化することによって症状を作為的に訴えることはむつかしくなっています。 自然に考えず答えて行けばだいたい症状の程度が明らかになります。 謳い文句通りではAIも使ってうまくいくはずですがまだ研究段階です。 返信する
シア 2021年9月27日 本邦でやってるアプリ精神科の画面です。 スマホでもできると言うかスマホ使用なんですけどスクショはちいさくなってしまいますので。 前回だいぶ前ですが鬱状態の時の結果が反映されてます。(2枚目) 研究にあたって特に秘匿してほしいということはないそうです。 返信する
シア 2021年9月27日 アプリ精神科(仮)では鬱状態をアプリはこのように判定で来ていることがわかります。 これは精神科の医師の見立てに劣りません。 精度が上がって行って機械学習によりいろいろな生理データも入力できるようになり実装されるので精神科医はいらなくなるかもしれません。 返信する
シア 2021年8月22日 別のスレッドで「発達障害」は洗脳だ…的なことを(確か社長の管理人よりのメッセージ)に書きましたがそれはそれでいても「自閉症」と言うものは存在するのではないかなとなんとなく思っています。 それで自閉症に関する限り一当事者ですがそれを研究したり多角的な角度から見たり正確な診断法や客観的な検査法ができたらいいなと思いずっと5千円のクオカードを楽しみに研究に参加してきました。 簡単な試験では人の顔(日本人及び外国人)を見せられ相手の感情を言い当てると言う古典的なものもまだあります。 だんだん表情があいまいになっていき正解に近いものはあるのでしょうが表情と感情のマッチングの難易度が上がるようにできています。 私は最初は「私にも表情がわかるじゃんこの検査は(きっと)楽勝」と考えて甘く見ていたところあいまいな表情となっていくと途端に間違いが増え最後のほうはほぼ破れかぶれに言い当てようとしてそこで検査が終わりました。 どの試験も知的障害(も)まだあるようなお子さんでもできるように簡単なものなんです。 ボタンを押したり表情を見たり音を聞いて反応したり。 きっと動物でもできることの延長線上にあるのは研究所に動物実験棟もあるから明らかです。 それでよくよく考えるとマーモセットくらいの動物には普通に定型発達と自閉症の反応があるそうです。 アヴァロンの野生児と言うのはたとえれば日本に住むはぐれザルのようなものです。 ただどうしてそういう風になるのかまではわからなくても自分が今まで疑問に思っていたプロフィールが自分にフィードバックされるようになることで気づきがありました。 そのことを感想に残していったりするのですが研究でも自己理解が進むと治癒に近づきます。 ここが「異常」とか障害とかされていたものが動物にも存在していて人間も動物なんですからね。 そういう理解を深めていって凸凹も脳みそも本当は凸凹ですらなくその人らしさに自己理解として収斂していくことで前向きになり「障害」だからとか考えなくなっていきました。 だいいち病気は自分のほんの一部です。 現代は○○症候群と言ったラベルで自分をそういう枠に当てはめて考えがちです。 それに気づいて行って人間らしさを取り戻していきたいと思う次第です。 返信する
ヨヨ子 2021年8月15日 診察室では親しい医者にもなかなか聞けない聞けない「なぜネット上にニセ医者が存在できるのか」です。 私なりの解釈ですが。 医師会等では時々大きな建物で勉強会があります。 といってもスライドショーや最新の医療機器見て、あとは懇談会という名の立食パーティー、という流れなんですけどね。 酷い時には小学生の娘さん連れてくるおじさん医者とかがいる始末。将来娘に病院を継がせたいのでしょうか? なぜコメディカルである私がこんなことを知っているのかというと、医師向けの勉強会の招待状がコメディカルの手に渡ることが少なからずあるからです。 特に診療所はその日によっては医者が1人しかいませんから、余った招待状やタクシー券!が事務員や看護師や理学療法士にお下がりされるんです。 また医療機関にはわざわざ向こうから出向いてきた製薬会社のプロパーによる勉強会があります。 そこに出席できるのも医者だけではありません。 プロパーとは製薬会社から医療機関に来るセールスマンのことです。 ナダマンのお弁当とかを持ってきてくれます。そして薬学部出身者はびっくりするほど少ないです。工学部とか理工学部の人がほとんどです。少なくとも私が働いたことのある場所に来たプロパー達は。なぜ分かったかというと、プロパーの大半はこちらに親しみを持ってもしいのか、スライドショーの前に自己紹介をするからです。 あとオペ室に入れるのは必ずしも国家資格ホルダーだけではありません。機器や器具の準備とかしかしないですけど、医療従事者大好き人間からすればちょっとした医者気分看護師気分でしょう。 つまり、医療機関に勤めていると、世間から医者しか知らないだろうと思われている情報を医者以外が知る機会が少なからずあるのです。 だから、ネット上のニセ医者の一部は医者のおこぼれを頂戴したコメディカルだと思います。 偽コメディカルの一部は多分、昔医療事務やったことがあるけど今違う仕事についてる人でしょう。 返信する
オキシトシンの報告というのは、下記のことでしょうか。
https://www.eurekalert.org/news-releases/931348
https://www.nejm.jp/abstract/vol385.p1462
自閉症の症状緩和と一言で言っても、その内容をきちんと定義しないと比較できないですが、NEJM論文日本語版によると、臨床治験に使われた指標は下記のように記載されています。
>主要転帰は,異常行動チェックリストの修正ひきこもり下位尺度(ABC-mSW)における,ベ
>ースラインからの変化量の最小二乗平均値とした.この下位尺度には 13 項目(スコア範囲は 0
>~39 で,高いほど社会的相互作用が少ないことを示す)が含まれた.
下記にもう少し詳しい解説があります
https://keiwakai-ohda.jp/byoin/greeting/incho_blog/?page=5
オキシトシンが愛着ホルモンであることは、先行研究から研究者のコンセンサスを得られていると理解しています。しかしながら単純に外から補充してあげれば定型発達人と同じになるかというと、そう簡単ではないということなのでしょう。
このような治験(第三者がチェックシートに基づき客観的に評価する)と、親子のハグのようなスキンシップとは別物なんじゃないでしょうかね。後者については治験のようなRCTデザインは無理だと思いますし、子育ては治験ではないのでエビデンスを出す必要も感じません。まぁスキンシップの相手は必ずしも親子である必要は無く、例えば森口奈緒美さんの著書に出てくる臨床心理士と愛甲さんのアプローチを比較してもそれは明らかなように思います。
yasuさんへ
先日からyasuさんにおききしたいと思っていたことがあります。
さっき廣木さんのツイートを見て思い出しました。
https://twitter.com/doshin01/status/1521740406379409410?s=20&t=JjR09kWbQdXiEkKfG031Sw
オキシトシンを鼻にしゅっしゅすると自閉症の症状が緩和?するかどうかの検証が行われ、否定されたとか。
これすなわち「オキシトシンの否定」ではないということをyasuさんがつぶやいていらしたような気がします。
そうではなく「オキシトシンを鼻からスプレーしても効かない」ということなのだと。
オキシトシンの否定ではなく、オキシトシンの鼻スプレーの検証結果なのだと。
哺乳動物の中でオキシトシンが愛着ホルモン?なことは事実で
自閉症の人はそれを欠いていると思われ
それを後付けでしゅっしゅすると症状緩和に効果があるかと思われたけど鼻スプレーではだめだった。
でもオキシトシンが愛着ホルモンだということは事実で
廣木家のように天然ものの愛着ホルモンと、鼻しゅっしゅは別物である
という理解でよろしいのでしょうか。
というのは
明らかにスキンシップとか、そういうものでよくなっている人はいるからです。
つたない質問ですが、できる範囲でお答えいただけたら幸いです。
浅見
自閉症に関して言えば心の理論と言うのが根拠としてあります。
サリーとアン。
スマーティ課題。
有名です。
しかしこれらを解けてもより複雑になっていくと正答率が低くなってしまいます。
サリーとアンを大人になってから解けませんでした。
仕組みがわかってハッとして練習を始めたんです。
スマーティも二回目からは解くことができます。
何を問題にしているかわかるから裏をかかれません。
しかし問題が複雑になってくると視点がわからなくなってしまう。
そのようなことが日常生活で問題になってきてしまう。
誰と誰が秘密を共有していてコレは誰と誰との間で内緒話なのかって言うことがわからなくなってくるんですよ。
相手が既にそのことを知っているのか知らないのかと言うこともわからなくなってきてしまう。
それでトラブルになったりギクシャクしたりしてしまう。
小学校で数年一緒だった旧友に「引越しをするから内緒にしていてくれ」と言われたときにソレを知っている人と知らない人との会話で失敗してしまった。
秘密をばらしたと言って殴られてしまった。
男と男の約束をまもれない奴だと。
教師との関係は悪くなかったと思います。
シン・ゴさんが秘密のお部屋を知らないのか知っているのか知らないのかがわからなくなっている。
だから秘密のお部屋ってなんだ?と彼が言ったとき「アレ?コレのことだよね。」と言って出してしまった。
だから私は信用されなくなってしまうのではないかと思うんです。
今日は意識の「混迷」だった人が回復した話を聞きました。
混迷と言うのは目を開いていても見えているのかいないのかわからないような状態だそうです。
意識混濁と言うのはボーっとしている傾眠に近い状態でそういうより軽度な人もいます。
不妊治療とか高齢出産が増えてそのような状態で生まれてくる新生児も増えている。
それでも意識が鮮明になって「よかったよかった」と話しているのは全くその通りと思います。
意識が戻ったのはその人の生きる力があると思うので勇気をもらったと思います。
自分が病気でみじめに思えたこともあるけど今快適に暮らせていることに感謝するようでないと罰が当たるんじゃないかと思います。
こんにちは。
検査の最近の結果ですがそれ以外すべての項目が低くとも結晶化された能力(遂行機能)は健常者以上と出ています。
それぞれの能力は低くてもそれをどう結び付け・活用し・活かすかと言うことが結果に大きくコミットするには大事と思われます。
他の能力がちょっと高かったとしても結晶化能力が出せない人は器用貧乏と呼びます。
神経研究所に来てます。
ここで自閉症等の治療研究に参加すると月一回で5千円~15000円のクオカードがいただけます。
神経研究所は晴和病院とNCNPにあります。
自閉症の原因は全く不明ではなく90パーセントの人は不明のようです。
また遺伝子の突然変異はもっとも多発する場所がわかっていて遺伝子を全エキソンシークエンスで調べて同定されたということです。
突然変異の自閉症マウスはできていますが今年自閉症マーモセットが作られたようです。
哺乳類から霊長類の自閉症が人為的に作られたことになります。
ここまでのお話で突然変異の遺伝子疾患は全自閉症の10パーセント以下であることに留意です。
そして突然変異の疾患でもトリソミーのように遺伝子疾患として命の選別の対象になる恐れはないのかとも思われます。
その点は遺伝子ノックダウン法~特定の遺伝子の転写量や翻訳量を減少させることにより、その遺伝子産物の機能を低下させる方法が開発される見込みです。
それから多発性硬化症の方も海綿に生息する菌が生成する糖脂質α-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)の構造を修飾して創製した化合物を内服することで治るかもしれないということです。
これは二層の治験まで進んでいます。
血液浄化療法が多発性硬化症には効くことがわかっていましたがその仕組みも解明されたそうです。
病気の診断の話なんですけど精神科では「アプリ化」が進んでいるようです。
今日レジストリというのに登録してきたんですが病院とは違い研究所のほうは治療法を探ったり役立てることはないか探しているらしいんです。
クオカードももらえるし研究には参加しています。
参考までに今すすんでる症状のアプリ判定というのは医者が問診するようなチェックリストに答えて行ってそのリストが工夫されていて色々な表現で質問を繰り返してくるというものです。
それによって詐病とができないようになっています。
また質問の順番もランダム化することによって症状を作為的に訴えることはむつかしくなっています。
自然に考えず答えて行けばだいたい症状の程度が明らかになります。
謳い文句通りではAIも使ってうまくいくはずですがまだ研究段階です。
本邦でやってるアプリ精神科の画面です。
スマホでもできると言うかスマホ使用なんですけどスクショはちいさくなってしまいますので。
前回だいぶ前ですが鬱状態の時の結果が反映されてます。(2枚目)
研究にあたって特に秘匿してほしいということはないそうです。
アプリ精神科(仮)では鬱状態をアプリはこのように判定で来ていることがわかります。
これは精神科の医師の見立てに劣りません。
精度が上がって行って機械学習によりいろいろな生理データも入力できるようになり実装されるので精神科医はいらなくなるかもしれません。
かなりよくなりました。
ここまでよくなると自分でも実感できるくらい人生への満足度は高い。
調子いいです。
シアさん
これはすごいですね。
よく眠れて安心して暮らしているのですね。
仕事して🚴乗って趣味もあるから当然かもしれません。
よかったですね。
別のスレッドで「発達障害」は洗脳だ…的なことを(確か社長の管理人よりのメッセージ)に書きましたがそれはそれでいても「自閉症」と言うものは存在するのではないかなとなんとなく思っています。
それで自閉症に関する限り一当事者ですがそれを研究したり多角的な角度から見たり正確な診断法や客観的な検査法ができたらいいなと思いずっと5千円のクオカードを楽しみに研究に参加してきました。
簡単な試験では人の顔(日本人及び外国人)を見せられ相手の感情を言い当てると言う古典的なものもまだあります。
だんだん表情があいまいになっていき正解に近いものはあるのでしょうが表情と感情のマッチングの難易度が上がるようにできています。
私は最初は「私にも表情がわかるじゃんこの検査は(きっと)楽勝」と考えて甘く見ていたところあいまいな表情となっていくと途端に間違いが増え最後のほうはほぼ破れかぶれに言い当てようとしてそこで検査が終わりました。
どの試験も知的障害(も)まだあるようなお子さんでもできるように簡単なものなんです。
ボタンを押したり表情を見たり音を聞いて反応したり。
きっと動物でもできることの延長線上にあるのは研究所に動物実験棟もあるから明らかです。
それでよくよく考えるとマーモセットくらいの動物には普通に定型発達と自閉症の反応があるそうです。
アヴァロンの野生児と言うのはたとえれば日本に住むはぐれザルのようなものです。
ただどうしてそういう風になるのかまではわからなくても自分が今まで疑問に思っていたプロフィールが自分にフィードバックされるようになることで気づきがありました。
そのことを感想に残していったりするのですが研究でも自己理解が進むと治癒に近づきます。
ここが「異常」とか障害とかされていたものが動物にも存在していて人間も動物なんですからね。
そういう理解を深めていって凸凹も脳みそも本当は凸凹ですらなくその人らしさに自己理解として収斂していくことで前向きになり「障害」だからとか考えなくなっていきました。
だいいち病気は自分のほんの一部です。
現代は○○症候群と言ったラベルで自分をそういう枠に当てはめて考えがちです。
それに気づいて行って人間らしさを取り戻していきたいと思う次第です。
診察室では親しい医者にもなかなか聞けない聞けない「なぜネット上にニセ医者が存在できるのか」です。
私なりの解釈ですが。
医師会等では時々大きな建物で勉強会があります。
といってもスライドショーや最新の医療機器見て、あとは懇談会という名の立食パーティー、という流れなんですけどね。
酷い時には小学生の娘さん連れてくるおじさん医者とかがいる始末。将来娘に病院を継がせたいのでしょうか?
なぜコメディカルである私がこんなことを知っているのかというと、医師向けの勉強会の招待状がコメディカルの手に渡ることが少なからずあるからです。
特に診療所はその日によっては医者が1人しかいませんから、余った招待状やタクシー券!が事務員や看護師や理学療法士にお下がりされるんです。
また医療機関にはわざわざ向こうから出向いてきた製薬会社のプロパーによる勉強会があります。
そこに出席できるのも医者だけではありません。
プロパーとは製薬会社から医療機関に来るセールスマンのことです。
ナダマンのお弁当とかを持ってきてくれます。そして薬学部出身者はびっくりするほど少ないです。工学部とか理工学部の人がほとんどです。少なくとも私が働いたことのある場所に来たプロパー達は。なぜ分かったかというと、プロパーの大半はこちらに親しみを持ってもしいのか、スライドショーの前に自己紹介をするからです。
あとオペ室に入れるのは必ずしも国家資格ホルダーだけではありません。機器や器具の準備とかしかしないですけど、医療従事者大好き人間からすればちょっとした医者気分看護師気分でしょう。
つまり、医療機関に勤めていると、世間から医者しか知らないだろうと思われている情報を医者以外が知る機会が少なからずあるのです。
だから、ネット上のニセ医者の一部は医者のおこぼれを頂戴したコメディカルだと思います。
偽コメディカルの一部は多分、昔医療事務やったことがあるけど今違う仕事についてる人でしょう。