「発達障害は一生治らない」と決めつけず、試行錯誤する仲間の交流サイトです。ご自由にご活用ください!

診察室であまり聴けない医療情報

・どうやら治る人もいるらしい
・身体アプローチに効果があるらしい

等、発達援助を巡る新しい動きを伝える論文を紹介したり、医療との付き合い方を話し合うお部屋です。

330 COMMENTS

シア

今まで、医長先生と呼ばれるにはいろいろ聞いてきました。
いろいろな課があったと思いますが、「医療にかかるべき時」と言うのは、具体的にどういうときかなと考え、それを質問してきたんです。
医療の方が言うには、「食欲がない」とか、「食事が十分摂れない」と言うときには、大人でも子供でも医療にかかった方がよいそうです。
そこで考えるには、発達障害で、育ち盛りで食欲がなく、痩せてきてしまう。。そういう方がたくさんいるかと言えば、そういうことはほとんどないと言うことがわかりますね。
知的に重い人だって、昔の映画にありましたけど「カレーをおかわりする」ような元気な人が多いです。
診断とか、支援とかもいろいろあるかと思いますが、大まかに言って「自分でおいしく食事が摂れているよ。」と言う人は、だいたい医療の出番ではないと言うことです。

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シア

自閉症マーモセットは社会的な能力に欠けています。
それはギブ&テイクを理解すると言ったことにもかかわっています。
普通の人や哺乳類は親切にしたり親切にされたり自分が相手からしてもらったことに対してお返しをしたりといった反応があるのだそうです。
相互利他の行動がとれないので相手のために動くといった行動がなかなかとれません。
先んじて相手に親切にしてあげるというのも社会で生きるためには大事なことですしそれにお返しをするのももっと大事かもしれません。
労働と言うのも自分の力を社会に資する相互恵行為と思います。
その際仕事は少ない力で多くの成果を出せるものを選んで相互に補うというのがあるようです。
相互に補う分業が社会的互恵なのだと考えるとそこに治っていない自閉症の人が入っていくのはなかなかにむつかしいことだと思います。

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シア

>社長

自閉症のアレコレが特定されると同時に非自閉の研究も進んでいくと思われます。
どういうことかと言うと自閉症の人と定型発達(非自閉)の人とで違いがある・差があるのは確かなのでそう考えると統制群・対照群の研究ができるのです。

これは狭義の自閉症の人を突き止めていくだけではなく「健康と言われる人はどうなっているのか」と言う研究もできうることを示しています。

実際2021年以降すぐにサンプルとなるレジストリに登録された自閉症の人のデータは集まってしまったので今は定型発達の人に同じ検査を行いどのように異なっているかを調べています。(添付画像)
ちなみにレジストリには私も登録されています。

将来的に日本は脳プロにおいてコンピューターと人間の能をいかに「つなぐ」かを探求していくことになると思いますがそのためには人間の脳をもっと知る必要があるのだそうです。

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シア

今週の月曜日に某国立研究センターに行ってきました。
微細脳機能研究所と言うところで自閉症の霊長類動物モデルが作られています。
それはコモンマーモセットと呼ばれる動物で人にも慣れていて椅子に座っていました。

現在発達障害と診断をされる人が増えています。
しかし脳の画像を取ったりいろいろ検査したりもするでしょうけど何か別の病気があるかどうか調べることはあっても血液検査をして京都に送りそこで調べて自閉症モデルの霊長類と同じような配列だ~とかって調べているでしょうか。
ほとんどのお子さんはそんなことはしていないと思います。
人道上の観点からも一般には行われてないはずですよ。
ただほかに原因が見られないので「発達障害でしょう」と診断のごみ箱に入れられているんじゃないかなと思います。

また自閉症マーモセットが本当に健康じゃないかと言えばそんなことはないと私はその子(マーモセット)を見て思いました。
普通の動物の一個体ですよ。

だから遺伝子をいじってそのプログラムがおかしくなるくらいだったらむしろ自然に生じたものとして受け止めていったらいいんじゃないかと思いました。
ただしあまり重症の人は臍帯血を応用して治療できる道筋が見えてきているのかもしれません。
一戸さんと言う方が研究していて動物を用いた実験は今年の三月でいったん終了したようです。

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浅見淳子

シアさん

夫に話したらもう知ってましたよ。その子たちの存在。
シアさんが会ったらしいといったら「へー」って言ってました。

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シア

社長

先生は哲学もお強い教授ですよね。
大学に入ってから若年相応いろいろな悩みもあり哲学に答えを求めていたことがあります。
ただほかの学問とことなり哲学は学ぼうとすればするほどわからなくなっていく「お前はこんなこともわからないじゃないか…?」と突き付けてくるものでした。
哲学以外の学問はいろんなことを知ったり理解したりしていけるような気にしてくれます。
しかし哲学だけはそれらをすべて打ち砕いていくような感覚があります。
哲学以外の学問を学ぶことで人は何かを知った風に理解したように傲慢になります。
しかし哲学は人を謙虚にしてくれると思ってます。
私見ですが生命倫理においても哲学が守ってくれるおかげで人間が道を外さないでいられるのではないでしょうか。
私の考えを書かせていただきましたが率直な感想です。

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yasu

鳥集徹『薬害「コロナワクチン後遺症」』、ブックマン社(2022) 読了

新型コロナワクチン(mRNA生物製剤)投与後に後遺症に見舞われた20名の方へ詳細なインタビューを行い、その詳細な症状や経緯をレポートし、後遺症によって変わってしまった生活、人生について記載を進めていく、読みごたえがありました。

後半部分は、これらの方々への取材を通して、改めてこのワクチンに対するリスクや我が国におけるサポート体制の不備について論じる内容となっています。鳥集氏は医療ジャーナリストで著書もいくつかあり、新型コロナワクチン問題ではシンポジウムにも出演しています(私も出たことがありますが)。私としては把握していた内容が大部分でしたけど、こうやって改めて活字でまとまって読むと、内容が深刻であるだけにインパクトがあります。

今回改めて感じたのは、ワクチン接種後に不調を感じて医療機関を訪れた際の、医療機関(医師)の対応についてですね。もちろん酷い対応だった医師もいるのですが、概ね患者の話を聞き、検査に検査を重ね、他の病院へ紹介するということをやっているわけです。ワクチンの副反応の可能性についても全員頭ごなしに否定、というわけではないことも読み取ってほしい。

中長期の安全性もはっきりしないモノの投与を勧めたというのは取り敢えず置いておいたとして、医療は精一杯患者に寄り添った、全力を尽くしたんだと言えるでしょう、とはなりません。

医療は新コロワクチン後遺症についても、他の病気と同じ態度で対応した、それ以上でもそれ以下でもない(最初から頭から否定する医療者がいたから、「以下」というのはあったかな)というところですね。不具合を言ってくる人がいれば、徹底的に検査するのが治療の出発点です。

しかし検査しても原因がわからないと、医学はお手上げです。対処療法の薬は出せるが手の施しようがない。そうすると大抵の場合は精神科へ紹介されるわけですね。医療側のモードチェンジです。これは新型コロナ後遺症に限った話ではなく現代医学の標準仕様で、比較的最近(と言っても10年以上前ですが)では「線維筋痛症」という病気が同様の対応でした。特に痛みや気分が悪いとか、数値ではっきりと表せないものについてはこういった対応になりがちです。検査のたらい回しは患者数が非常に少ない希少疾患でも起こり得ます。

医療側は分業していて、検査で異常が無いのに不具合を訴える患者は緩和ケアや精神科に回されます。もちろん検査の感度や手法に問題がある可能性について、もちろん医療側は理解していますけど、理解していたところで手の施しようが無いからです。新しい検査方法が開発されてそちらで異常が見つかれば話は違ってくるのでしょうが、今現在の判断では「異常なし」なんですから。後はその症状に興味を持った研究者が色々と実験的治療を施してくれるかもしれませんが、必ず良い結果に結びつくとは限りませんし、その研究者が患者ファーストで対応してくれるかもわかりません(論文ファーストかもしれません)。最先端の治療や研究をしている医療施設が、常に患者にとって最良であるとは限りません。

まぁこれは医療の標準仕様ですから、発達医療でも事情は同じです。医療の限界や問題点については皆さんよく理解しているとは思いますが、医療ってのはこの程度のものなんで、間違っても期待して怒ったりしないようにしましょうね。

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浅見淳子

yasuさん

医療の限界は知りませんでしたけどよくわかりました。が、私はやはり怒りを覚えます。でもその怒りを消す方法があります。それは期待をやめることではなく、モラルハザードを引き起こしている国民皆保険をやめることですが。

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yasu

劣悪だと言われている米国の医療事情に比べ、我が国の国民皆保険を称賛する声は大きいです。国民皆保険でカバーする範囲は国が決めるんで、国が医療側に日和ったという形ですね。国民皆保険無くしたとしても、日本の医療システムの体質が変わらないと大きくは変わらないように思いますが、モラルハザードについては、各人が声を上げ続けるべきだと思いますね。学校でのマス苦着用もしかり。

保険料の払い損はありますが、まずは医療になるべく近づかないのが、利用側からできるベストエフォートでしょうかね。

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シア

八王子の病院で虐待があったという報道がありましたね。
虐待はもってのほかなんですが「死亡して退院」って言うことそのものは不自然なことではないんです。
精神科の身体合併症を起こしている方は主に高齢者の方が多いです。
呼吸器や消化器疾患が過半数を占めていて確かにお薬の副作用も考えられますが高齢になってくるとそういう症状が出てくるわけなんです。
高齢になり精神も身体も衰弱してくるとなるべく苦しくないように痛みの少ないように緩和ケア・ターミナル医療と言う方向に行くのは決して不思議なことに思いません。
先進的な医療機関ではそこでは「9号棟」と呼ばれていますがターミナルケア・緩和ケアの病棟は入退院の多い外来や一般の入院設備から離れた場所にあり特養ホームのような形態で看取り看護ができるようになっています。
本来そのような設備が病院内に遭っていいようなものの現実には「スパゲティ」状態の患者さんが多いですね。
終末期医療で数か月とかそこにいるんだったらホスピスのような設備がちゃんと整っていて娯楽とかがあるのが理想です。
実際9号棟ではwifiがつながり難病の患者さんも快適に過ごせるようになっています。
そういうところにお金を使うのは決して悪いことではないです。
また見送るご家族にとっても心が休まると思うんです。

ただ無駄な医療として「しゃくしゃくとした」高齢者がたむろしてだべったりしているのは無駄だと思います。
「しゃくしゃくとした」高齢者の方の居場所は寿大学とか高齢者学び直しができるカルチャーセンターとかレクリエーション施設・温泉などではないでしょうか。

・コロナワクチンの後遺症外来について
これは早期から「しびれ」が知られていました。
これは「ギラン・バレー症候群」と言われるもので神経疾患です。
まれにワクチンで生じるものとして広く知られていたためコロナワクチンでも生じることが考えられていました。
大学病院でも総合病院でも「コロナ後遺症外来」と同時に「しびれ外来」が開設されているところが確認できます。

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ブルー

シアさんへ

追記:

「誤」という表現はちょっと強かったかもしれません。すみません。

「しゃくしゃく」という日本語はありますし、
「しゃくしゃくとした老人」というのもおられるとは思うのですが
多分、この文脈においては「かくしゃく」の方が一般的かな、
と思いコメントを書きました。

老人が元気な時は(私の個人的な日本語感覚では)
「かくしゃく」かなと思ったからです。

今後ともよろしくお願いいたします。

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yasu

ヴィナイヤク・プラサード著/大脇訳
「悪いがん治療―誤った政策とエビデンスがどのようにがん患者を痛めつけるか」
晶文社(2022)

がん治療薬と政策(主にアメリカの話)の話ですが、エビデンスについて理解するには格好の書籍です。対象はがん治療ですが、ここに書かれている内容は程度の差はあれ全ての医療について当てはまる問題です。訳者である大脇氏もあとがきの中で触れていまが、この本は医薬品開発の根本的な問題点を浮かび上がらせています。この点を踏まえ、医療との付き合い方が第15章で語られるという構造になっています。

第1章 がん治療薬の基礎:費用、利益、バリュー
第2章 がんの代理エンドポイント
第3章 薬剤 承認 の ため の 代理 エンド ポイント の 使用 と誤用
第4章 高い価格がどのように患者と社会を害するか
第5章 がんの医学をゆがめる誇張、偏向、暴走する熱狂
第6章 経済的利益相反
第7章 経済的利益相反の害と、医学をリハビリする方法
第8章 プレシジョン・メディシンは役に立つのか?
第9章 研究デザイン201
第10章 がん診療の原則
第11章 腫瘍学における重要な臨床試験
第12章 グローバルな腫瘍学
第13章 がんの薬の開発はどのように進むべきか
第14章 連邦3機関は明日から何ができるか?
第15章 がんを持つ人には何ができるか?
第16章 学生、研修医、研究員に何ができるか?

発達界隈でのエビデンス祭は既に過去のことですが、専門家ときちんと対峙する場合にはエビデンスについての正確な理解が欠かせません。そのための準備として本書は格好の入門書になってくれることでしょう。また将来、ASDの治療薬が登場してくる場合、どのような条件を満たしている必要があるのかについても知ることができるでしょう。

最後に、本書は巷で流行っている感染症対策の問題点について考えるにも大変有用かと思います。

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浅見淳子

yasuさん

エビデンス祭のとき、よくガンの民間療法と比べられてけなされた花風社メソッドですが、金もかからずなんの侵襲性もないのによくあれだけいちゃもんつけられたものです。

でもyasuさんがおっしゃるとおり発達分野におけるエビデンス理論は過去のものになりました。どう過去のものになったかはいずれまとめてみます。まあ大久保さんの本あたりでわかるかな。

発達に比べてガンは治したい人が多いだろうし、高齢化に伴って患者も増え治りたい人も増え、まだまだビッグビジネスなのでしょう。

元スマップの中居氏もそうみたいですが、ああいう人は治るといいですね。

私自身はおそらく、ガンになっても治療しないと思います。

先日「70歳からのロードバイク」という本を読みましたが、それによると「ピンピンコロリと早期発見は両立しない」」そうで、たしかにそうです。

その本曰く「ガンと早期発見されたとたん痛くもかゆくもないのに体に負担のかかる治療が始まる」ということですが、本当にそのとおりです。

そこまでして寿命を延ばしても仕方ないので、私はもうガンは治療せず放置するつもりです。

でも今のところ、ないような気がします。
なぜならちょっとした不調がすぐに治るので、がん細胞もできてはなくなっていると思うからです。
毎日できてはいるでしょうね。

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yasu

ハッタツのエビデンス祭で、支援者側にエビデンスを踏まえてきちんと議論できる専門家が非常に少ないことがわかりました。支援の場でエビデンスうんたら言われても、まずはそれを言っている支援者ご本人の理解を疑ってかかった方がよいとわかりましたね。

心理系の人が統計について五月蠅く言うのは、統計解析しなければ有効性がわからない程度の微妙な(?)効果について論じているからす。そもそも高所から飛び降りた際のパラシュートの有効性をランダム化試験で検証する必要は無いので。

少し前に天皇陛下が前立腺がんの疑いで検査を受けたと報じられました。日本トップクラスの医療が提供されている筈で、医師団は精密検査をする方がベターと判断されたのだと思います。万が一の時になぜあの時に精密検査しなかったんだと、世論から批判を受けないためのアリバイ作りなんかではないと推測していますが。。

かん治療は昔と比べて進歩しており、ある種の血液がんには完治を目指した薬物療法ができるようになっています。がしかし大多数のがんは未だに手に負えないので、治療を受ける側の経過は昔とあまり大きく変わっていませんね。。いざ自分に降りかかってきたときにどうするかは、私は今のところノーアイディアです(笑)。

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yasu

サイモン・バロン=コーエン/篠田ら訳
「ザ・パターン・シーカー 自閉症がいかに人類の発明を促したか」
化学同人(2022)

心の理論の研究で有名な、英ケンブリッジ大の自閉症研究センター所長であるコーエン教授によるASDの啓蒙書です。

基本的にエジソンーアインシュタインーシリコンバレー系の本ですので、STEMに興味がある方には面白いと思います。またASDの遺伝子が人類の中に保存されている理由について人類学的な考察は面白いので(第5、6,7章)、ASDについて学術的に興味がある方にもお勧めです。心理系や教育系の学部学生の人にもお勧めですが、内容的には高校生程度の知識があれば理解できると思います。

第1章 生まれながらのパターン・シーカー―アル(エジソン)の幼少時代
第2章 システム化メカニズム
第3章 5つの脳のタイプ
第4章 発明家のマインド
第5章 ヒトの脳に起きた革命
第6章 システム・ブラインドネスーなぜサルはスケートボードをしないのか
第7章 巨人の戦い―言語vs.システム化メカニズム
第8章 シリコンバレーの遺伝子を探る
第9章 未来の発明家を育てる

付録1 SQとEQでわかるあなたの脳タイプ
付録2 AQでわかる自閉特徴の値

診断についてコメントされている箇所があり、「そもそも診断というものは、社会生活に苦労し、支援が必要な人のためだけにある」と言われています。これは、自分なりに問題なく社会生活を営んでいる人には診断は不要であるということであり、もう少し考えを進めると。過剰診断と過剰検査について警告を鳴らしていると受け取れます。巷に流行っている感染症の検査を見てもわかるように、過剰な診断や検査は害しかありませんので(過剰な診断や検査を受けるのがいかに有害であるかのよい手本です)、注意が必要かと思います。)

読んだからといって直ちに明日から役立つわけではないです。①パターン探しという観点からASDについての捉え方を提供してくれる、②シリコンバレー系の話が好きな方には面白いエピソードが多く掲載されている、③脳タイプや自閉特徴のテストが付いていること(あなたの性格タイプは?といったものよりはちゃんとしたもの)の3点のうちどれか引っかかるものがあれば、読んでみると面白いかなと思います。

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浅見淳子

yasuさん

ありがとうございます。
イノベーションというものは一握りのかっとんだ頭脳によってどこか知らないところで進行していて、それがある日かたちとなって安価となって庶民がそれを享受するの図、だと思うのですがASDもそうだとあまり煩わされないんですけどね。
一人の天才の余波でバグが入ったASDが大量に生み出され、それが一般の人々に迷惑かけまくっていると思うとやはり「いなくなった方がいい」と私などは思ってしまいます。もちろんこの場合の「いなくなった方がいい」は「抹殺してやる」には直結しないし(そんな権利も力も私にはないです)それでもASDを張りたい人は勝手に張ればいいと思うのですが、できるだけ自分は近寄りたくないという意味です。

なぜか日本の発達ギョーカイではギフテッドは死んでいるか外人だとたたえられ実際にいたら総攻撃されますが、ASDは遠くにありて思って数万人に一人くらいはイノベーションを起こしてくれてそれが庶民価格になったら手に入れようかな、みたいな感じですかね。

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yasu

室生犀星の詩に”ふるさとは遠きにありて思ふもの。そして悲しくうたふもの”ってやつですねw

私は、エジソンーアインシュタインーシリコンバレー系の人を実際に見たことが無いので何とも言えませんが、付き合い上で難はあっても才能がカバーしているみたいな逸話がどこまで本当なのかは要検討だと思っています。(話は違いますが、ノーベル賞受賞者は結構扱いにくいという話は聞いたことがありますw)

私が時々見ている「たーとるうぃず」というサイトの記事もそうですが、この手の話は程度の差はあれポジショントークが入っており、そのまま捉えると毒性があるので希釈は必要かと思います。希釈せずそのまま受け入れて人にも求めているとしたら、そちらの方が要注意といった感じでしょうかね。

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yasu

オキシトシンの報告というのは、下記のことでしょうか。

https://www.eurekalert.org/news-releases/931348
https://www.nejm.jp/abstract/vol385.p1462

自閉症の症状緩和と一言で言っても、その内容をきちんと定義しないと比較できないですが、NEJM論文日本語版によると、臨床治験に使われた指標は下記のように記載されています。

>主要転帰は,異常行動チェックリストの修正ひきこもり下位尺度(ABC-mSW)における,ベ
>ースラインからの変化量の最小二乗平均値とした.この下位尺度には 13 項目(スコア範囲は 0
>~39 で,高いほど社会的相互作用が少ないことを示す)が含まれた.

下記にもう少し詳しい解説があります
https://keiwakai-ohda.jp/byoin/greeting/incho_blog/?page=5

オキシトシンが愛着ホルモンであることは、先行研究から研究者のコンセンサスを得られていると理解しています。しかしながら単純に外から補充してあげれば定型発達人と同じになるかというと、そう簡単ではないということなのでしょう。

このような治験(第三者がチェックシートに基づき客観的に評価する)と、親子のハグのようなスキンシップとは別物なんじゃないでしょうかね。後者については治験のようなRCTデザインは無理だと思いますし、子育ては治験ではないのでエビデンスを出す必要も感じません。まぁスキンシップの相手は必ずしも親子である必要は無く、例えば森口奈緒美さんの著書に出てくる臨床心理士と愛甲さんのアプローチを比較してもそれは明らかなように思います。

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浅見淳子

yasuさんへ

先日からyasuさんにおききしたいと思っていたことがあります。
さっき廣木さんのツイートを見て思い出しました。

https://twitter.com/doshin01/status/1521740406379409410?s=20&t=JjR09kWbQdXiEkKfG031Sw

オキシトシンを鼻にしゅっしゅすると自閉症の症状が緩和?するかどうかの検証が行われ、否定されたとか。
これすなわち「オキシトシンの否定」ではないということをyasuさんがつぶやいていらしたような気がします。
そうではなく「オキシトシンを鼻からスプレーしても効かない」ということなのだと。
オキシトシンの否定ではなく、オキシトシンの鼻スプレーの検証結果なのだと。

哺乳動物の中でオキシトシンが愛着ホルモン?なことは事実で
自閉症の人はそれを欠いていると思われ
それを後付けでしゅっしゅすると症状緩和に効果があるかと思われたけど鼻スプレーではだめだった。

でもオキシトシンが愛着ホルモンだということは事実で
廣木家のように天然ものの愛着ホルモンと、鼻しゅっしゅは別物である

という理解でよろしいのでしょうか。

というのは

明らかにスキンシップとか、そういうものでよくなっている人はいるからです。
つたない質問ですが、できる範囲でお答えいただけたら幸いです。

浅見

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シア

自閉症に関して言えば心の理論と言うのが根拠としてあります。
サリーとアン。
スマーティ課題。
有名です。
しかしこれらを解けてもより複雑になっていくと正答率が低くなってしまいます。
サリーとアンを大人になってから解けませんでした。
仕組みがわかってハッとして練習を始めたんです。
スマーティも二回目からは解くことができます。
何を問題にしているかわかるから裏をかかれません。
しかし問題が複雑になってくると視点がわからなくなってしまう。
そのようなことが日常生活で問題になってきてしまう。
誰と誰が秘密を共有していてコレは誰と誰との間で内緒話なのかって言うことがわからなくなってくるんですよ。
相手が既にそのことを知っているのか知らないのかと言うこともわからなくなってきてしまう。
それでトラブルになったりギクシャクしたりしてしまう。
小学校で数年一緒だった旧友に「引越しをするから内緒にしていてくれ」と言われたときにソレを知っている人と知らない人との会話で失敗してしまった。
秘密をばらしたと言って殴られてしまった。
男と男の約束をまもれない奴だと。
教師との関係は悪くなかったと思います。
シン・ゴさんが秘密のお部屋を知らないのか知っているのか知らないのかがわからなくなっている。
だから秘密のお部屋ってなんだ?と彼が言ったとき「アレ?コレのことだよね。」と言って出してしまった。
だから私は信用されなくなってしまうのではないかと思うんです。

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シア

今日は意識の「混迷」だった人が回復した話を聞きました。
混迷と言うのは目を開いていても見えているのかいないのかわからないような状態だそうです。
意識混濁と言うのはボーっとしている傾眠に近い状態でそういうより軽度な人もいます。
不妊治療とか高齢出産が増えてそのような状態で生まれてくる新生児も増えている。
それでも意識が鮮明になって「よかったよかった」と話しているのは全くその通りと思います。
意識が戻ったのはその人の生きる力があると思うので勇気をもらったと思います。
自分が病気でみじめに思えたこともあるけど今快適に暮らせていることに感謝するようでないと罰が当たるんじゃないかと思います。

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シア

こんにちは。
検査の最近の結果ですがそれ以外すべての項目が低くとも結晶化された能力(遂行機能)は健常者以上と出ています。

それぞれの能力は低くてもそれをどう結び付け・活用し・活かすかと言うことが結果に大きくコミットするには大事と思われます。

他の能力がちょっと高かったとしても結晶化能力が出せない人は器用貧乏と呼びます。

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シア

神経研究所に来てます。
ここで自閉症等の治療研究に参加すると月一回で5千円~15000円のクオカードがいただけます。
神経研究所は晴和病院とNCNPにあります。

自閉症の原因は全く不明ではなく90パーセントの人は不明のようです。
また遺伝子の突然変異はもっとも多発する場所がわかっていて遺伝子を全エキソンシークエンスで調べて同定されたということです。
突然変異の自閉症マウスはできていますが今年自閉症マーモセットが作られたようです。
哺乳類から霊長類の自閉症が人為的に作られたことになります。

ここまでのお話で突然変異の遺伝子疾患は全自閉症の10パーセント以下であることに留意です。
そして突然変異の疾患でもトリソミーのように遺伝子疾患として命の選別の対象になる恐れはないのかとも思われます。

その点は遺伝子ノックダウン法~特定の遺伝子の転写量や翻訳量を減少させることにより、その遺伝子産物の機能を低下させる方法が開発される見込みです。

それから多発性硬化症の方も海綿に生息する菌が生成する糖脂質α-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)の構造を修飾して創製した化合物を内服することで治るかもしれないということです。
これは二層の治験まで進んでいます。
血液浄化療法が多発性硬化症には効くことがわかっていましたがその仕組みも解明されたそうです。

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シア

病気の診断の話なんですけど精神科では「アプリ化」が進んでいるようです。

今日レジストリというのに登録してきたんですが病院とは違い研究所のほうは治療法を探ったり役立てることはないか探しているらしいんです。

クオカードももらえるし研究には参加しています。

参考までに今すすんでる症状のアプリ判定というのは医者が問診するようなチェックリストに答えて行ってそのリストが工夫されていて色々な表現で質問を繰り返してくるというものです。

それによって詐病とができないようになっています。

また質問の順番もランダム化することによって症状を作為的に訴えることはむつかしくなっています。

自然に考えず答えて行けばだいたい症状の程度が明らかになります。

謳い文句通りではAIも使ってうまくいくはずですがまだ研究段階です。

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シア

本邦でやってるアプリ精神科の画面です。

スマホでもできると言うかスマホ使用なんですけどスクショはちいさくなってしまいますので。

前回だいぶ前ですが鬱状態の時の結果が反映されてます。(2枚目)

研究にあたって特に秘匿してほしいということはないそうです。

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シア

アプリ精神科(仮)では鬱状態をアプリはこのように判定で来ていることがわかります。

これは精神科の医師の見立てに劣りません。

精度が上がって行って機械学習によりいろいろな生理データも入力できるようになり実装されるので精神科医はいらなくなるかもしれません。

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シア

かなりよくなりました。

ここまでよくなると自分でも実感できるくらい人生への満足度は高い。

調子いいです。

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浅見淳子

シアさん

これはすごいですね。
よく眠れて安心して暮らしているのですね。
仕事して🚴乗って趣味もあるから当然かもしれません。
よかったですね。

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シア

別のスレッドで「発達障害」は洗脳だ…的なことを(確か社長の管理人よりのメッセージ)に書きましたがそれはそれでいても「自閉症」と言うものは存在するのではないかなとなんとなく思っています。
それで自閉症に関する限り一当事者ですがそれを研究したり多角的な角度から見たり正確な診断法や客観的な検査法ができたらいいなと思いずっと5千円のクオカードを楽しみに研究に参加してきました。
簡単な試験では人の顔(日本人及び外国人)を見せられ相手の感情を言い当てると言う古典的なものもまだあります。
だんだん表情があいまいになっていき正解に近いものはあるのでしょうが表情と感情のマッチングの難易度が上がるようにできています。
私は最初は「私にも表情がわかるじゃんこの検査は(きっと)楽勝」と考えて甘く見ていたところあいまいな表情となっていくと途端に間違いが増え最後のほうはほぼ破れかぶれに言い当てようとしてそこで検査が終わりました。
どの試験も知的障害(も)まだあるようなお子さんでもできるように簡単なものなんです。
ボタンを押したり表情を見たり音を聞いて反応したり。
きっと動物でもできることの延長線上にあるのは研究所に動物実験棟もあるから明らかです。
それでよくよく考えるとマーモセットくらいの動物には普通に定型発達と自閉症の反応があるそうです。
アヴァロンの野生児と言うのはたとえれば日本に住むはぐれザルのようなものです。
ただどうしてそういう風になるのかまではわからなくても自分が今まで疑問に思っていたプロフィールが自分にフィードバックされるようになることで気づきがありました。
そのことを感想に残していったりするのですが研究でも自己理解が進むと治癒に近づきます。
ここが「異常」とか障害とかされていたものが動物にも存在していて人間も動物なんですからね。
そういう理解を深めていって凸凹も脳みそも本当は凸凹ですらなくその人らしさに自己理解として収斂していくことで前向きになり「障害」だからとか考えなくなっていきました。
だいいち病気は自分のほんの一部です。
現代は○○症候群と言ったラベルで自分をそういう枠に当てはめて考えがちです。
それに気づいて行って人間らしさを取り戻していきたいと思う次第です。

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ヨヨ子

診察室では親しい医者にもなかなか聞けない聞けない「なぜネット上にニセ医者が存在できるのか」です。
私なりの解釈ですが。

医師会等では時々大きな建物で勉強会があります。
といってもスライドショーや最新の医療機器見て、あとは懇談会という名の立食パーティー、という流れなんですけどね。
酷い時には小学生の娘さん連れてくるおじさん医者とかがいる始末。将来娘に病院を継がせたいのでしょうか?
なぜコメディカルである私がこんなことを知っているのかというと、医師向けの勉強会の招待状がコメディカルの手に渡ることが少なからずあるからです。
特に診療所はその日によっては医者が1人しかいませんから、余った招待状やタクシー券!が事務員や看護師や理学療法士にお下がりされるんです。

また医療機関にはわざわざ向こうから出向いてきた製薬会社のプロパーによる勉強会があります。
そこに出席できるのも医者だけではありません。
プロパーとは製薬会社から医療機関に来るセールスマンのことです。
ナダマンのお弁当とかを持ってきてくれます。そして薬学部出身者はびっくりするほど少ないです。工学部とか理工学部の人がほとんどです。少なくとも私が働いたことのある場所に来たプロパー達は。なぜ分かったかというと、プロパーの大半はこちらに親しみを持ってもしいのか、スライドショーの前に自己紹介をするからです。

あとオペ室に入れるのは必ずしも国家資格ホルダーだけではありません。機器や器具の準備とかしかしないですけど、医療従事者大好き人間からすればちょっとした医者気分看護師気分でしょう。

つまり、医療機関に勤めていると、世間から医者しか知らないだろうと思われている情報を医者以外が知る機会が少なからずあるのです。
だから、ネット上のニセ医者の一部は医者のおこぼれを頂戴したコメディカルだと思います。
偽コメディカルの一部は多分、昔医療事務やったことがあるけど今違う仕事についてる人でしょう。

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