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「本編・第5回」 花風社アンチの考察 アーカイブ版 by ブルー

<花風社アンチに関する考察:本編第5回>

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本編第4回

仕事のお部屋

ずっと続いている市場の話の続きです。
今回からは市場の消費者をもう少し詳しく考えます。

■事例⑪:「あんなにアサミ社長が口汚いのに、支持者がいるのが本当に不思議」

この発言に限った話ではないのですが、どうもアンチの一部はTwitterをやり過ぎているうちに、「Twitterが全世界」みたいに神経系が最適化されてしまうようなのです。これはアンチの中でも相当に重症の部類です。「Twitter病」と言っても良いでしょう。

ちなみに、ある調査によると、Twitterの国内アクティブユーザ数は、2019年の終わりの段階で4,500万人なのだそうです。そうすると、日本国内に限定しても、まだTwitterをやっていない人の方が少し多い感じですね。

いずれにせよ、Twitterをやりすぎているうちに、ついつい彼らが忘れてしまうのは「市場にいるサイレント読者」です。クラスタでもない。そもそもTwitter等、SNSもそれ程やっていない。しかし、花風社の本を買っている層です。

私は一読者なので推測に過ぎないのですが、花風社の本を買う人の中でおそらく最も多いのはこの層のはずです。少なくとも数万人はいるのではないでしょうか。

これはTwitterをやめて、世の中を落ち着いて考えれば、誰でも分かるはずなのですが、アンチの一部は、Twitterをやりすぎているうちにわからなくなってしまうみたいです。

「これだけ炎上して、あれだけ社長が口汚いのに、支持者がいるのが本当に不思議」
「カルトをなんとかしなくては」

これを真顔で言っています。支持者がいるのは、本の内容に賛同し、試行錯誤したら良い結果が出た人がいるからです。難しい話ではありません。しかし、このシンプルな話がアタマからうっかり飛んでしまっているのです。

アンチの中には不買運動までした人もいたとかいないとかですが、いずれにせよ、彼らはTwitterには出てこない、しかし市場に確実にいるサイレント読者の存在を思わず忘れています。つまり、「消費者の量」がもう見えなくなっているのです。

Twitterで発信をしていたり、「どっとこむ」で書き込みをしているクラスタさんは読者の中でも「氷山の一つまみ」にすぎません。一部のアンチは、その「氷山の一つまみ」を憎むあまり、それだけでアタマがいっぱいになってしまっているのです。

ここまでが「読者の量」の問題です。

そして、量を考えるならば、もう一つありますね。質の問題です。

■事例⑫:「医療・福祉からの引き剝がしダー」

アンチがこれを言い出す時は、代替医療批判の際によく登場する「医療ネグレクト」のような文脈で、すなわちそれは「虐待ダー」という非難の意図が入っています。

つまり、花風社の本や栄養療法を選択することにより、当事者・保護者が「必要な支援」を選ばなくなるので、それは虐待ダー、ということですね。アンチ側にいわせると、花風社が当事者や親をたぶらかしたんダーというわけです。

私も当事者なので、こういうことを言うアンチは当事者や、当事者の親御さんの主体性が分からないのだな、と感じていました。

当事者や親御さんも色々ですが、自分の意志で医療や福祉から自立したい方もいらっしゃるでしょう。

つまり消費者としてどのようなソリューションを選ぶかを主体的に選択した結果、医療や福祉の利用法を自分なりに考えていくことも多々あるとは思いますが、その現実が気に喰わないのです。

同じ文脈で、ある花風社支持の当事者に対して、「あの人はアサミ社長にコントロールされている」と言っていた人までいて、爆笑したことがあります。

私には、当事者の方と浅見さんがTwitterで対等に交流しているように感じました。つまり、アンチにとっては当事者というのはどこまでも無知で弱い存在で、主体性を見出すことができない人々として認識されているフシもあります。

しかし、医療や福祉をどの程度使うか、判断するのも、当事者・保護者の主体性が基本になります。

■主体性の差

この連載で述べてきたアンチの嫌いなもの「結果の差」「市場の現実」は、結局一人一人の主体性が前提となるものです。

結果を出し、市場で選ばれる人になるにも主体性がいります。そして、消費者として市場で選択をするにも主体性がいります。

これらのものを嫌うということは、結局は自分たちの主体性の弱さを意味しますし、そのモノサシでそのまま他人を見てしまうのです。

治す・発達させることができる人の主体性は、当事者であれ、凸凹キッズの親御さんであれ、アンチが想定するよりはるかに強いものです。

アンチがTwitterで不満を吐くのは、指先と反射(@座波さん)の問題です。それに対して、身体アプローチをやっていくには、実際に身体を動かして行動していかなくてはいけません。

行動する際は反射ではダメで、よく考えて情報を吟味し、かつ取り組んだら身体と結果をよく見て試行錯誤をし・・・と、労力もいろいろと掛かります。

(※ただ、結果が出てくると当事者の身体から希望が出てくるので、楽しみながら自然に続くフェーズになりますが)

主体性という単語には「体」という文字が入っています。Twitterは究極、「口先のもの」です。しかし現実の取り組みには体やアタマ、そして心を動かすことも含めた、実際の行動が必要です。

Twitterでうさ晴らしをしている人と、実際に身体・栄養アプローチに取り組んでいる人にはこれだけの差があるのですが、何しろアンチ自身の主体性が弱いので、これを見誤ってしまいます。

このメカニズムを花風社っぽく言うと、「固有受容覚の弱さ」、ある専門家の言葉を借りると、「自分の自我がないと、他人の自我を認識できない」のです。

人は良きも悪きも、自分を通じてしか他者が分からないのです。

キリがいいので、今回はここまでです。「消費者の質」の問題は、まだ次回も続きます。

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